見出し画像

Model3の改造に失敗しそうになった話

はい、またテスラの話です。意外と人気があるようなので書いてるって言ってますが、本当はテスラのことで頭がいっぱいだからかもしれません。超面白いガジェット手に入れた気分です。

フランクというやつ

ボンネットの下は普通エンジンとかありますが、電気自動車なんでわりとスペースがあいてます。Model3にはそこに、トランクスペースみたいな荷物を入れられるスペースがあります。それをテスラはフランクと呼んでいます。2021年モデルのModel3はトランクが自動で開閉できるものになりましたが、フランクは自動で開きません。普通の車と似た感じで、ボンネットが少し浮き上がるところまで開いて、あとは指一本で開けられるくらい軽いですが、閉めるときが大変です。ボンネットに両手を当ててえいって押し込んだら閉まる感じです。ボディに指紋がつきます。。。

このフランク、ここにかばんをいれて出社したいんだよなって思うんですが、ボンネットに素手で触りたくないなーってきもちもあって結局トランクにかばんをいれてました。座席に入れても良いんですが、駐車スペースが狭いので手ぶらで乗り降りしたいんですよね。

オートフランクキット

調べてみたら、こんなのがありました。オートフランク化キット。

海外のメーカーで何社か作ってるみたいです。2021年のModel3向けのキットもあったので、思い切って買ってみました。Hansshowのやつを買いました。

これ、びびるのがマニュアルないんです。。youtubeに動画が上がってて、それみてやれやってことでしょうね。でも2021年モデルの動画がないんです。。

思い切ってやってみた

届いてしまいました。やっぱり中を見てもマニュアルはありません。紙は保証書みたいなのだけ。

とはいえ、届いちゃったらやってみたいですよね。休みの日に寒い冬の中やってみました。

フランクの部分を外していくんですが、そうやって中身がむき出しになりました。

なんか普通の車と全然違って、スカスカな感じです。スタンダードモデルなんで、モーターもないし、スッキリしてます。

で、順調にYouTubeを見ながら作業を進めていったんですが、やっぱり2021年モデルとそれまでのモデルとでは仕様が違うみたいで、パーツの形がぜんぜん違うところに到達しました。しばらくパズルのようにいろいろ考えてみましたが、なんか明らかに樹脂のパーツが邪魔しててパーツがつかないんです。おっかしーなーと思って、webを見直しました。

え、穴をあけるって事!!穴でもないとうまくとりつかないパーツがあるのに気がついてたんで、やっぱりかって感じでもありますが、ちょっとドリルは自宅に持ってないぞってことで、一時中断。寒くて凍えそうだったし、いったんもとに戻しました。

大きな失敗

会社にドリルを取りに行き、道具は揃いました。ボンネットの中で見えないところだし、強度にも関わらなさそうな感じだし、ということで、思い切って穴を開けます。樹脂のパーツに穴をあけるという作業です。できるだけ小さい穴で済ませたいと思ったので、穴に通るパーツよりも一回り大きいだけの12φの穴をあけました。

で、一通りパーツが組み付けられることを確認して、全体的に組み立てていきます。で配線をして、動作を確認する段階まで来ました。(この間も、これはどこにつなぐんだ?とかパズルみたいな状態。マニュアルぐらいほしい)

思い切ってボンネットを閉めて、Teslaアプリでフランクをオープンしてみます。

「ピピッ」っと音がなり、自動で開きました。おぉー!!電動シリンダーがぐいぐいボンネットを開けてくれました。

そしてもう一回フランクボタンをおすと、自動で閉まるはずです。

「ピピッ」っと音がなり、自動で閉まります。そしてロックが掛かるところまで自動で行きました!
「ガチャン」やったしまった!!

で、もう一回開くぞと、フランクをオープンしようとします。

「ピピッ、ウググググ」

!!!

開きません。

なんか引っかかってるみたいな感じで、ボンネットは電動シリンダーによって開こうとするにも関わらず、ロックが開いてない感じで開きません。。。

え!!!まじか!!!!

ボンネットが開かないと手直しも何も出来ません。。。。

頭が真っ白になるっていうのはこういうのですね。。冷静に原因を考えるに、やっぱりギリギリのサイズの穴をあけたのが原因としか思えません。そこの穴を通るのは(テンパってて写真も撮ってないですが)ボンネットのロック部分を引き込むためのパーツで、そこが穴に引っかかって滑らず、ロックが開く方向に動かなくなっちゃったのだと思います。

その後、何度も開こうとしますが、ボンネットが盛り上がって開こうとするんですが、開きません。(動画も写真も撮ってません。撮っておけばよかった。。)

あ、これは修理に出そうにも「ボンネットが開かないとなんもできませんね」ってなって、ボンネットを破壊するとか、変形してもでも無理やり引っ張るとか、なんかそういう嫌なイメージしか浮かびません。。。

とりあえず寒いので、妻に報告しておこうと家に入りました。

自分「ボンネットが開かなくなったんだけど...」
家族一同「え〜〜!!!」
「あーあ、買ったばっかりなのに」

家の中もそんなに暖かくなかったので、とりあえずテスラの車内にいってネットでいろいろ調べてみることにしました。

ネットで調べても情報がない

何も情報がないです。同じようなことをやってる人も見つからないし、2021年モデルに取り付けた!って記事もない。急ぎすぎたのかもしれない。。。後悔というかなんかどうしたいいんだろうかと途方にくれつつも、なんかの拍子にひらくかもしれないと、フランクオープンを何度も押し続けます。

押し続けること30回ぐらいでしょうか。突然開きました!!

やった!!

ボンネットが開けばこっちのもんです。原因を探ってみるとやはり、穴が小さいことが原因で棒状のパーツが擦れていたみたいです。それでうまく動かなかった。

もう思い切ってホールソーで20mmぐらいの穴をあけました。で、その状態で怖いながらももう一度開閉を試します。一応開きましたが、なんかまだ穴が狭い感じ。。見た感じ不安がある。

ホールソーをすこし横にスライドして穴を拡張します。もうこうなるとボンネットが開かないことが一番怖いので、穴ぐらいへっちゃらです。

で、いろいろパーツを付けて調整したところ、無事にオートフランク化が完成!!

この動画みたいにドアは開きませんが、フランクとトランクは自動で開きます。(トランクはもともと自動)
(ていうかドアの自動開閉までカスタムでできるんか、面白そうだな)

まとめ

webの注意書きはちゃんとよく読んでから買いましょう。

ひとまず、フランクがボンネットに触れなくても開閉できるようになったので、今はかばんをフランクに入れて出社してます。とてもいい感じ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?