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環境と最適化

環境と最適化ってことについて、最近よく考える。
環境はシステムと言い換えてもいいかもしれない。

俺には子供が2人いる。息子(中1)と娘(小4)だ。
2人とも、この夏から夏期講習へ通わせた。
今日までも塾には入っていたが、それよりワンランク上の講習だ。

結果的に言えば、2人とも勉強への向き合い方が変わった。
これまでは、親がいくら言っても勉強しなかったが、自分から自発的に勉強するようになったんだ。

このように、環境を用意することで人は変わる。
その環境に適応(最適化)するようになるんだな。

同じようなことは自分にも当てはまる。
俺は最近になって中学生の頃の性格に戻りつつある。

元々人付き合いが苦手で、学校に居場所がなかった。
1人でいるのも好きだったので、読書やゲームに没頭していたんだ。

しかし中学卒業後に働くこととなり、人懐っこい性格に変わった。
特に20歳で独立したあとは、その傾向が顕著になったと思う。

こないだ同じく中卒で働いてる知人と話すことがあったのだが、彼も同じことを言っていた。
いわく、「俺は陽気なヤンキーじゃなく、寡黙なヤンキーだったんだ」と。
「働き出してから、今みたいによく喋るようになったんだ」と。

お互いなぜそうなったのか検討はつく。
中学出てすぐに働く場合、自分の武器など何もない。
そうなれば必然的に愛想良くするというのが最適解となるのだろう。

若いだけで可愛がられることも多いので、それが環境に合わせた最適化ということになる。

自分のことを言えば、独立後に一層その傾向が強まったことも分かる。
俺は高層ビルの窓ガラス清掃で独立した。
この仕事に付加価値はない。ゆえに人間力(営業力)の勝負となるので、愛想は必須だ。

しかし最近は収入のメインをスマホアプリへと移行しているので、愛想の良さなど必要ない。
ゆえに中学生の頃の性格に戻っているのだろう。

このように周りのこと1つとっても、「環境と最適化」ってケースは見つかる。

この世には、ひね曲がった性格の持ち主もいるけど、あれも環境に合わせた結果なのかもしれない。
そうやって世の中を眺めると面白い。

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