電車で元気にゴーゴゴーだぜ!

お久しぶりです。

知らないうちに冬が春になりそうでこわいです。

どうしてもこれだけは見てほしい!という体験をしてきたので久々に更新します。

大阪周遊パスでチームバトルをしてきました!

…と言ってもhuh?(猫の顔)という感じですよね。
(3月8日追記:編集してる間に猫ミーム廃れちゃった。)


どういうことかというと、大阪メトロが発売している周遊きっぷ(市内の地下鉄やバス・一部私鉄が乗り放題)を使って「先にミッションをクリアしたチームが勝ち!」というyoutubeの企画じみたことをしてきました。以下、簡単なルール。

上の説明書には書いていないのですが、上記に加えて

・ゲーム開始1時間後より、毎時00分にお互いの位置情報を公開
・飲食経費を除き、金銭の使用は原則禁止
 (周遊パスでできる範疇の行動を実施)

という設定も設けました。

では、続いて肝心のミッションにはどのようなものがあるのかを紹介していきます。イクゾー!(SE)

なお、ミッションやクエストの参考にしたのは西園寺さんのyoutubeチャンネル。

所要時間と費用規模は真似できませんが、位置情報の公開や抜け道のあるお題を探す際など、各種ルールの参考にさせていただきました。
こちらも面白いのでぜひ!
(個人的には秘境駅を雑学交えながら散歩しているような動画も好きです)



ミッション(原則参加必須)について

背景色は御堂筋線のラインカラー

最初のミッションはこちら。

先ほど「周遊パス以外の金銭使用は禁止」と書きましたが、ミッションは基本的に大阪周遊パスで使用できる公共交通機関および施設を活用することでクリアできる内容になっています。

周遊パス1日券の値段は2,800円なので、3つほど施設を利用するだけで簡単に元を取ることができる破格のチケットです。

1つ目のミッションは「とにかく高いところにのぼれ」というもの。

「ここって100m超えてるのか?」というのが曖昧にならないよう、高層ビル等を利用する場合は30階以上、という指定を追加しました。

最速でクリアするにはゲーム開始時にプレイヤーに課されている「エスカレーターおよびエレベーターの使用禁止」という制限をクリアするか、周遊パスで無料利用できる施設の中に天保山の観覧車があるので、真っ先にここへ向かえば江坂駅に寄るよりも早くクリアできるかも?

観覧車以外の施設を使う場合は、休日に非常階段を全フロア解放しているとも思えませんので、江坂駅の制限を解除しないことには達成が難しそうです。

※長くなるので実際に遊んでみたレポは別途記録します(編集点)

背景色は鶴見緑地線のラインカラー

続いて、2つ目のミッションはこちら。

1つ目のミッションには解答が複数あったのに対して、こちらは鶴見緑地駅にある植物園、「咲くやこの花館」でのみクリアが可能となっています。

1つ目のミッション同様、こちらはコスモスクエア駅にて解除できる「乗換案内を含むインターネットの使用不可」という制限をクリアしていなければ、目的地を割り出すのが難しくなっています。

とはいえ、周遊パスで入れる施設一覧の紙は周遊パス購入時にプレイヤー全員が獲得しているため、この紙からある程度アタリをつけることは可能です。

次回の記事に書くのですが、実際にプレイした際は2つある植物園の候補それぞれに電話でお問い合わせして目的地を確定しているチームもありました。(特定の花をどうしても見たい謎の客)

背景色は千日前線のラインカラー

3つ目のミッションはこちら。

お昼ご飯を食べる時間を作られるように…と思って設定したこちらのミッションですが、基本的に先着かつRTAのようになってしまうため、実際にプレイすると両チームとも天下茶屋駅(飲食制限解放)に向かい、その場での買い食いを目指す形になってしまい、かなり忙しなくなってしまいました。
(呑気なので「みんなどこかのごはん屋さんに入るかな♪」などと思っていました、そりゃ買い食いのが早いわな)

そのため、片方のチームがミッションを達成した後は一時休戦とし、別途お昼ご飯の時間を設けました。

背景色は谷町線のラインカラー

さて、昼食を済ませてここから後半戦です。

4つ目のミッションは「大阪城の天守閣へ向かえ!」だったのですが…昼食前にゲームマスターがこのミッションをお漏らししてしまったので、ミッション5・4は順番を入れ替えて実施しました。

大阪城の天守閣も周遊パスを提示すれば無料で入館が可能です。

また、周遊パスで移動できる範囲には「谷町四丁目」「森ノ宮」「天満橋」と最寄り駅が複数あります。

相手チームと同じ駅に着くと居場所がバレてしまうのですが、上記の択をずらせばこっそり近づくことも可能です。

背景色は中央線のラインカラー

5つ目のミッションはこちら。

こちらも同じく周遊パスで利用可能な施設「HEP FIVE観覧車」または「天保山大観覧車」にてクリアすることが可能です。

が、周遊パスで観覧車を利用できるのは1回のみ。

そのため、ミッション1(地上100m以上の場所に向かう)を観覧車を使用してクリアしてしまった場合は本ミッションの選択肢がひとつだけになってしまいます。

余談ですが今回上記のミッションを「せっかく乗れるし…」で組んだところ、ゲームマスターを含むメンバー6人のうち4名が高所恐怖症・閉所恐怖症のためみんなに苦行を強いることになってしまいました。(私も怖かった)

事前に確認しておくか、苦手な人は下で待機している間に別のことができるなどの抜け道を作っておくべきだったと反省しています。

観覧車、鉄骨の部分見るのがすごい怖いんだよなあ。

背景色は四つ橋線のラインカラー

最後のミッションはこちら。

説明が長ったらしいのですが、要は「JRの新しくできた改札までより早く、短時間で辿り着けたチームに得点が入る」というものです。

先着と所要時間で得点を分けたのは、最後に結果発表をおこなうまで勝敗がわからないように・逆転ができるように、という意図がありました。
ゲームあるあるですよね。

また、こちらのミッションではタイム計測を終了させるためにJR大阪駅へ入場する必要があります。

しかし、周遊パス以外の公共交通機関を利用することは原則禁止となっているため、プレイヤーはJR大阪駅に入場するための手段を探さなければなりません。

ではどうすればよいのか?


クエスト(任意参加)について

最初に貼ったルール表に記載がありますが、実はプレイヤーにはミッションとは別に、逆転やアイテム入手できる要素として「クエスト」を出していました。

クエストの一例。ミッションとは別に定期的に発令。

…と、こんな具合に「ミッションよりもお手軽だけど隙間時間にやっておくと得点を稼げるコンテンツ」として実装しました。

見たらわかると思うのですが、ペルソナに影響されてノリノリで文章を書いています。

実はわたしのリサーチ不足により得点の大半があるクエストで獲得した得点になってしまうのですが…(そんなのばっかだな)

詳細については遊んでみたレポと一緒に次回の記事で紹介できればと思うのですが、クエストの中には得点ではなくアイテムを獲得できるものがありました。

クエスト8・10に注目

このように、クエストを達成することで何が起きるのかは発令時の文章でなんとなく察することができるようになっています。

では、アイテムとはいったいどのようなものなのかというと…

クエスト10を達成したチームの報告画面

アイテム1:ステルスカード
名前のとおり、1時間の間無敵になれるカード。
最終ミッションや大阪城で鉢合わせの可能性があるかな?と思って作りました。参考は冒頭でご紹介した西園寺さんの企画から。

クエスト8を達成したチームの報告画面

アイテム2:JR大阪駅の入場券購入権利
なんだか分かりづらい名称ですが、要するに周遊パスでは入場できないJRの大阪駅への入場チケットです。

当初は事前にゲームマスターが入場券を購入して手渡ししようと考えていたのですが、入場券の有効期間が購入から2時間だったため権利のみの付与となりました。

さて、話が戻りますが最終ミッションをクリアするためには上記の入場券をゲットする必要があったんですね。

クエスト内にはどのアイテムを入手できるかまでは書いていないので運要素になってしまうのですが、こちらのアイテムは新大阪駅で獲得できるので「新大阪なら梅田あたりはいっぱい通るだろうしみんな行くかな~」などと考えていました。

余談ではありますが、クエスト9「駅メロを録音しろ」はJR大阪駅入場で荒稼ぎできるクエストでした。時間なかったけど。
天王寺とか入れるようにしてもよかったな、阪和線のメロディ好きだし(私利私欲)


反省点と次回に向けた改善策

プレゼンみたいな見出しやめれる?

ここまで読んでいただければわかると思うのですが、テストプレイなしで走り出した企画のため想定外がいっぱい起こりました。

自分用のメモも兼ねてひとつづつ振り返っていきます。

反省① ルールの共有が甘かった

まずはなんといっても、2人のゲームマスター間やゲームマスターとプレイヤーの間に認識の齟齬が多かった点です。

たとえば、クエストの中に「神社に参拝すると神社の数に応じて10pt」といったものがあるのですが、この”神社”の定義が難しく、

・敷地内のお社はすべて1まとまりの神社として換算
・お社ごとに1つの神社として換算

というように、チームごとに違ったとらえ方でクエストが進行してしまいました。

お社ごとに別の神様が祀られているので定義としては下が正しいのですが、同敷地内のものは1つとして換算するものと思いクエストを作成してしまっており、ルールを統一するために片方のチームの得点を一部無効とする羽目になりました。申し訳ない。

他にも、最終ミッション発令~ゲーム終了までに新大阪へ寄ることができず、最終ミッションにチャレンジできないチームもありました。
このあたりは「最終ミッションクリアにはアイテムが必須」ということをもっと事前に匂わせる必要があったと反省しています。

反省② 巻き返しが難しいミッションが多かった

次に、ミッションについてです。

ルール上、ミッションは「いずれのチームも原則参加必須」となっていたものの、ミッションの発令タイミングを”片方のチームがミッションをクリアしたタイミング”に設定してしまったことで、競争を煽るのが難しくなってしまいました。

たとえば、植物園のミッション直後にごはんを食べる(実質天下茶屋駅へ直行)ミッションが出てしまうと、「ミッションを達成した相手チームは今鶴見緑地にいるんだな…」というのがわかってしまい、どちらが最短で着くのかがわかってしまいます。

大阪城のミッションなんかも、天守閣が駅から遠いので相手がすぐには移動できないことがバレちゃいますよね。

1時間に1回お互いの位置情報を共有し、相手の行動はなんとなくわかるようになっているため、ここはもう少しタイミングをずらせばよかったな~と感じました。

というのを序盤に気づいたものの、途中でルールを変更するわけにもいかず…ゲームのルールを作るってめちゃくちゃ難しいです。

反省③ ゆっくり観光する時間がなかった

最後に、今回の企画は周遊パスを目一杯使って遊ぶものでしたが、せっかく様々な施設を利用できるにもかかわらず、ミッションやクエストが忙しなく発令されるため、観光の時間があまり設けられませんでした。

植物園とか大阪城とか、せっかくならちゃんと見て出たいですよね。
(片方のチームは植物園を満喫していましたが、私が同行していたチームは大阪城をUターンしました)

あとは、ごはんを食べる時間についても今回は偶然両チームが天下茶屋駅で鉢合わせし、一時休戦しようと提案できたからよかったのですが、本来の予定だとコンビニで買い食いのような形になるところでした。

ゲームバランスを気にしつつ観光も兼ねるって難しい…

この間参加した山手線の謎解き企画は制限時間はないものの、謎解きと観光のバランスが素晴らしかったです。(下記、宣伝)

記事はオタクの感想(長い)なので読まなくていいです。謎を解け!

総括のようなもの

上記の反省点を踏まえ、やっぱり企画をきちんと遊べるレベルに持っていくには複数の視点での確認やテストプレイが必須だと感じました。

今回、私だけでなくもう一人の友達に企画を助けてもらっていたのですが、「ゲーム開始時、プレイヤーは行動に制限がある」等の要素はその友達が考えてくれたものでした。

他には「クエストで入手できるアイテムには何の役にも立たないハズレがある」など。

このアイデアがなければかなりヌルゲー化してつまらなくなっていたと思うので、友達さまさまです。
飯タイムしかり、己の考えの甘さが目立つ。

今回は完全に私の思い付きで実行した遊びだったのですが、やってみるとなんやかんやありつつも楽しかったので、東京メトロやJR版等、また似たような遊びを作ってやってみたいです。

作る前にみんなに共有した企画案


また、いつも自分がお世話になっている謎解きや脱出ゲーム、YouTuberの企画のようなコンテンツはものすごい試行錯誤の上に成り立っているんだな…と改めて実感しました。
コンテンツを作る人たちってやっぱりすごい。

ここまで読んでくださった方々(いるのか?)、みんなでプレイした後に「今度は改良版を作ってほかの人がやってるのを見たいね」という話になったのでよければ遊んでみませんか?

それでは、長くなりすぎたのでこのあたりで終わります。

友達が実際に遊んでくれたがとても嬉しかったので、レポもすぐ更新します。(ブロガー気取り)


ほな…

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