進行性核上性麻痺まとめ
・臨床像は極めて多彩で診断基準での分類もややこしいです。
→PSP-RSが古典的なPSP、PSP-Pというパーキンソン病に近いPSPもある、、、病型は多彩。
・病初期から頻回の転倒を繰り返す。後期には項部ジストニアで首が後屈する。
・歩行は不安定な開脚歩行。
・眼球運動は垂直方向制限。
・筋強剛は左右対称で体幹・近位に強い。
⇒体幹部筋強剛の診察は膝倒し法:仰臥位の状態で膝を屈曲位でそろえて検者が左右へ倒す。体幹部の筋強剛があると、体ごと丸太のように転がって反対側の肩がベットから浮けば陽性
⇒ちなみにパーキンソン病での頸部の筋強剛では全方向に制限を認める。
・振戦は少なく、自律神経障害は目立たない。
・治療:レボドパ反応性は乏しい。
・予後:誤嚥性肺炎は必発。予後に影響。
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