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『トラペジウム』上映館を求めて2 淡路島編

『トラペジウム』の熱がずっと冷めないので淡路島に行ってきました。近畿からだと意外と近いです。大阪からも神戸三宮からもバスがバンバン出てるし自家用車持ってなくても全然オッケー。たぶん四国からも近い。まだ2回週末があるし、みんな行こう淡路島。

前回の


9/1 洲本オリオンへ

この日は洲本オリオンに行くぞー!とずっと前から計画していたものの、令和6年台風10号サンサンの影響により直前で旅行が危ぶまれる事態に。この台風、発生当初はすごく強い勢力のまま東海と関東を襲う!という予想で、まあ淡路島は全然関係ないし別にいいか、と思っているうちにどんどん進行が遅くなり、かつ鹿児島から九州四国を経て東に行くコースになるなど、日に日に「これもしかして行けないのでは??」という感じになっていました。台風マジで迷惑。
淡路島、島なので、車で橋を渡るか船を使うかでしか行けず、その橋が強風だと閉鎖されてしまうんですね。なので直前まで行けるかどうかとなっていた上、遠足の前の日の小学生みたいなテンションで全然眠れず・・・あまり具合がよくない状態で奈良を6時半ごろ出発しました。
8時に神戸で友人を拾い、そのまま高速で橋を渡り、即下道へ。淡路島、高速は100km/h出してよくて、実際は平均120km/h以上で流れてるんですが、時々兵庫県警がヌッと出てくるんですよね。春頃に四国に行った時も、帰りにPAに連行されていく車を見たので、今回は時間もあるしで下道を行きました。

高速降りてすぐ、何故か植えられてるヤシに『トラペジウム』を感じる

下道ですが海水浴のシーズン終わっていて夏休みでもないので、普通に法定速度かそれ以上で流れていました。その意味でも高速降りて正解だったなと。海岸沿いほぼ1本道を1時間ちょっと運転して洲本エリアに10時前に着きました。
洲本エリアの映画館「洲本オリオン」の周辺に駐車場が無く、停められる場所もパッとよくわからなかったので適当に走っていると「ホテルニューアワジ」の周辺に出ました。基本、太い道は一本道なので、Uターンとかあんまできない感じなんですよね。ホテルニューアワジさんは社宅が団地みてぇなサイズで6号棟とかあって、スケールを感じました。
コンビニで休憩して地図を調べつつ洲本市街地エリアに戻り、バスセンター前の市営駐車場(洲本バスセンター前駐車場、洲本市港1-1)に駐車。「台風対策のため終日無料」とのことで有り難かったです。普段もそんなに高くないはず。

そのそばにあるドラクエの碑。堀井雄二さんの出身地の関係との事。

駐車場から徒歩10分程度で洲本オリオンさんへ。やってますね!早速11:00~の通常上映回を観ました。日曜という事もあり、15人以上20人程かな?かなり人が入っていました。
名前にちなんでか「オリオンサイダー」「オリオンビール」とか売ってて、自分は運転なんでサイダーを飲みましたが、このサイダーも沖縄のオリオンビールのところが作ってるとのこと。コリアンダーとかカルダモンみたいな、ちょっとカレーっぽい香辛料の雰囲気がある独特の香りで楽しい飲み物でした。

トラペジウム→レヴュースタァライト再編集映画→トラペジウム(字幕)→レヴュースタァライト劇場版→トラペジウムという狂気のスケジュール

35日ぶりに見る『トラペジウム』、沁みました。いやー丸々1ヵ月トラペジウム観ないなんてこと、これまでの人生でなかったですからね。
その後『レヴュースタァライト』を観たい気持ちは割とあったんですが洲本散策と昼食という事になり、商店街をブラブラした後で目に留まった「喫茶ビエン」さんに入りました。

アイスカフェオレ450円。層が美しい。
ピラフ550円だったかな確か。そんな値段でいいんですか。
フルーツパフェ700円。

どっしりとした「ザ・喫茶店」という風格がある建物・内装なものの、全面禁煙で(昔の喫茶店にありがちな)ヤニがベットリということもなく、メニューは全体的に安価で美味しい、とても素晴らしいお店でした。

次いで近隣にある和菓子屋「長手長栄堂」さんへ。島の特産のオレンジを砂糖漬けにして干して使った「あわじオレンジスティック」が有名で、他にもいろいろ美味しそうなものがあったので買ってきました。

長手長栄堂さんのお菓子

賞味期限順に食べているのでまだ食べていないものも多いですが、「うずみ」はオレンジの皮の砂糖漬けを刻んだものが入ったこしあんを薄い最中で包んだ一品で、噛むとオレンジの爽やかな風味が弾けてとてもよかったです。「あゆ焼」も求肥がとてもボリューミーで大満足。「八狸まんじゅう」は栗がゴロっとしててとてもナイスでしたね。全般的にレベル非常に高いのにお求めやすい価格で、ここかなりオススメです。

狸と言えば、淡路島は「芝右衛門狸」という芝居好きの化け狸の伝説があり、洲本オリオンさんの近くに碑があったのでテンションが上がりました。伝説の時期的に洲本オリオンさん(元・芝居小屋)がそのものズバリの場所ではないでしょうけども、あまりに近い場所だったもので。京極夏彦『巷説百物語』ver.の芝右衛門狸のロケ地とかならワンチャンあるかもな~と思い、個人的にテンションが上がりました。陰惨な話ですけどね。

さて2回戦

15:20~の日本語字幕付き上映へ。これ何気に25回くらい観る中で初めてだったんですが、発見の連続でしたね。特にテネリタススカウトを成功させてラジオ聞きながら西テクノ高専に攻め入ろうとしているゆうのバックで流れているラジオが書き起こしされていて、『恋愛DOCHU膝栗毛』をリクエストしているのが「ラジオネーム"子羊うさぎ"さん」だったというのは痺れましたね。「羊(声優:羊宮妃那)」と「うさぎ(言わずもがな象徴的グッズ)」で大河くるみを匂わせつつ「R.N"恋するウサギ"ちゃん」にも掛けるというテクさ。いやーよかったです。

3連トラペジウムもやってもよかったんですが、冒頭の通り寝不足で運転もせにゃならんということで、これで帰路に着きました。洲本オリオンさん、熱い上映ありがとうございます。
駐車場からは洲本城が見えて、「ぽく」て良かったです。

山の上の城、洲本城。城マニアからの評価は微妙らしい・・・

そういえば何気に『トラペジウム』を人と観に行くというのも初めてだったんですが、トラペジウムのカルトクイズを解かせてみたり、あのシーンはどうこうと喋ったりと楽しい帰路になりました。

同行者「くるみちゃんは美嘉を連れてきた時点で計画を知っていたし共犯者意識があったと思うんですよ!だから絶対シンジは内通してて!だってそうでしょう?どうやって美嘉ちゃんを見つけたのかは僕原作読んでないから知らないんですが・・・」
ワイ「いや、あれは何というか、逆なのよ」
同行者「逆というと??」
ワイ「美嘉ちゃん"が"、くるみちゃん"を"、狙ってストーキングまがいのことをしてたの」
同行者「えっと・・・」
ワイ「だから東ゆうと美嘉ちゃんで、くるみちゃんという"ターゲット"がバッティングしたハンター同士みたいな関係になってて」
同行者「えっ怖っっ!」
ワイ「怖いといえば、この頃の美嘉ちゃんは"地の文"に潜り込む特殊能力とかも使ってるし・・・」
同行者「えーー(ドン引き」





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