こうやって乱雑なテキストを垂れ流すのは脳内の整理みたいなところがある

自分が飯の種にしているもの、つまるところプロとしてやっていることであっても、私生活ではアマチュアでいたいなぁという漠然とした気持ちがあり、そこには気負いや責任やプロとしての矜持であるとか、あるいは金銭を対価として得るにあたっての義務を私生活でも負いたくないという気持ちがあるわけですね。

まぁもちろん、公開するものとか売るものに対してはそういった責任を一部追うことも往々にしてあろうというものですが、やっぱり私生活ではアマチュアの個人開発とかアマチュアの個人制作物……同人活動でありたいわけですよ
ここ数年のムーブメントというか、同人活動がアマチュアでいられない風潮があるように感じられるというか、これは「(素人の作ったものであっても)良いものには対価を払いたい」とか「自分の技術・作れるものを安売りしてはいけない」みたいな風潮に関連してるのか、あるいはどちらかが先にあって生まれ出たものなのか、その辺はちゃんと調べてないので定かじゃないんですけど……
でもそういうの、ありません?感じられない?
私だけかな

もちろん無料配布で「責任取れませんよ」っていう昔ながらのフリーソフトのようにやっていくのも一つの手ですし、実際それがいいような気はするんですけど
なんていうかこう……なんだろうね、今って意識して対価を受け取らないようにしないと「何かを作って公開する」という行為に対して勝手に対価が降ってくるというか、ついて回るというか、そういうのができあがっちゃってるんじゃないかなという気がするんですね
悪いことではないですよ
良いことなんですけど
それは誰もが無名のままでいられないということでもあるわけですね

いやまぁ大抵の人は制作物と作者が紐づいてないこと多いと思うんですよ?
なんらかのメディア露出があって余程作者の名が売れてるとか、あるいは人口に膾炙するレベルのものを作ったおかげで作品の名前が作者ごと紐づいているとかじゃない限り、あなたが普段使っている何か(わかりやすいところで言えばフリーウェアや無料アプリ)を作ったアマチュアの名前を言えますか?と問われれば別にそうじゃない人って多いと思うんですよ
私だって一部を除けば結構そういうこともあるわけで
それでもやはり、実名ではないにせよなんらかの名義で有料無料問わず作品を公開すれば、やはりそこに大小問わずなんらかの対価はついて回ってしまう。
対価というのは金銭のみならず、なんらかの名声や、あるいはそれに関わらずなんらかの便宜をはかってもらうとか、利益を得られるとか……

例えばほら、「何かを作って売ってますよ」とか「同人作家やってますよ」と言ったら、自分の活動規模に関わらず「えー!すごいっすね!」とか言われたりしたことないですか?
どれだけ下手でも絵を描いている以上は自分よりも上手くない人や描けない人からは多少なりとも羨望や嫉妬などの目を向けられるとか
そういうやつ。そういうの
どれだけ小さくても名声とか、そういう扱いを受けるとか。
あるいは実際に作ったものを手に取ってもらえるかもしれない。社交辞令の一環だったとしても
なんであれ何かしらの対価がついて回ってしまう

そういう仕組みが整ってることは何も悪いことじゃないと思うんですけどね。別にね
ただ消費者からはどう見えるかっていうとちょっと変わってくるじゃないですか。消費者からしたら比較対象ってプロであることは多いわけですし、あるいはそれと同様のクオリティをどこかしらで求められることになるわけで
別に事実そうではないとしても、そういうことを意識したくないなっていうかそういう話なんですよね。やっと当初の話に戻せた。つまりアマチュアとしてあまり責務を負わず気楽にやっていきたいという話です

まぁごちゃごちゃ書きましたけど、これ逆に言えばやり込むほど承認欲求は満たせるし名声も富もついて回るようになるかもしれない。一角の何者かになれる可能性は昔と比べれば遥かに高い。そういう面もありますよね
だから何者かになりたければ作って出すことをすれば良いんですよ。月並みですけど。色々とやらなければならない努力は多いでしょうけど

いや私は何者にもならずに何かを作って何かを成したいよ
名前、知られたくね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
いや知られて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
やっぱやだ〜〜〜〜〜〜〜!!!!


おわり

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