ずっと工房に居ます

製作の日々です。
阪急うめだ出展、取材が数件、徳島県内出展と、皆様にご覧いただける機会はつくりつつも、私自身はひたすら工房に籠ってます。
フルオーダーは勿論、定番品もつくる毎に向上を求めております。微に入り細に入り、はたまた発想を転換して全部捨てる場合もあったりと、日々充実した製作を行えています。

私のしごとを要約すると「振り絞って、良いものをつくって、喜んでいただく」というところです。
毎度真剣勝負です。最近はもっと脳味噌を振り絞る握力を増せないかと考えています。つくり続ける中での気付きや古い品物から学ぶことをベースに、より良い形をイメージする発想力をもう一段高めたいです。

若い頃、仲の良い他業種の職人と「もしもつくるものに熱が無くなったらお互いすっぱり辞めようぜ」なんて杯を交わしました。青い時代の良き思い出ですが、そんなものは杞憂でした。年月を経て熱はどんどん増してます。ちなみにその友人も品物と向き合いながら進化している嬉しい仲間です。

この数週間は公私共に色々なことがあり、時計の針は一秒も取り戻せないことを強く意識させられました。
自分が本当につくるべきものの在り様を改めて考えています。職人として深く進んでいきたいです。