カメラ設置高さの計算検証【リモートポケカ】

本検証の背景/目的

リモート対戦におけるWebカメラ、あるいはスマホをカメラとして使用する場合の設置高さは現物を見ながらの調整となってしまう。

使用するカメラのスペックさえ分かれば、プレイマットのサイズから必要な設置高さを割り出せると考え検証を行ったので結果を共有する

スマホをカメラとして使う方法については以下の記事を参照のこと。


検証方法

大きく以下、4つのステップに分けて作業を実施した。

また今回はスマホをカメラとして利用するケースを想定し、iPhoneSE~iPhone12 Pro MAXまでのを21機種を対象として計算を行なった。


①焦点距離の確認

各iPhoneの機種毎の焦点距離を調査。下記サイトより情報を抜粋。

後述の画角の計算に利用する為、35mm換算された焦点距離が必要となる。

またiPhoneは動画撮影時に画角が1.28倍になるようなので計算にはこちらの値を用いる。

■参考


②画角の算出

確認した35mm換算の焦点距離を計算ツールに入力。

出力された画角を確認。

画像1

画角を計算したツール


③必要なカメラ高さの計算

画角とプレイマットのサイズを元に必要なカメラ高さを計算する。

各プレイマットのサイズは以下とする。

画像3


■計算式

三角関数を用いて求めることが可能。(算数が出来ないのでちょっと怪しい)

a:カメラ高さ

2b:プレイマットの幅/高さ

2θ:水平方向/垂直方向の画角

よって a=b/tanθ で求めることが可能。

画像4

Excelで使った関数を記載する。

=(プレマサイズ/2)/TAN(画角/2)

※角度は事前にradに直す必要があるので注意


④計算結果と実際の撮影動画の確認

計算結果を元にカメラを設置し、撮影した動画を確認する。

リモート対戦を想定し、「iVcam」で映った映像の範囲を対象とする。

■確認条件

カメラ(スマホ):iPhone11

プレイマット:日本製プレイマット

算出した必要高さ:547.78mm


結果

①~③において算出したiPhone機種別に必要なカメラ設置高さをまとめる。


④で実際に撮影した条件と動画のキャプチャ画像を貼り付ける。

画像4

画像5

考察

画像を見るにまあまあ合っていそう。

計算に使っている値自体も怪しいので一つの条件を洗い直し、再検証することも余裕があれば実施したい。

④は適当過ぎるのでやり直したら記事更新する。


結論

使用するカメラのスペック、プレイマットのサイズから必要な設置高さを割り出すことが出来た。


今後の展開

・計算ツールの作成/提供

→とりあえずExcel関数レベルで良いかなあと思っている


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?