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シンプルにリリースして、あとはユーザーに教えてもらう

ときに「キャプテン」という野球漫画をご存知でしょうか?
今は亡き「ちばあきお」先生が描いた、超ウルトラスポ根漫画ですよ。
あのイチローもキャプテンを読んで感銘を受けたと言ってましたからね。努力とは何ぞやを、ここから学んだんでしょう。

んで、僕はこの漫画が大好きなんですよ。リアルタイムに読んでたわけではなくて、小学生の頃、近所の図書館に置いてあるのを読んでました。

ザックリ言えば、墨谷二中って中学校を舞台に、歴代のキャプテンにスポットを当ててく漫画です。
だから主人公も都度変わるんですよ。全部で4人のキャプテンが出てくるので、主人公も4回変わります。

僕は3代目キャプテンの「イガラシ」が大好きなんですよ。
ちょっと猿っぽい感じがイチローと似てますからね。イチローもイガラシに自分を重ねたに違いありません。

イガラシがキャプテンのときの墨谷二中は鬼のように強くて、全国制覇の筆頭でした。
実力からいけば、まずもって全国制覇出来るだろうって戦力だったんですよ。

しかし全国大会の一回戦でつまづきます。
気を抜いたようなションベンカーブを投げるピッチャーに苦戦するんですよ。
なかなか打ち崩せずにいるんですが、こっちもションベンカーブを投げるという作戦を思いつきます。

同じような球を投げて、相手がどう打つか見ればいい。
向こうのチームは、エースのションベンカーブを打ち慣れてるんだから、それの真似をすればOKでしょう。なんて作戦ですね。

一言で言えば「正解を相手に教えてもらう」ってことです。

僕、この話が妙に記憶に残ってるんですよ。

===

はい。ここからが本題。
てかキャプテンの話をしつつ、ついでにアプリ開発についても書かせていただきましょうw

僕はアプリ開発でも、イガラシの作戦を取ることが多いですね。
簡単にリリースして、あとはユーザーさんに教えていただくということです。

最近で言えば何だろ?例えば、ちょっと前にお小遣い帳アプリを出したんですが、内容は非常にシンプルなんですよ。特別な機能は何もありません。

しかしレビューや問い合わせを見ていた結果、お小遣い帳アプリには以下のニーズがあることを知りました。

・カテゴリー数の追加
・月の締め日の変更

具体的な詳細は端折りますが、これらの意見をいただくことが本当に多いです。
特に月の締め日を変更したいってニーズは、自分だと永遠に気付けなかったでしょうね。
「正解を相手に教えてもらう」の典型例ですよ。これは。

まあ、

面倒だから対応はしてないんですけどね

ユーザーさんが正解を教えてくれるってことは確かでしょう。



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