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過敏性腸症候群

若年女性に多く、排便に伴う腹痛が主症状。
50歳以降の発症は少ない。
IBSによる下痢は日中に起こることが多い。

診断
器質的疾患の除外及びRomeⅣ基準に基づいて診断
ストレスによる症状悪化も参考
便秘型、下痢型、混合型、分類不能型に分けられる

検査
甲状腺疾患が疑わしければTSH提出
糞便カルプロラクチン低値(50㎎/kg未満)ではIBDよりIBSを示唆

経過観察
IBSの初期診断時は大腸癌との鑑別が重要

食事指導
脂質・カフェイン・炭酸飲料をとりすぎない

薬物療法
病型によらず使用可能➡セレキノン、ポリフル、整腸薬
下痢型➡半夏瀉心湯、イリボー
便秘型➡大建中湯、下剤
腹痛メイン➡SSRI、桂枝加芍薬湯

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