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なにが本当かわからない時代。この記事も本当か嘘かわからない。

最近、とある人から勧められて、Amazon PrimeでGood Fightという海外ドラマをみてた。気がつくとシーズン3を見終わって、シーズン4待ちになってしまった。

以下、Good Fightを見ようと思ってる人は、ある意味ネタバレ的なことがあるので、サラッと読むことをおすすめします。

もう一つの重要な映画

Netflixで公開されているThe Great Hack。邦題は「グレート・ハック:SNS史上最悪のスキャンダル」というドキュメンタリー。こちらも、とても面白く(面白いと言っていいのかわからないぐらい衝撃的だが)、できればすぐに見てほしい。

あと、もう一つありました。昔の映画。これにも同じ内容が含まれます。

フェイクニュース

ものすごく信頼の厚い企業であっても、ある一つの不祥事によって信頼が急落し、株価も落ち、一気に転落していくということは想像出来ると思います。

もし、その不祥事がフェイクニュースだったら。

とても怖い話になっていきますね。

スニーカーズで、そういうことが描かれていました。噂で世の中を支配できると。その噂は嘘でもいいわけで、嘘によって大企業を潰すことだって出来る、と。

スニーカーズは1992年の映画ですが、2016年のトランプ選で実際に似たような手法でトランプを勝利に導いたみたいな話がThe Great Hack(ドキュメンタリー)。そこで使われているのは主にFacebookです。Facebookでは、限定したターゲットユーザーに対してピンポイントに広告をうつことができます。そのマイクロターゲティングという手法によって人の考えを操作していくというわけです。

ネットで見る情報

コロナの騒動でもいろいろな情報が飛び交いました。なにが本当で何が嘘なのかわからないみたいな状況の中、不安なのでいろいろ調べました。読んだ情報によって世の中の見え方が大きく変わるというのはそこで体験済みです。

毎日SNSを使っている自分としては、そこに流れている情報を鵜呑みにしてるつもりはないにしろ、ある程度信用して見てしまっているところはあります。それは人間の習性だと思います。

駅に向かおうと歩いている時、多くの人が同じ方向に歩いていると、「あ、この先に駅があるな」と状況から推測し、その方向に流れていきます。なんかこれに似た感覚で、SNSで複数の友人が同じ方向で投稿していた場合、「あ、こういう意見が今あるんだな」と認識します。その後別のSNSでも同様の論調をみると、これが一般的な意見かと認識してしまうと思います。

フィルターバブルとかそういう観点で意識したことがある話ですが、これがフェイクニュースによる民意の操作ということになると、ちょっとこれは話が違ってきます。

アメリカの選挙

GoodFightで描かれていることが本当のことなのかわかりません。が、間違いなく事実としてあるのは、アメリカは陪審制で裁判が行われること。その陪審員の意見をSNSでコントロールできるとしたら、これはまずい。

ドラマ中でそういうフェイクニュースでコントロールを試みるシーンが何度も出てくる。まじでビビった。

The Great Hackは見ていたので、そういうのがあるってのはわかってたけど、なんていうかドラマで何度もそういうシーンが描かれるような事になってるとは。

世も末

なんていうか、The Great Hack見たときも思ったんだけど、「え!?これ映画で見てる場合じゃなくないか!?」と。大問題だし、これ世の中のいろいろな基盤が崩壊してる感じするけどなと思った。

モラルが崩壊とか、そういうレベルじゃないっていうか。信頼も価値も何もかもがフェイクニュースでぶっ壊せるってことが利用されてるってことで、え!?

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