2022年4月期gumi本決算
個人の考えの整理であり、投資勧誘目的ではございません。
今回の決算に置ける注目ポイントとして、以下の3点がある
ゲーム事業黒字化
暗号資産、ファンド関連
メタバース事業材料
順に考えを記していく。
ゲーム事業黒字化
暗号資産、ファンド関連
関連の暗号資産は多いが、子会社のgumi cryptosで持っている暗号資産はKLAYとTFUELのみなので、評価損は2億程度と思われる。
今後OASYS、AGORICの上場によりこの2つの暗号資産も決算に乗ってくるが、今回の決算には影響は無い。
ファンドの売却益としては8thwallのEXITが僅かだろうが確定、トークンのロックアップは順次解除されているはずだが、売却益は予想不可能。
VRFUNDの評価損も不明だ。
1号ファンドのgumi持分100億超は確実に目減りしているが、為替の影響やエクイティも多いので感覚としてだが80億程度はあると思う。
2号ファンドは出資済み、前Qで関連会社にも入れているので、タイミングによっては為替差益が発生しているかもしれない。
DJTが4Q期間中に資金調達を行ったが、こちらの株式は売買目的外有価証券に分類されるので原価法で計算、期末の洗替えは無いので評価益としては載ってこないはずだ。
もうひとつ利益の予想としては、為替による為替調整額がある程度その他包括利益に乗ってくるはずだ。
為替の動きと合わせてみると、19年4月末ドル/円111.143→20年107.165△162百万→21年109.331 +192百万→22年129.867となっている。
単純に計算すると1円毎に88.6百万円、21年4月と比べては20.536円差があるので約18億となる。
3Q時点で純資産には215百万円の計上があり、そちらで計算するとおよそ6億となる。
期末時点でどのような振替が行われているかは不明だが、決して無視できない数字は出ると思う。
メタバース事業材料
材料としてはまず第一にブロックチェーンゲームの進捗。
OASYSのメインネットが7月になるので、それに合わせるかどうか。
公開されているOASYSの役割分布からいうと開発力はgumiに集中しているので、複数のブロックチェーンゲームが出てくるものと思われる。
次に求人から見る重要戦略として、ブロックチェーンメディアの運営、海外ブロックチェーン企業との協業がある。
前者は、ばんぐみ担当の広報がOASYS広報へと移籍したことも関係あるように思える。
単にブロックチェーンゲームを開発するだけでは無く、メディア運営まで手を広げるということは、OASYSを中心としたブロックチェーンゲームの情報をまとめられる立場にある、と考えられる。
海外渉外に関しては、元来THETAやONT、NEOなどとの協業締結経験もある。日本で最大のWeb3.0ファンド運営は強い武器で、投資先を中心とした協業により海外ブロックチェーン企業と日本とのハブになれる可能性もある。
川本社長が本決算と株主総会での戦略提示を強調していることもあり、この期間での動きが期待される。
ちょうどOASYSのメインネットローンチ期間でもあり、NFT.NYCや東京でのイベントもあるのでそこに合わせてOASYSの動きもあると思う。
OASYS、DJTの主要メンバーとして
元gumi
松原、国光、広報、松谷、稲川(敬称略)
関連
DJT、MCH、YGG
と非常にgumiの関連が目立つ。
OASYSのTwitterフォロー先に松村ミコさんがいることから、恐らくgCcから資金調達しているはずだ。
OASYSの動きとしては、先日のAMAにて翻訳が間違ってなければだが、来春に大型タイトルリリースを示唆、当初6月から延期にはなったが、7月メインネットローンチ。
WPから、1年で10~20のDappsを予定している。
また、AMAでは松原さんから実績を作ることが大切というような言葉もあった。
IPを全面に出しているOASYSにおいて、ローンチタイトルで適当なものを出すのか。しかし、UBIなどの海外企業がローンチから登場するとも考えにくい。
特に最初は予期せぬトラブル対応や改善、試行錯誤も必要になる。
軌道に乗るまでは密な連携が必要で、最も条件に合うものがDJTとgumiによる協業のブロックチェーンゲームではないか。
ガンダムやソニックではない、中小型のIPを使ってgumiとDJTの開発によるブロックチェーンゲームがローンチタイトルとして出る確率は相当に高いものだと思う。
これらの詳細が決算~総会の期間に公表出来るからこそ、川本社長の決算と総会への言及があったのではないのかと思う。
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