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もしも、王林が『ラストアイドル』を選んでいたら 前編(王林のブレイク?ラスアイ人気上昇?)

(おことわり)
本稿は、ネット情報に基づく推論(妄想)です。
そのつもりで、ゆる~く見ていただけると幸いです。

1 これを書こうと思ったきっかけ

触れておかねばならない不条理な真実も。それは、ラスアイファミリーをやめていった王林が今ブレイクしていること。王林にはラスアイ出身であることをもっとアピールしていただきたいと思う…!

テレビ朝日「ラストアイドル」 2020年7月23日(木)放送内容 

この放送を巡り、ツイッターが荒れました(私はtwitterをやっていないので、Yahooリアルタイム検索で見ました)。

「王林のブレイクを不条理とはなんだ!」
「ラスアイ時代には大してサポートしなかったくせに、売れた途端に『ラスアイ出身であることをもっとアピールしていただきたいと思う…!』とかふざけるな」
のような、運営に対する批判が噴出しました。

私は、このことでラスアイ時代の王林に興味を持ちました。
興味が出てくると「もしも、王林がラスアイに残ってたら、ラスアイの人気も上がってたのかな?」というツイートなどが目につくようになり、ちょっと考えてみようという気になったわけです。

2 ラスアイとは

Wikipedia情報です。

ラストアイドルは、日本の女性アイドルグループである。秋元康が企画したオーディション番組(テレ朝「ラストアイドル」)から誕生し、2017年12月20日にCDデビューした。バトルと称されるオーディションシステム、高難度企画への挑戦を特徴とする。
兼任OKだったのは1期生のみである。
1期生25人のうち12人が卒業・脱退している。(2021年3月現在)

3 ラスアイでの王林

2017年(日付は放送日)

8. 20 王林が第1回挑戦者として登場。小澤愛実に敗れる。

10.15 セカンドユニット「Good Tears」初披露

12.20 ラストアイドル1stシングルリリース

2018年

1.14 2ndシングル表題曲をめぐるユニット同士のバトル開始

2.14 ラストアイドルファミリーファーストコンサート(りんご娘もゲストで出演)

4.1 バトル決勝でGood Tears がシュークリームロケッツに敗れる。

4.18 ラストアイドルファミリー2ndシングル発売記念コンサート in Zepp DiverCity で卒業を発表。(ラストアイドル(現LaLuce)の吉崎綾、古賀哉子とともに初の卒業者)

6.30 卒業

4 ラスアイに残っていたら、今のようにブレイクしたか?

王林のブレイクの最大の要因は、「踊るさんま御殿」で爪痕を残したことだと思います。

同番組の出演は、2018年7月のことです。
テレ朝との関係が切れた後すぐに日テレが起用した形になっています。

偶然にしては出来すぎたタイミングなので、日テレは早くから目を付けていたのでしょう。
しかも「さんま御殿」への出演ですから、高く評価していたと思います。

テレ朝で売り出す場合、自らの番組「ラストアイドル」では視聴者層が限られます。そこで、テレ朝のバラエティに出すことになるでしょう。
テレ朝内の制作部門は違うと思いますが、同じ社内なので押し込むのは可能だと思います。(TV界の掟を知らない者の憶測です。)

では、なぜテレ朝は日テレに王林を取られる格好になったのでしょうか。
いくつか理由が考えられます。

(1)キャラに気付いていなかった。

(2)キャラに気付いていたが、ブレイクの可能性を感じなかった

(3)バトル終了後にキャラを押し出す予定だったが、先に卒業された

(4)グループのコンセプトとの関係でキャラを前面に押し出せなかった

王林のキャラに対する発言を見てみます。

「わんちゃんは、思っとったより明るい、ちょい抜け」(池松愛理。showroomで)

「王林ちゃんは、方言そのままでいってね。直さないでね」(ユースケ・サンタマリア。バトルで)

※YouTubeにありますが、コンプラ上微妙なのでリンクはしません。気になった人は探してみてください。

ユースケの発言はテレビでのものです。
王林のキャラに気付いてはいるし、それなりに評価していると思います(評価しないならこの発言はオンエアしないのでは?)。
そうだとすると、(1)(2)は消えます。

では、グループのコンセプトとの関係はどうでしょう。

もともとは、対決で勝ち残った7人が究極のアイドルグループ「ラストアイドル」になるはずでした。
しかし、次々に方向転換をして、最大で52人の大グループ(ラスアイファミリー)になりました。

そんなわけで、私にはコンセプトがよくわかりません。
(方向転換のおかげで王林に全国デビューの機会ができたので、秋元康には感謝しています。)

それでも、シングルの表題曲を賭けたユニット同士のバトルなど勝敗を巡るドラマ、歩く芸術や高難度ダンスに挑戦し、パフォーマンスを上げていく成長過程を見せることで、視聴者の共感を得ようという戦略は一貫しているように感じます。

そうすると、ここにバラエティが入り込む余地はなく、(少なくとも番組初期には)王林のキャラをバラエティで押し出していこうという方向性ではなかったと思われます。

つまり、(4)の事情により、ラスアイに残っても今のような形でのブレイクはなかったと思います。

5 バラエティでなくてもパフォーマンスでブレイクしたのでは?

その可能性はあるかもしれませんが、今よりも注目度は低くなったと思います。

まず、ラスアイファンも王林のパフォーマンス力の高さを認めています。(たとえば、Good TearsのMVのコメントをみればわかります。)

また、「スリル」の最初の振り付けは、難易度が高く、池松愛理と王林しかできなかったという話もあります。(結局、途中で難易度の低い振りに変更された。)

最初の振り付けだ! 高速高難度でした!
振り入れで泣きが入らなかったのは、愛理ちゃんと王林だけだったっけ?

かし@brezza_di_mare_·2019年6月11日

ただ、ラスアイの中でパフォーマンスの評価が高かったとしても、ラスアイ自体の人気以上にブレイクすることは理屈上あり得ません。

人気を示す指標として適当かわかりませんが、YouTubeのチャンネル登録者数を比較してみます。(2021.3.26現在)

RINGOMUSUME 2.6万人  
Last Idol Family 6.38万人
日向坂46 56.9万人

……。

ちなみに、インスタのフォロワー数を見たところ、ラスアイの現メンバーで王林を超えるのは西村歩乃果(ほのぴー)だけでした。(ラスアイ人気というよりは、個人的にやったTikTokがバズったようです。)

こうしてみると、ラスアイに残った場合に、パフォーマンスでブレイクするのは難しそうです。

6 『Good Tears』Forever(結びに代えて)

以上のとおり、
王林がラスアイを選んでいたとしたら、今のようにブレイクした可能性は低いと思います。(当然、その波及効果でラスアイ人気が上昇した可能性も低い)。

また、個人的には、王林が一度ラストアイドルを選んだとしても、結局RINGO MUSICに戻ったのではないかという気もします。

王林はラスアイ卒業の理由を次のように述べています。

「……東京でアイドルをしていると、毎日決められた場所にいって、決められた歌とダンスをする。なんだか自分が商品のように感じることがあって……。やっぱり私は、プロの方々にも協力していただきながらも、自分たちでライブを作りあげていく方がずっと面白いと思ったんです」

メジャーを捨てた21歳地方アイドル「私の居場所は青森」

ラスアイには、最初から大きなステージが用意されていて、制作陣は秋元康を始めとする手練れのスタッフです。
ラスアイが恵まれた環境にあるのは確かです。

Good Tearsの池松愛理さんは、そうした環境について、(多少の皮肉を込めて?)次のようなコメントをしています。

Rev.のレッスンは本当に大変だったので、それを思い出すと、ほぼ未経験の子でも大きな舞台に立てちゃうのは、ちょっと複雑な気持ちもあります(笑)

“看護師の夢を諦めて入ったアイドルグループが1年半で解散。社会人からアイドル再挑戦した少女<池松愛理>
※Rev.は池松さんが所属していたアイドルグループ「Rev. from DVL」のこと

王林にも同じく複雑な気持ち、言い換えると、RINGOMUSUMEのメンバーたちに申し訳ない気持ちもあったのではないでしょうか。

なので、一度ラストアイドルを選んだとしても、いずれは、こんなに簡単に大きな舞台に立てていいのかという気持ちが強くなって、結局RINGO MUSICに戻ったような気がするのです。
(「どの面下げて戻ってきたんだっ!」ていうfarmerはいないでしょう)

さて、
気になるのは『Good Tears』です。
(調べているうちに感情移入してしまいました。)

YouTube
「ラストアイドル」セカンドユニットのはじまり ~Good Tears編~
「ラストアイドル」ダイジェスト vol.1 ~1st season~
「ラストアイドル」ダイジェスト vol.2 ~2nd season~

『Good Tears』は、当初5人で結成されましたが、今は2人です。
池松愛理(リーダー)
相澤瑠香

2020.12.31卒業 朝日花奈(兼任のTokyo Rocketsも解散し、現在ソロ)
2019.8.6卒業 高橋真由(2020.5.24 Pimm'sに加入)
2018.6.30卒業 王林(RINGOMUSUME専任に戻る)

池松さんは、2020年11月から、ラスアイと兼任でD.LEAGUE(プロダンスリーグ)のUSEN-NEXT I'moonに所属しています。(インスタはD.LEAGUE関係が多くなっています。)

相澤さんは、「アイドルをやりきったら女優になりたい」と言っています。(【ラストアイドルの本音】相澤瑠香 編11:40ころ)

なんとなく、卒業=Good Tearsの解散(消滅)が近づいている感じがします。
一時的にせよ王林が所属したグループが無くなるのは、寂しい気持ちになります。

しかし、自分が打ち込める新しい場所を見つけた結果としての解散なら、それはそれで喜ばしいことだと思いたいです。

【2021.5.2追記】池松愛理の一番思い出深い曲「スリル」

2021.5.2のshowroomでラスアイ(Good Tears)の池松愛理さんが、王林への思いを熱く語っていました。
お互いにご当地アイドル出身だし、実力を認め合った者同士で通じ合うものが今でもあるんでしょうね。
RINGOMUSUMEとラスアイが、Mステで共演する日が早く来てほしい。

スリルって何が思い出深いかって言ったら、愛理的には、もう王林が卒業するみたいな話を聞いてたのかな、聞いてないのかな、感づいとったんかな、わからんけど、愛理は「スリルで優勝すれば王林を引き留めれる」って思っとったんよね。
自分的には表題曲を歌いたいっていうのはもちろんあったけど、それ以上に「王林を引き留めたいから優勝したい」っていうふうにずっと思っとって。
だからMVを見返すたびにとか、曲聴くたびにとかそういうの思い出す。
優勝してたら王林まだいたのかなと思うし
だから撮影中とかもずっと思ってたな、MV撮影中とかに思っとった。
(王林が)悩んでんなっていうのは思ってたのね。
でもさ、優勝すれば、表題曲歌えばさ、絶対に戻ってきてくれるじゃんて思ったの、気持ちが。
優勝しても絶対に王林が残ってくれてたかっていうとわからんけどね。それは、本人にしかわからんけど。
(コメントに答えて)連絡とってるよ。
だからこそ、めちゃくちゃ思い出が深い曲ということで。

「君は何キャラット ?」発売記念配信リレー1日目#11 池松愛理
2021年5月2日19時~ SHOWROOM

前編おわり

後編(RINGOMUSUMEはどうなった?)に続く(予定)

構想はあり、書き始めていますが、筆が進みません。
100%架空ではなく、「もしかしたらあり得るかも」と思える話にしたいです。
しかし、選択肢・分岐点がいろいろあって、どういう筋立てが適切なのか、整理がつきかねています。
完成しないかも...。

とか言ってましたが、
後編公開しました。(2021.4.23)

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