見出し画像

冥王星と太陽の重なり 新しい扉が開くとき

1月20日土曜日の午後22時45分に、太陽と冥王星が山羊座の最後の最後の角度で重なります。

This is a big deal, everyone!!

みずがめ座の時代への扉が開く時です。一つの時代が終わり、新しい時代が始まる、その扉が開きます。

みんなで向こう側にゆくのです。

ちょうどつい先日、イギリスの新聞「ガーディアン」に、パンデミックが始まって以来、富がますますほんの一部の人たちに集中している、と、報道していました。古い時代が終わるのを惜しみ、そして、しがみついて、権力者たちが必死になっているからでしょう。

2020年以来、世界で最も金持ちの5人の男たちは、彼らの富を倍にしている。そして、50億人の、世界の人口の60%を占める貧しい人々は、ますます貧しくなっていっている。このままゆけば、格差はますます広くなり、100兆ドル長者が生まれるのも、そう遠くないだろう。

The Guardian

今日の午後観た韓国映画「江南ブルース」の主人公(イ・ミンホ)は、ヤクザの道に入ろうとしますが、義理の父親に「裁縫職人になって真面目に生きろ」と反対されます。ところが主人公は、こう言います。

裁縫職人の仕事は給料が低い。人間的な生活ができない

この映画は、南北に分断された朝鮮戦争の後の、経済復興をし始めたまだまだまだ貧しい人々の多かった頃の70年代の韓国の映画ですが、日本の今も、そんなに変わりがないのではないでしょうか。あなたは、果たして人間的な生活をしているでしょうか。自分に、ちゃんと富が回ってきていて、フェアな社会に暮らしていると感じているでしょうか。世の中の、お金を引き寄せるのが上手な人たちや、権力者に良いように使われているような気がしていないでしょうか。

けれど、みずがめ座は、一部の政治家や権力者や金持ちたちがこの世の中を動かしているのではなく、すべてのひと一人一人の意識が動かしていることを知っている星座です。

明後日開く扉に、どれだけの人がそのこと気づき、そして、目覚めてゆくか、が、未来の鍵になります。

ちょうど、今日(1月18日)に聞いた、Democracy Now!(NY拠点のニュース番組)の、イスラエル人ジャーナリストへのインタビューで印象的で象徴的な言葉がありました。

「イスラエルのニュースは、ガザ地区の映像を全く流さない。流すのは、イスラエル軍の兵士と、ハマスに捕えられたイスラエル人の人質の家族の映像ばかりだ。政府や誰かが、メディアに制限や圧力をかけているのではない。パレスチナ人たちが苦しんでいる様子や、ガザが破壊されている様子を、イスラエルの国民が観たがらないのだ。自分たちにとって都合の良いものしか観たがらない。だから、メディアは、視聴者が喜ぶものだけを流すのだ。今現在、ガザ地区の200万人のほとんどが飢餓状態にあること、水さえ飲めないこと、赤ん坊たちが瓦礫の下に埋まっていることなどは全くニュースに出ず、パレスチナ攻撃に対する批判的な声も全く流されていない。」

イスラエルのジャーナリストで、Haaretz紙のコラムニストGideon Levy氏談

このイスラエルのLevy氏の言うところの、「多くの人が、報道制限は政府がかけている、と思っているけれど、実は、政府ではなく一般市民が制限をしている。」は、日本も同じだろう、と思いました。

パレスチナガザ区に関する日本のニュースの内容が薄くて、時には事実から遠いものが流れているのも、一人のスケーターの私生活に踏み込んだ詳細を、そのほとんどが嘘だと本人が言っている報道を大量に流すのも(『嘘の世界と、それを射抜く羽生結弦選手』)人々がそれを求めているからだろうと思います。

周りの人たちに、なぜパレスチナ問題に関心がないの、と聞くと、自分とは関係ないし、なぜ、遠い知らない国のことを知らなくっちゃいけないかわからない、と、言います。けれど、実際には、世界で起こっていることは、直接日本国民の日々の生活に影響を及ぼします。

例えば、物価が上がったのもそうですし、サプライチェーンに乱れが出てさまざまな物資が入ってこなくなっていることもそうですし、はたまた、このまま中東の情勢が収まらず戦争が大きくなると(占星術的にはその可能性も十分考えられる)日本からも派兵される可能性があります。

岸田内閣は、相手国から攻撃されなくても、危機感を感じただけで日本軍は派兵ができるように、2022年の年末に憲法内の決まりを変更しましたし・・イスラエルに武器を支給しているのはアメリカです。そうすると、直接攻撃されなくても、世界戦争になれば、アメリカの同盟国である日本は、参戦となることでしょう。そうなると、わたしたちの身内が戦争に駆り出されるだけでなく、日本が攻撃のターゲットになる可能性も出てきます。

前回の国会で、消費税を下げろ、あるいは、ゼロにしろ、と、野党議員から要請がありましたが、各国が軒並み軍事費を上げ、日本もそれに倣ってならって大幅に上げた中で、消費税は下げられないのです。だって、岸田さんが決めたからって岸田さんが払ってくれるわけではなく、国民のお金である税金から軍事費は出るのですから・・。

けれど、日本の人たちはなぜか興味がないのです。日本のニュースの底の浅さや、限られた報道内容をマスコミや政府のせいにしている人もいますし、ある程度はその影響もあるでしょう。けれど基本的には、やはり人々に興味がないのです。人々に興味があれば、そこにビジネスが発生するので、メディアも黙ってはいないことでしょう。

このイスラエルの「政府が報道制限をしているわけではない。国民が聞きたい話しをメディアは流している」という話しを聞いて、再認識しました。

やはりこの世は、わたしたち一人一人が作っているのです。

わたしたちが願うこと、思うことが、現実という形になって表れている。たった一人の大統領やたった20人未満の内閣が、この世を作っているのではない。世界の富豪だって、彼らの作るプロダクト・製品を購入するわたしたちがいなければ、彼らの会社で一生懸命働く人たちがいなければ・・富豪にはなり得ない。It's a very simple fact.

と言うことは・・・パワーは一般の人々にあるのです。わたしたち一人一人に。

そして、そのことに気づき、意識するのが、まさにみずがめ座です。

みずがめ座は、真の民主主義、民が中心の社会、を表す星座なのです。政府組織そのものさえ、信じていないところがあります。みずがめ座は決して「被害者」の星座ではないのです。それどころか、社会的地位や口座残高や人種や性別や年齢などとは全く関係なく等しく、一人一人に社会の中でのパワーと責任があることを知っている星座なのです。そう、やぎ座は会社を表しますが、みずがめ座は社会を表します。しかも、非暴力、平和、平等な社会を表します。人はみんなそれぞれの個性がありながら、同時に、平等な権利と責任を持つ、社会の一員だという意識があるのがみずがめ座です。

けれど、わたしたちは変化の真っ只中に入ろうとしていて、変化の時というのは、荒れるものです。古い勢力(土の時、そして、うお座の時代)と、新しい勢力(風の時、そして、みずがめ座の時代)が、拮抗きっこうし、せめぎ合い、戦う人たちが出て、右往左往することでしょう。今年は、大荒れの1年になることが、星に刻まれています。しかも今年は、変化の嵐の単なる始まりで、本当に風が吹き荒れるのは来年以降なのです。

あなたは、未来のことをどう思っているでしょうか。

わたしたち一人一人の願い、想念、希望、思うこと、が、世の中を作ってゆきます。

人類が戦争や暴力で急激に滅亡する世界のか、機械化の中で社会の被害者になり人間性が失われスローデス(ゆっくりとした死)を迎えるのか、それとも、一人一人が自分の才能と持っている力に気づいて開花し、全く新しい明るい社会をみんなで築き共に繁栄してゆくのか。

あなたの未来の予想図と願いはなんでしょうか。それを確認するのが今です。

みずがめ座時代の扉がいよいよ開きます。

この扉は、2020年のグレートコンジャンクションの思いと志を引き継ぎ起動させ、私たちのこれからの約20年間(冥王星のみずがめ座入り)、200年(風のとき)これからの約2000間(みずがめ座の時代)を作ってゆくきっかけのときになります。1万2千年前からの人類の願いを、受け取っている、大きな節目なのです。

そして、これからの歴史は、わたしたち一人一人の想いと行動によって作られてゆきます。

His-Story (history=彼の物語・歴史)ではなく Our-Story=わたしたちの物語・歴史を紡いでゆく時代が、いよいよ始まろうとしています。

この時代に生きるわたしたちは、レアで貴重な経験をしているのです。

さて、どんな歴史を、わたしたちは未来に託すのでしょうか。

わたしは今朝、大笑いをしながら、自分の笑い声で目を覚ましました。わたしのこれから行く方を神様が言い渡すのですが、その理由と内容が面白くて笑ってしまう夢を見たのです。わたしの未来は、平坦ではなかったとしても、笑いのある明るいものになるような予感がしています。

・・・・

文・写真 by さっか

関連記事:
嘘の世界と、それを射抜く羽生結弦選手
やぎ座の新月と星々の予報
「ありがとう」そして「さようなら」





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?