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ZARD"What a beautiful memory ~軌跡~"を振り返って

どーも、ゲッティです!
ZARDの30周年ライブ”What a beautiful memory ~軌跡~”から約1か月…。
改めて自分が特に感動した場面3つと感じたことを振り返りたいなーと思って文章にしてみました。

「ZARDはこういうもんだ」とか「ここの場面を感動できないやつはわかってない」とか押し付けるようなことを言うつもりは全くありません。あくまでも自分自身の感想なので、参加された方各々の感じたことを大切にしていただけたらと思います(*^^)v

ライブに参加された方、アーカイブで視聴された方、ZARD好きだけど見てない方、特にZARDに興味ない方も読んでいただけたら嬉しいです。

『きっと忘れない』

僕は東京公演に参加したのですが、ZARDのライブは初参加でした。
ライブが始まり、1曲目『きっと忘れない』が流れる。
坂井さんの力強く、想いのこもった「きっと忘れない 眩しいまなざしを」という歌声と大画面に映し出された坂井さんの姿を見て、思わず涙しました。

皆さんが坂井さんに対して常に抱いているであろう気持ち、「いつまでも忘れない」という想いに、まるで坂井さんが応えてくれている。
坂井さんの歌う姿から、そんな気がしてなりませんでした。

『きっと忘れない』は歌だけ聞くと、大切な人を思う歌だと感じますが、坂井さんが歌っている姿を見ながら聞くと、僕たちファンが坂井さんを、坂井さんが僕たちファンを思い合う、遠く離れていても心が通じ合う。そんなつながりを感じられました。

『My Baby Grand ~ぬくもりが欲しくて~』

ライブ会場について配布された白いサイリウムとメッセージ。

"ZARD永遠のスタンダード・ナンバー"を同じ空間で共有するからこそ出来るこの企画が、参加いただいた皆様にとっての”beautiful memory”となりますことを心より願っております。

僕が一番好きな曲でもありますし、このメッセージを見た時に本当にワクワクしました。曲が流れ始め、コーラスの神野友亜さんと一条紀希さんがサイリウムを出すように合図を送る。会場の皆さんが一斉にサイリウムを付けて白く輝いたあの瞬間。とても幻想的でした。

大画面には皆さんからの坂井さんへの誕生日、ZARD30周年のお祝いのメッセージと花の画像が映し出されていました。会場でサイリウムを振る皆様だけでなく、会場に来られず、配信を視聴されていた皆様も坂井さんを想う気持ちでいっぱいだったと思います。

「こんなにも坂井さんを想っている方がいるんだな」、「坂井さんもこの様子を綺麗だなーって見てくれているかな」本当に感動して、自然と泣いてました。今でも『My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~』を聞くと、こみ上げてくるものがあります。

 スタッフの皆様

「家から出て家に帰るまでが遠足」ならライブも「家から出て家に帰るまでがライブ」でしょう。当日は大雪予報でした。コロナも流行っている中、心配事も増え不安な方も大勢いらっしゃったと思います。

展示やグッズを先に見たり買ったりしておこうと思い、早めの出発。
有明ガーデンではZARDの曲が流れており、ライブ前からテンションがあがりました!
僕は一人で参加したので、展示の写真を撮っている時に「複数人で来ている人たちはパネルの前で写真撮れていいなー」なんて思ってました。スタッフさんにダメもとで「写真撮ってもらっていいですか?」と聞いてみたら「もちろんです!縦で撮ります?横で撮ります?」と笑顔で対応してくださって、とれも嬉しかったです。

ライブが始まる前も、入場口で配布物を丁寧に渡してくださったり、来場者の方々を丁寧に席までご案内していたりとライブを楽しむ気持ちを傷つけないような配慮が本当に温かかったですね。
帰りもライブの余韻にひたっていい気持ちで帰れるよう、雪の中交通整備をしてくださった警備員の方々も本当に感謝しかありません。

「仕事なんだから当たり前」と思うこともあるかもしれませんが、僕もアルバイトでイベントスタッフやったことありますけど、めっちゃだるかったです笑
ただただ突っ立っているだけの時もあれば、グッズ売り場の列を整理しようとしても話全然聞いてくれない人もいるし、ステージのセットめちゃくちゃ重いし…
それでも、ファンの皆様が楽しんでいる様子を見ると、「誰かの思い出を作るきっかけに携われたからいっか」とこちらも笑顔になれます!

あの会場のスタッフの中には、お金のために働いていたり、ZARD/坂井さんのことをよく知らなかったりする人がいるのは当たり前だと思います。
そんな中でも自分たちがライブを楽しむことに集中できるよう、裏方に徹して支えてくださっている方々がたくさんいると思うと、「当たり前じゃないなー」、「ありがたいなー」と心の底から感じます。

以上3つが特に感動したことです!

大切なのは「かたち」ではなく「こころ」

ライブ全体を通じて感じたのは「こころ」を大切にしたいということです。
「こころ」というのは、感情とか何を感じたのかってことです。
「かたち」というのは写真とかグッズとかそのものですね。

もちろん「かたち」をバカにしているわけではありません。たくさん写真とったら楽しいですし、グッズも欲しいもの買って使ったり飾ったりすると楽しいですよね(*^^)v
「かたち」の良さはその時の「こころ」を呼び起こすサポートをしてくれることにこそ、価値があると僕は考えます。

写真という「かたち」を見て、「この写真を撮ってくれたスタッフさんの笑顔本当に素敵だったなー」、「ファン同士語り合えたことが楽しかったなー」といった「こころ」が呼び起こされる。

サイリウムという「かたち」を見て、「『My Baby Grand~ぬくもりがほしくて~』のファンの心が一つになる感じ、感動したなー」と「こころ」が呼び起こされる。

などなど…。自分がこうしてnoteという「かたち」にまとめているのも、自分自身の「こころ」を忘れないように、思い起こせるようにしているからです。

最近はSNSやインターネットが流行しすぎて、「こころ」が伴わない「かたち」に捕らわれてしまう人が多いなーなんて感じてます。インスタ映えなんかそうですよね。

「本当はお金あまりないけど、ファンのみんなが買っているからグッズを無理して買う」と「かたち」だけに捕らわれる。

「自分は一人じゃないことを証明したいから集合写真を撮りたい」と「かたち」だけに捕らわれる。

「SNSでたくさんいいねがほしい」と「かたち」だけに捕らわれる。

僕も昔、周りに嫌われたくないとか、ハブられたくないという気持ちから全然好きでもないカードゲームをとりあえず買って「かたち」はそろえておいたり、自分の淋しさを満たしたいという気持ちからSNSのフォロワーという「かたち」に固執したことがあります。
「かたち」だけに固執してしまうこと、人間誰しもあると思いますし、悪いと否定したいわけではありません。ただ、「かたち」だけに捕らわれると思い出が虚しさに変わります。「こころ」がありませんから。

「グッズは今1つしか買えないけど、この1つさえあれば、あのライブの楽しさが思い出せる!坂井さんのことを思い出せる機会を増やせるように、またお金が貯まったら買おう」

「一人で参加してるから、大勢の人たちで参加してるのうらやましいなー。でもサイリウム振って心が一つになったあの感動は何人で参加しても変わらないし、ファン全員で参加したのと変わらないよね!」

「ライブ本当に感動したなー!この気持ちをみんなと共有したい!いいねが例え1つでも、その人と感じたことを共有できたら嬉しい!」

そんな風に「かたち」に「こころ」が伴えば、思い出がより深く、より長く、より鮮明に自分に寄り添ってくれると思うんですよね(^^)/

坂井さんも届けたいのは歌という「かたち」以上に、そこに込めた「こころ」だと思うんです。詞という「かたち」に込めた「こころ」だと思うんです。

もうこの世では坂井さんに会えないからこそ、僕は坂井さんの残してくださった「こころ」を知りたい、寄り添ってくれたことへの感謝という「こころ」を共有したいと思って月命日にレビューを書いてます。

まだまだ人間として未熟なので、坂井さんの「こころ」を把握しきれませんし、間違った解釈をすることもあります。だからこそ、いろんな作品にふれて、感性を磨いて、「こころ」を深く感じ取れたらと思います。

もちろん、何が正解かはわからないので、自分の感じたことは大切にして、常にアップデートしていきたいですね!

ライブという「かたち」だけでなくても、日ごろから坂井さんへの「こころ」はSNSやnoteで皆さんと共有できて嬉しいので、この「こころ」をずっと大切にしていきたいです。

バンドメンバーの皆様、ゲストの皆様、スタッフ・関係者の皆様、そして坂井さーん!あなたを好きな人たちと「こころ」を共有できる機会をいただき、ありがとうございました(^^)/




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