水を使って注目を集める
とてもドライな視点の話でなんだか書くのを躊躇しましたが、書いてみようかと思います。
松山が過去に作った作品は、水を使ったものが多くあります。最初に作ったのが「泡で文字を表示する装置」です。
自分は工学系の人間でしたが、メディア・アートというジャンルを知り、「これはめっちゃ面白そうだ」と目が輝いたわけです。デザインとかアートとか興味はありましたが、それでも電気科とかに所属していたので、なにか遠くの世界でした。そんな理系からのアウェイな自分が、なにか作ろうかってときです。漠然と「水を使ったらウケるんじゃないか」という思いつきを持っていました。「電気で何かを制御し、面白いものを作る」というのが私のテーマだったわけですが、そのときに「水を使ったらウケそう」という計算高い感じで水を使うことを決心しました。
でいろいろ考えた結果、「泡を使って文字を作る」ということを思いつき、それを実現に向けて作り始めたわけです。実現まではいろいろ大変でした。圧縮空気とかを扱ったわけですが、それ系の知識があんまりない状態からのスタートだったので、いろいろと手探りでなんとか実現に至りました。
私としては「案の定ウケた」と思っていて、結構多くの人に喜んでもらえた印象があります。その後、波紋を使った作品も作りました。
最近だとKAPPESとして作ったMOMENTumも水を使ってますね。(最近といってももう7年前)
最後に現代美術館で展示した高橋琢哉との作品でも水の作品もあります。展示全体のテーマが川だったりします。
じゃなんで水を使うと目を引くのか
理由はいくつかあると思います。AWAMOJIを例にとって説明してみます。
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「siro lab」が語る展示にまつわるいろんなこと
siro主催のグループ「siro lab」で運営するマガジンです。展示にまつわるいろいろな考えを発表したり、実験したり、解説したりします。
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