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田岡亮祐
2021年8月28日 00:10
厚みのある革をスライスして薄くすることを「漉き(すき)」といいます。革の厚みの調整はとても重要です。例えば財布をつくるとして、表の革は全体に何ミリで、縫い目の手前からコバまでを更に薄く何ミリに斜めに漉いて、内側の革は何ミリでコバ付近は何ミリ、重なるパーツは何ミリ・・・と勘案します。多数の革が重なる小物の場合、耐久性との兼ね合いもありますが、「たくさん重なる部分だからそのままでは厚くなりす