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ZARD『今日はゆっくり話そう』

どーも、ゲッティです。27日。坂井さんの月命日ですね。

いつも寄り添ってくれるZARD/坂井泉水さんの歌、詞に感謝です。恩返しに少しでも皆さんにも興味を持っていただけたらと思い、曲紹介をします♪

今回は『今日はゆっくり話そう』をご紹介!

『今日はゆっくり話そう』

『今日はゆっくり話そう』(作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果)は39thシングルですね。「月桂冠『月』」のCMソングでした。37thシングルの『もっと近くで君の横顔見ていたい』も「月桂冠『月』」のCMソングでしたね。

坂井さんが優しく語りかけてくる部分もあり、力強く熱いものを訴えかけてくる部分もありの一曲。歌の物語の中でどんな話がなされたのか想像が膨らみますね。それだけではなく、坂井さんが話を聞いてくれたらどんな風になるんだろうなんて考えるのも楽しくなりますね💖

それでは、この曲について坂井さんが触れている部分をご紹介♪

インタビュー紹介

Q1:今回は「町で働く妻を見かけた夫が夜、妻をねぎらいながらゆっくりと語らう…」というシチュエーションですね。詞は、どのようにイメージを膨らませていかれたのでしょうか?
A:絵コンテがとても和やかで素敵だったので、サビはイメージがすぐに浮かんできました。
Q2:『今日はゆっくり話そう』というのは、坂井さんが日頃から大切に思っていることからつけられたタイトルなのでしょうか?
A:絵コンテにインスパイアされた部分も大きいですね。人と人との繋がり…そんな感じにしたくて。
Q3:キラキラ輝いた幸せな2人の表情が目に浮かぶ詞だなと感じました。森進一さんに提供された歌詞とは全く違う雰囲気ですね。同時期に対極とも言える詞を作るにあたって、気持ちの切り替えなどは意識されていますか?
A:ええ、全然違うタイプの曲、アレンジですから…。
Q4:この歌のテーマを教えてください!
A:う…ん、やっぱり「愛」かなぁ…。

会報誌『WEZARD』vol.26

実際にCMを見ましたが、坂井さんの曲が合わさることで、ストーリーがより膨らむなと感じました。ZARDは「愛」をテーマに活動されていますが、この曲も「愛」がテーマになっているんですね✨

月桂冠のCMは『もっと近くで君の横顔見ていたい』の時に続いてなんですが、今回もCMのために楽曲を書き下ろしました。最初にCMの絵コンテを頂いて、そこから詩の世界を広げていったんです。『もっと~』の時はCM画面が和風でしたよね。シチュエーションも"夜"でしたし。それに対して、今回は”お昼”という、そういう意味でも対照的な楽曲をクライアントの方も求めていらしたので……。
曲を初めて聴いたのは、つい最近なんですよ。デモからは、シンプルで、わりとマニアックでやや明るめのポップスかな……とそんな印象でしたね。CMサイズはほのぼのとしたアコースティック・ヴァージョンになっていますが、最終的には、UKロックのエッセンスがちりばめられたポップで明るい楽曲に仕上げました。男性コーラスが入っていたりするんですけど、コーラスは黒人ゴスペル調を入れてもらいました。「平和」というテーマをもとに、地球(世界)を感じてもらえたら……と。
フルサイズの歌詞を書く時は、CMの絵コンテから離れました。現在の世相を反映させ、”熱いもの”を表現したくて、その思いがこみ上げてくるまで待っていた時間が掛かりました。男性的でありながら温かい歌詞になっていると思います。タイトルは絵コンテにインスパイアされた部分が大きいですね。忙しい中でお互いが向き合う時間が大切だよね、と、それが「ゆっくり話そう」であり「今日は」で強調しました。私が誰かに何かを話すとしたら何だろう?『冬のソナタ』……?(笑)。
ヴォーカル録りでは毎回悩みますが、今回も難しかったですね。最終的なイメージが頭の中でハッキリしないと歌もセルフディレクションもピンと来ないので。ツアーを経験したことは私にとって大きな財産になっていると信じています。

'04/11/14発売『ザッピィ』より

2004年にこの曲が発表されましたが、その時の世相っていうのはどんな世相だったんでしょうね🤔
自分は10歳でしたから、学校という狭い世界しか知らないので、また時間があるときに調べてみようと思います。

「忙しい中でお互い向き合う時間が大切だよね」という部分から「ゆっくり話そう」とあるように、坂井さんは向き合うには言葉が必要で、一方的でなく、互いにコミュニケーションをとることが大切だと考えられたのでしょうか。この部分が「愛」というテーマにつながっていくんだろうなと感じます💓

また、「今日は」で強調されているとあるように、忙しい中で毎日向き合うのは余裕がないですよね。日々忙しくても、この日・この時だけはとった気持ちが思いやりなんでしょうね。

話は変わりますが、坂井さんの『冬のソナタ』のお話伺ってみたいですね笑

「月桂冠『月』」のCMソングとして流れていました。スローライフしかり、コミュニケーションの大切さをテーマに少し肩の力を抜いてもらおうと思って作詞しました。こちらもアコースティック、ゴスペル調ながら、頑張っている人への応援ソングでもあります。(坂井さんによるセルフライナーノーツ)
ーーCMは、優しい画と包容力を感じる詞が非常に合っていて、一編のショートムービーのようでした。コーラス、特にサビのコーラスの厚みと美しさが素晴らしい一曲です。
S:最初は全くゴスペル調ではなく、私が予定調和があまり好きではないので、いわゆる一言で言ってしまえるサウンドにはしたくはなかったのです。黒人の方の、その方たちの持っているアイデンティティー、歌声、フレーズが後半、よりゴスペル色を強めた、と思っています。

会報誌『WEZARD』vol.30

「コミュニケーションの大切さ」=「愛」でしょうか。言わなくても伝わる関係性も素敵ですが、やはり思ったことはしっかりと伝えていきたいですよね(^^♪

この曲を聴きたくなる時は焦っている時とか、休めていない時なので、坂井さんの思いやりを感じながら、肩の力を抜こうと思います🥰

さて、ここからは『今日はゆっくり話そう』の好きな詞をご紹介♪

自分の考えや解釈を押し付けるつもりはありませんし、違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうが、「そんな考え方もあるんだな」程度に思っていただけたらと思います。各々の感じ方や曲と結びつくご自身の思い出を大切にしていただけたら幸いです✨

好きな詞

その1:すり切れる程の緊張感の中で 最も輝くその時を

社会や夢を追う日々の厳しさの中でも、大切な人と語り合う時に見せる穏やかな表情がとても素敵なんでしょうね。ゆっくり語り合う時に弱音が出るのではなく、最も輝く姿を見せられる関係性、想像するだけでも心温まりますね🥰

しんどい時に「しんどい」と言えることも大切ですし、この詞のように日々プレッシャーを感じながらも、さらにいい表情を見せられる生き方も素敵です✨

その2:2番Aメロ

あたり前に居るから感じないけど
みんないったい何をめざして どこに向おうと思っているのだろう
だから知りたい!

友人や先輩後輩など、身近にいる人の夢や目標って学生時代はよく話になりますけど、だんだんと聞かなくなりますよね。

一緒にいるとなかなか変化に気が付きにくいですが、改めてゆっくり話して未来に向けた話に華を咲かせたいと思わせてくれる詞ですね!

その3:数多い願いの中でも たったひとつ叶えられるとしたら 何を選ぶだろう…

大なり小なり願いは各々の中にありますよね!「あれがほしい、これがしたい」と考えることは多々あれど、「この中でひとつ叶えられるとしたらどれにするか」とは考えたことはありませんね。

詞の最後に「…」とついているのが、個人的にはどこか儚げに感じられますし、「何を選ぶ?」と大切な人と語り続けていくシーンも思い浮かべられますね。

どこに向かっていくのか、向かった先で何を成したいのか、どうありたいのか…。いろんな選択肢があっていいですし、その未来について考える時間も、語る時間も、尊いものだなとしみじみ感じます。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

『今日はゆっくり話そう』は大切な人とのコミュニケーションを取る重要性を考えさせられますし、未来について考えさせられる曲だと感じます。

インターネットを通じて簡単にコミュニケーションが取れる時代ですが、周りに気を取られることなく、直接ゆっくりと話し合う時間を大切にしたいですね🥰

坂井さん、これからもどうぞ、寄り添ってください。

(本文の歌詞は『今日はゆっくり話そう』作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果からの引用)


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