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ZARD『気楽に行こう』

どーも、ゲッティです。27日。坂井さんの月命日ですね。

いつも寄り添ってくれるZARD/坂井泉水さんの歌、詞に感謝です。恩返しに少しでも皆さんにも興味を持っていただけたらと思い、曲紹介をします♪

今回は『気楽に行こう』をご紹介!

『気楽に行こう』

『気楽に行こう』(作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎)は6thアルバム『forever you』に収録された曲です。アルバム発売後にPHS通信会社のCMソングとして起用されたそうですね。

『What a Rare Issure! ~軌跡~』にて、坂井さんはこの楽曲について以下のように述べています。

タイトルを見てもらえばわかりますが、
いい意味で気を抜いてもらうための曲です。

坂井さんがおっしゃっているように、僕は「頑張りすぎてるなー」とか「会社行くの面倒くせーな」とか思った時にこの曲を聴いて、「ま、なんとかなるか。気楽にいくかー!」と力を抜いてますね(*^^*)
好きなことで頑張ってる時は『負けないで』がいいんですが、「しなきゃいけないこと」や「好きでもないことで頑張らないといけない時」は一旦『気楽に行こう』を聴いて、頑張っている自分を鼓舞するのではなく、寄り添ってあげてから行動に移してます。応援歌にも様々な形があって面白いですよね。

4月ももうすぐ終わろうとしていて、新生活や新しい環境で過ごされている方も多いと思います。必要以上に力が入りすぎてしまって、「なんだか疲れるなー」なんて感じている方にぜひ聴いていただきたい一曲です。

そんな『気楽に行こう』の好きな詞と自分なりの解釈を紹介します。あくまでも自分の解釈で語ります。自分の解釈が正しいと押し付けるつもりもないですし、異なる考えの部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。

好きな詞

その1:「長い付き合いって 素直じゃいられなくなるわ」

恋愛だけでなく、友人関係や仕事の関係でも長く一緒にいると「これだけ一緒にいるんだから私のことわかるよね?察してよ!」と言いたくなったり、思ったりすることありませんか?自分はあるあるですね笑

仕事なんかだと、口には出しませんが

「今忙しいの見たらわかるだろ!自分で考えてくれよー」
「俺それ苦手なの知ってるよね?何でふってくるかなー」
「その仕事やってみたいけど、俺にやらせてくれないかなー」

みたいなことは思ってましたね。要は甘えだと思います。長い付き合いになって、関係性が深まってきたからこそ、「自分のことを知ってくれているだろう」という期待や相手を試そうという気持ちの表れだと思います。さらに、その関係性を壊したくないからこそ、傷つくことを恐れたからこそ、自分の気持ちや意見を素直に表さずに、相手に察してもらおうとするんですよね。

では、自分は相手のことをわかろうとしていたのか。そう問いかけてみると答えはNOです。反省ですね。お互いに思いやりを持ちながらも、自分の考えをしっかりと伝える大切さを再認識できますね。

とはいえ、「やっぱり相手に期待してしまう人間らしさ」も好きです。そんな時は自分に「言わなくてもわかってもらいたいよねー!」と寄り添ってから相手と向き合います!

その2:「忙しさに寄りかかりたい… 風が止まった 明日はきっと笑顔が似合う」

1番のサビのラストですね。「忙しさに寄りかかりたい…」の「…」が歌としては聞こえませんが、歌詞を見た時に忙しさを味わっている感じが表現されていて、寄りかかっている感じがとても伝わってきます。

この詞の前に「追いかけたい気持ちにブレーキかけて」とあるように、忙しいとどうしてもその忙しさから逃げるために相手や何かを求めてしまう感覚ってあると思うんですよね。そんな中忙しさとしっかり向き合って味わう。

「忙しくて嫌になる!」
「忙しいから早く癒されたいなー」
「誰かこんなに頑張ってる自分を認めてよ!」

ではなく

「ああ、今忙しいんだなー」

と今の自分に目を向けて、ただその感情に浸る。それも大切だなと気づかされました。

そんな忙しさに対抗するわけではなく、忙しさを受け入れると「風が止まった」んでしょうね。この風は向かい風を表していると思いました。向かい風の中「負けるもんか!」と突き進むと疲れますよね。「まぁ、流されてもいっか」と力を抜いたら向かい風も止まったのかな。無理する必要がなくなったからこそ、自然な笑顔が出てきて、素敵な表情になるんでしょうね(^^♪

ん-、無理してない自分の表情を想像するとイイ顔してますね!

その3:「コンクリートに膝を抱えて座ったら 世の中が見えた」

『心を開いて』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)の「ビルの隙間に二人座って 道行く人をただ眺めていた」の一人バージョンかなと思いました。
なんとなく街行く人たちを見てたら、「愛し合う人たち」、「愛されたい人」、「嬉しそうな人」、「辛そうな人」、「夢を追いかけている人」、「日常を大切にしている人」などなど…。そんな人たちを見てたら、人生とか世の中について難しく考えてたけど、深く考えなくてもこんなもんだよなーと気が付いたのかなと思いました。

いろいろ考えることが好きな僕にとっては、目に見えているものだけでなく、その裏側まで難しく考えすぎてしまうことがあります。そんな時には「考えすぎなくても大丈夫!意外と世の中単純だよ」と気楽に力を抜いて考えます(*^^)v

その4:「変わってしまったのは あなたじゃなく 私なのかもしれない」

その1でも触れたように、「察してくれないなんてひどい!」という感情が湧いてくることがあると思います。これは相手が悪いのではなく、最初は互いに想い合っていたのに、忙しさや会えない不安なんかで余裕がなくなっている自分への気づきだと感じました!

相手はいつも通りなのに、自分が余裕のなさで変わってしまった…。他責だけではなく、自責でも物事を考える重要性、自分を振り返る大切さが学べますね。

この詞の「私なのかもしれない」の「かもしれない」が「あ、相手のことばかり責めてたけど、もしかしたら自分が原因かも」というような気づきや「自分が悪いって認めたくないけど、でも、自分にも悪いところあるよなー」というような葛藤が見えるのが人間味が溢れていてたまらなく好きです(*^^*)

その5:「今はミラーに映る小さな幸せを ひとつずつ積み上げていこう」

僕が『気楽に行こう』で一番好きな詞ですね!この歌の主人公は、大切にしている人と二人でいる時間を大切にしたいと考えていると思います。さらには、一人でいる時の淋しさや忙しさといったネガティブな感情と向き合うことを避けていると感じました。

ネガティブな感情と向き合いたくないからこそ、大切な人と二人一緒にいたい。でも会えずに、余計不満が募っていく。そんな中、忙しさに寄りかかって力を抜いて気楽に生きていく中で、世の中が見えてきた。

二人でいる時しか幸せを感じられないなんてことはない!

好きな音楽を聞きながら歩いている
カフェで好きな飲み物を飲んでホッと一息ついてる
楽しくYouTubeを見て気分転換

そんな何気ない日常を楽しんでいる自分の姿が街中のショーウインドウや鏡、ガラスに反射している。大きな幸せでなくても、日常に溢れる小さな幸せを大切にしよう。小さな幸せ一つ一つを大切に積み上げていくだけで十分幸せだよ。

そんな主人公の姿が想像できます!「『今』というこの瞬間を大切にしてほしい。」そんな坂井さんからのメッセージが伝わってきます(^^)/

過去を振り返ったり、未来を思い浮かべたり…。もちろん大切ですが、あの過去があったからこそ!あんな未来に行きたいからこそ!今この瞬間を、味わって、生きていきたいと思わせてくれる詞です。

気になったこと

2番のAメロで以下の詞があります。

人ゴミの視線が 私の肩を抱くけど

『My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~』(作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎)では

温もりが欲しくて 人混み歩いた

と、「人混み」が漢字なんですよね!

『気楽に行こう』ではネガティブな気持ちを歌の主人公が持っているから、「ゴミ」というネガティブなワードと連想させるためにあえてカタカナにしたのかな?なんて思いました。皆さんはどう思われますか?何かお考えがありましたらコメントいただけると嬉しいです!

答えはわかりませんが、人生を全うしたら坂井さんに聞いてみたいですね。

終わりに

最後まで読んでくださってありがとうございました!僕にとって『気楽に行こう』は、「無理せず力を抜くこと」、「今を大切にすること」を坂井さんが寄り添って伝えてくれる曲ですね。

皆さんも自分の好きな詞や歌の解釈は様々でしょうから、押し付けるつもりはございません。皆さんの想いを大切にされながら、「こういう風に捉える人もいるんだ!」、「ここ共感できるわー!」と視野が広がるきっかけになれば嬉しいです(^^)/

『気楽に行こう』ぜひ聴いてください!皆さんの好きな詞も教えてくれたら嬉しいです!

今まで坂井さんやSARD UNDERGROUNDについてまとまた記事はこちらから。よかったら読んでください。

次回5/27は坂井さんの命日。「ZARDと言えば?」とファンだけでなく、日本中で聞けば間違いなくこの曲が1位になるでしょう。『負けないで』について紹介します。5月は『負けないで』の曲紹介だけでなく、ZARD/坂井泉水さんについてより知るきっかけを提供したいと思いますので、ZARDのコンセプトや自分なりに坂井さんの魅力なんかも紹介していきます(*^^)v

坂井さん、これからもどうぞ、寄り添ってください。

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