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スクショ悪けりゃノーチャンス

アプリをダウンロードしてもらう経路って、色々あると思うんですよ。
Twitterで話題になってるからDLしたとか、知人に勧められてDLしたとか、ストア検索でDLしたとか。
んで、最後のストア検索でDLってやつは、アプリ自体の見た目が良くないと成り立たないでしょうね。

話題になってるアプリだったら、多少見た目の好みが合わなくてもDLはするじゃないですか。
また知人に勧められた場合はなおさらですよね。無料アプリをDLするデメリットなんか全然ないんだから、その場でDLするのが普通だと思います。
でもストア検索から来る場合っていうのは、色々と見比べるじゃないですか。

他の場合はオンリーワン、指名検索ですよ。話題のやつとか、知人のおすすめは。
でもストアで適当なキーワードを入れて検索してるときっていうのは、もう絶対に見比べますよね。だからDLのハードルが高いと思います。

何が言いたいのかというと、ASOを意識するときっていうのは、キーワードはもちろん、見た目が超重要ってことですよ。
「お前こそ見た目のひどいアプリを沢山出してるじゃないか」って話もあるんですけど、それは今回置いておきましょうw あくまでも一般的なことを書いてみたいと思います。

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僕はアプリの集客はASOが一番効率良いと思ってるんですよ。特にツール系はそうですね。何かしらのキーワードに沿って開発してるんですから、そのワードで上位表示されれば、安定してDLされるようになるでしょう。
でも、実際には全然DLされなかったりするわけですよ。この場合の主な原因は以下の3つだと思います。

・競合が鬼強い
・そもそもの需要がない
・スクショとアイコンが激しくダサい

今回一番言いたいのは、最後のスクショ&アイコンなんですが、とりあえず順番に説明していきましょう。

まずは「競合が鬼強い」ってケースですね。これは例えば「家計簿」とかで感じます。
今日まで家計簿アプリを作ろうと思ったことはないんですよ。具体的には「家計簿ってワードをメインに据えたアプリ」ですね。
これは競合を見るにめちゃくちゃ強いんで、最初から戦意喪失した次第ですw

でも「お小遣い帳」は出したんですよ。前にユーザー俺じゃないアプリって記事でも書きましたが、お小遣い帳にはワンチャンあると思って投下しました。

んで、結果的には「おこづかい帳」ってワードで5位。「お小遣い帳」でも7位まで上がってきましたね。
当初は「おこづかい帳 子供」とか「おこづかい帳 かわいい」を狙うって書いてたんですけど、それらで上位表示された結果、単体ワードでも上がってきました。

ちなみに実際に出したアプリはこれ。かわいいおこづかい帳ですね。自称。

こんな風に、競合が鬼強いところを避けるだけでも、それなりの成果は上がるようになるかと思います。
同じようなケースだと、英語アプリもそうですね。「英語」ってワードは、もうめちゃくちゃな激戦区じゃないですか。どう間違っても、自分のアプリが上位に来るとは思えません。
さっきは家計簿→お小遣い帳みたいにズラしましたけど、今度は絞ってみることにしました。

「英語」っていう単体ワードでは勝負せずに、「英語 小学生」を狙うことにします。
これなんで小学生かっていうと、ストアの予測変換で出てくるからです。

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後述する需要がないって話にも通じるんですが、ニーズがない場所に投下しても無意味なので、ある場所に置きます。
んで、実際に置いてみた結果、「英語 小学生」では2位に表示されるようになりました。
ちなみに同じく予測変換で出る「英語 子供」でも4位に入っています。

しかしたった今気付いたんですけど、これ平均評価4を切ってるんですね。ダメじゃんw

えー、でもこの結果に味をしめたので、「英単語 中学生」でもアプリを出しています。もちろん理由は「競合が少ない&予測変換で出てくるから」です。

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実際にリリースしたアプリはこれなんですが、上記の「英単語 中学生」では2位に来てますね。

こんな感じで競合が鬼強いところを避けて、ズラすか絞るかすれば、それなりにDLされると思います。

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さて、次は「そもそもの需要がない」って話ですね。
これは主にAppStore限定なんですけど、僕はSearchAdsで大体の検索ボリュームを計っています。
細かいやり方はユーザー俺じゃないアプリの記事をご覧ください。

んで、5段階で人気度が表示されるんですけど、これの1を狙ってはいけません。
たまーにいらっしゃるんですよ。めちゃくちゃ沢山アプリ作ってらっしゃるんですけど、どれもこれも需要がないって方が。
具体的には、アプリタイトルに含まれてるキーワードの検索ボリュームが全然ないってことです。そのワードで1位になったところで全然DLされないような場所で勝負されちゃってるんですよね。

これは非常に残念なケースなので、早めに改善されたほうがいいのではと思います。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるって戦略は、まさに自分の得意技で、今日まで80本くらいアプリを作ってきたと思いますけど、当たらない的を狙ってはいけません。当たる的(需要のあるところ)を狙いましょうw

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さて最後に言いたいのは「スクショとアイコンが激しくダサい」って話ですね。
本当はこれが今回のメインだったんですが、激しく前置きが長くなってしまいました。てかそもそも記事タイトルをミスってたのかもしれませんw

僕はエンジニアとして働いたこともないし、プログラミング自体独学だし、難易度の高いアプリにも挑戦してないんで、技術力が壊滅的に低いんですよ。
でも少ないながらも成果を上げられているのは、他の開発者の方の弱いところを突いてるからだと思います。

需要があって、なおかつ競合が弱い(少ない)場所にアプリを投下するのが常なんですが、この場合の弱いっていうのはあれです。スクショとアイコンがダサいってことですね。

めちゃくちゃ失礼な話なんですけど、結構いらっしゃるじゃないですか。インターネット黎明期みたいなスクショ貼ってる方って。
「ちょw お前のスクショ阿部寛のHPかよwww」って思うケースがあるんですよ。マジでめちゃくちゃ失礼なんですけど、割とあります。

だから、何かしら需要のあるワードで検索して、上位に阿部寛が出てきたらしめたもんですよ。

これは勝ち戦(いくさ)やで〜

と思ってアプリを投下しますもんね。

別に技術力で負けてようが、何でもいいんです。向こうにある機能がこっちになくてもいい。それでもユーザーは見た目の綺麗な方を選びますからね。
女子高生にiPhoneが人気なのは、スマホカバーが豊富だからじゃないですか。Androidとの性能差や価格差なんて、大きな問題ではありません。可愛いかどうかが正義なんですよ。

エンジニアで個人開発される方も一定数いらっしゃると思いますが、企画や技術だけに頼るのは良くないと思います。
スクショとアイコンもバッチリ決めて、僕みたいな素人は追い出しましょうw

スクショが悪いだけでDLされないですし、そうなると何の情報も得られないですからね。レビューもなければ問い合わせもない。無反応じゃないですか。
これじゃノーチャンス。マジでもったいないと思います。

P.S.
アプリの見た目が大事って話を書きましたが、僕こそひどい見た目のアプリは沢山出しています。
多分一番ひどいのはこれですね。職安へ行こう。

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今でこそグラフィックデザイナーの嫁に手伝ってもらってるんですが、アプリ始めた初期の頃は全部自分でやってたので、それはそれはひどいアプリが沢山ありますよ。

アブラカタブラも結構なクオリティですね。これも今見返すとひどいな。

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ちなみに処女作もひどい。来世占い。

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P.S.2
今回書いたアプリの順位は全部AppStoreのそれでした。
AppStoreとGooglePlayで順位が変わるっていうのは、普通にあることじゃないですか。
てか、AppStoreで当たったのに、GooglePlayでは空振りってケースも珍しくないでしょう。

んで、個人的にはAppStoreの方がキーワードを狙いやすいと思います。
今現在の詳しい仕様は分からないんですけど、AppStoreって「お小遣い帳」と「おこづかい帳」を別物として認識したりするんですよ。
同じ単語でも、漢字か平仮名かで結果が変わってくるってわけですね。

これはGooglePlayも少なからずあるんですが、AppStoreの方が顕著だと思います。
えー、実際に調べて見たので、ちょっと貼ってみましょう。

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(AppStore お小遣い帳)

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(AppStore おこづかい帳)

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(GooglePlay お小遣い帳)

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(GooglePlay おこづかい帳)

うん。思ったよりは変わらない感じですねw
でもAppStoreの方が、まだ漢字と平仮名で変わるはずですよ。
気になる方は、ご自身であれこれ確かめてみてください。

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