ライフラインとパフォーマンス

お誘いを受けてnoteにやって参りました。
スッカリ忘れてたんですけど、前に仕事仲間と小説対決して、それをnoteで公開したんでした。アカウントありましたよ。

さあさあそんなわけで、早速本題に入っていきましょう。

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昨日ブログで「あてにしてる収入ほど突然無くなる」って話を書きました。
関羽と張飛が死んだ日のことですね。

んで、今日書きたい話もこれと似てるんですけど、ようは「安全が確保されてる状況の方が、人はパフォーマンスを発揮しやすい」ってことです。
僕、ずっと窓拭きの仕事をしてるっていうか、もう青春の全てを高所作業に費やしてきたんですよ。
そんな自分の目線からすると、安全な環境であるほど、人は伸び伸び動けると思うんです。

例えばこの動画あるじゃないですか。これ僕なんですけど、確か7階くらいの窓拭きをしてるところだったと思います。外に身を乗り出して。
これ命綱を確保するところがないんで、見た目以上にヤバいんですよ。ちょっとでもバランス崩したら即死です。
んで、こうやって窓拭きするよりも、地に足を付けて窓拭きする方がスムーズなんですよ。

基本的にノーリスクで緊張もないから、腕もすいすい動くし、仕上がりもいいと思います。

こうやって書くと当たり前のことじゃないですか。
ちょっとのミスが死に繋がる状況で、サクサク動ける人なんていないですよね。
カイジの鉄骨渡り(2回目の方)をダッシュでいけるやつがいないのと同じで。

あの鉄骨も命綱が付いてたらダッシュでクリア出来るやついると思いますよ。
電流も走ってないって条件付きですが、ようは万一足を滑らせても死なないって状況であれば、ダダダッて渡り切る人もいると思います。
でもミスが即死に繋がる状況で、それをする人なんていないじゃないですか。余裕で渡り切るポテンシャルがあったとしても、恐怖と緊張で失敗するのが普通ですよ。

ここまで書いてきた話って本当に当たり前のことだと思うんです。

危険→ヤバい→パフォーマンス下がる

安全→安心→パフォーマンス上がる

まあこういうことですね。

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んで、ここまでの前提を元に言いたいんですけど、「退路を断っての挑戦」て、基本的に良策ではないですよね。
たまに聞くじゃないですか。会社辞めてYouTuberになりますとか、ブロガーになります的な話を。
アプリ開発者はそんなに聞かない、、、かな?まあいいでしょうw

とにかく全く結果も出てないうちから、会社を辞めて挑戦するってスタイルは、あんまり効率良くないと思うんですよ。

挑戦するのは個人の自由だし、やりたいならガンガンやればいいと思うんですが、成功確率を上げるためにはライフライン(命綱)を確保した状態で始めたほうがいいと思っています。
いざとなれば会社に戻れるとか、2年分の生活費は確保できてるとか、そういう状態ですね。

世間的には背水の陣の方が結果を出せるってイメージがあるじゃないですか。
ライフラインがないのは当たり前。会社は喧嘩別れだし、貯金も2ヶ月分あるかないか。
そんな人が死ぬ気で頑張って成功したって話、どこかで聞いたことありませんか?

人それぞれタイプがあって、本当のピンチでこそ力を発揮できる人もいると思うんですが、個人的には極々少数だと思います。
少なくとも僕は違いますね。上記のした理由から100%違うと断言できます。
万が一失敗しても大丈夫って状況の方が、僕は結果を出せますよ。それは窓拭きの経験で身に染みてますw

会社辞めたほうがやりたいことに時間を割けるって話もありますけど、僕の集中力は1日3時間が限度なんですよ。つまり、会社に勤めてても、やりたいことに割く時間量は変わりません。

もしかしたら、これ読んでくださってる人の中で、まさに今、背水の陣を敷こうと思ってる方もいらっしゃるかもしれません。
「よっしゃ。今月末で会社辞めたるで。貯金は20万しかないけど大丈夫だろ。死ぬ気で取り組んで結果を出すんだ。俺なら出来る!!出来るどー!!」なんてことを思ってるとしたら、それはちょっと待った方がいいでしょう。
ピンチのときこそ力を発揮できるっていう稀な人材なら話は別ですが、多分あなたも僕と同じです。ピンチになればパフォーマンスも下がりますよw

背水の陣てカッコいいですし、実際に応援してくれる人も増えるとは思うんですが、個人的には良策だと思えません。
僕は出来る限りライフラインを確保した上で、安心して取り組みたいですね。

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