ウィルコの朝は早いという没曲を書いたことがある。

1/26
いいことがあった日は日記を書きたくなる。まあ、別に書いてない間悪い事しかなかった訳じゃ無いんだが。今日は愛しておくれとボイガルとみなみとさよならミオちゃんの4マンだった。何年か前に、グッバイフジヤマとボイガルとグミのスリーマンがCOLONYであって、俺はさよならミオちゃんを始めてたんだけど、普通に客として観に行っていて。楽しかった分、なんか悔しかったのを思い出したな。
ボイガルとみなみのライブを見てセトリを変えた。このままでは負けてしまう気がして。
結果、とても伝わってる感触があるライブが出来た、と思う。
芸術、まあ俺らの音楽が芸術かどうかは置いといて便宜上使うが、芸術なんてものはお金を頂いている以上他者評価が絶対だとは思っている。が、この日は自己評価、他者評価、共にいいライブを4組で作り上げられたと思う。あの日の自分へ、もう少しバンド続けたらお前も良い夜をその3組と作れる様になるよ、頑張ってそんまま。

「りめんばみ」という新曲をライブで初披露した。この曲は僕にとって特別すぎる、自分のことをそのまま曝け出したような、BUMPのフジくんなら「Title of mine」と付けてしまうような曲、これが良いって思わないんだったらお前は音楽を2度と聞くなという曲なんですが(他者評価の話どこいった)この日にたくさんの人の前で歌えてよかった。一生歌っていく。

打ち上げ中に僕は27歳になった。27歳になる瞬間を、この人たちと迎えられてよかった、と心から思った。

1/27
打ち上げ後朝までCOLONYのPA吉井すん、ジューシーすん、愛して中山さん、ほしみさんと遊び、ほぼ寝ずに京都へ。もう27だよ、無理な遊び方すんなよ、とも自分に思ったが、これが本当に楽しいので仕方がない。この人たちとも一生付き合ってくんだろうなあって勝手に思った。

「磔磔」というなんとなく憧れだったライブハウスに初めて出た。楽屋には往年のスター達のサインやら看板が所狭しと並んでおり、俺の好きなウィルコジョンソンのサインを見て飛行機の疲れが吹っ飛んだ。
1年ぶりの関西、前はいつまでもそのテンポでの企画で行ったことなどを思い出しつつ。今年はもう少し間を開けずに行きたいなと思った。

終演後、11月に札幌で仲良くなったセイヤの家へ。セイヤの作った猪鍋が美味すぎた。暫定2020年No.1鍋。
この日は腹が痛くなるくらい、ただただみんなでする話が面白すぎた。ULTRA CUBのカーミから「オナ草四郎」というワードが出てしばらく大爆笑したことは覚えているが、今冷静に考えるとどの状況で出て、なんでそんなに大爆笑したのかと小一時間。俺は京都に生まれていたら生まれていたでまた違う最高に楽しい人生があったな、と思った。

1/29
1ヶ月ほど前にHue’sみずやんに「泥舟みたいなヒップホップクルーを組んだんだけどラップせん?」と言われ、「なんかわからんがやってみる」と返したためら京都MUSEでヒップホップをやってきた。ASCII BOXという名前のクルー。リーダー(でいいんすかね)のアカマツはこの日人生初ステージなのに、冒頭の32小節を1人で歌い上げるという鬼ノルマを課されていた。でもめっちゃカッコよかったなアカマツ。俺はと言えば必死に考えたラップを8小節中4小節飛ばし、ずっと同じことを言い続ける前衛的なスタイルのラップを披露した。

ライブ前のスタジオで「やべえこの曲のフック出来てない!!!!!テーマはインターネットの失敗!!!!!日野くんフック考えてや!!!!!!」と言われたので「ネットばっかやってた ニュース速報も見ず ハム速を見てた long long ンゴ ンゴ long long ンゴ ンゴ…」というフックを考えたらまさかの一発採用だった。なんなんだlong long ンゴンゴって。語感だけバリバリに良い。

関西に行くと友達がどんどん増える。5年前、みずやんにFireloopで会ってなかったらこんな楽しい日もなかったんだなと思うと、つくづく俺の人生は奇跡的にうまく出来ていると思う。「奇跡的にうまくいく」という才能なのか運なのか、そういうものが俺はあるなと改めて思った。多分すごく良いことだ。

2/7
京都から帰ってきてからなんやかんや毎日忙しく過ごしている。久々にスタジオに入ったけどりめんばみはやっぱ死ぬほど歌ってて気持ち良い曲だな。サウナにそろそろ行きたいなと思ってます。

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