2020年を振り返る

はじめに

毎年書いている気がするが、2020年はとても濃かった2019年よりも濃い一年間だった。

今年も年始と年末で多くのことが大きく変化したと思う。今年もアーカイブとして、残しておきたい思い出を記録しておこうと思う。

コロナ渦での生活

今年はコロナについて語らずして終えることはできないだろう。本当に多くのことが変化した。正確にいうと、得たもの、失ったものが劇的に多かったという感じだろうか。得たもの、失ったもの、どちらが多いかはわからない。少なくともわかるのは、もう今まで通りの生活に戻ることはないということだけだ。

僕がコロナ渦に失ったと感じているものは以下の通りだ

1. 人との対面の交流

去年まで普通に行なっていて、今年はできなくなったことはたくさんあると思う。特に多くの人が集まるようなイベントや宴会、そして職場などの、人と交流する機会が圧倒的に減った。オンラインでも人と集まることができる。しかし人が集まることで作られている空間というのはたくさんあると思う。そういう空間を楽しむ体験は今年はできなくなってしまった。特に職場で物理的に社員と交流をとることができなくなってしまったのは個人的に辛いことの一つだった。

2. 新しい場所への移動

今年個人的に一番できなくなって辛いと感じているものは、旅行だ。特に海外への旅行。今年は海外旅行などができなくなることで、新しい文化などの発見を行うことができなくなってしまった。これが個人的にとても辛かった。

僕が一番快感に感じるのは「発見と意外性」だ。自分が知らないこと、自分が想像できないことを体験することで活力が生まれる。旅行はこの体験をするのにとても良い機会ただった。新しい場所への移動が今年一年失ったものとしては印象に残っている。

3. 外出を前提とした生活

コロナ渦に入って、家にいる時間が圧倒的に増えた。逆にいうと今までのように家が寝るための設備で良い場所ではなくなってしまった。逆にお気に入りの服を来て外出を楽しむことも圧倒的に少なくなってしまった。

逆に得たものとしてはこんなものがあると思う。

1. リモートワーク

一番大きなものとしてはやはりリモートワークなんじゃないかと思う。これはデスクワークの人であれば多くの人が当てはまるんじゃないだろうか。

リモートワークを得たというよりも、リモートワークを起点とした生活スタイルの変化が得たものという感じだ。

リモートワーク(在宅勤務)が前提になったことで、生活が大きく変化したと思う。家の設備は大幅にアップデートされたし、料理もたくさんするようになった。コロナ渦で一番上達したものかもしれない。出勤時間もなくなったので、朝の時間にもゆとりが出て、朝から何かやってから出勤する、いわゆる「エクストリーム出社」ができるようになった。リフレッシュに使える時間は以前より圧倒的に増えたと感じる。

2. 電子決済の加速

これは主観的な感覚だが、この一年で電子決済ができるお店がすごく増えた気がする。これは国の政策によるものなのか、コロナ渦によるものなのかはわからない。僕は電子決済はできればできるほど良いと思っている(現金がいらないという意味ではない)僕は自分の行動や体験を全て記録しておきたい癖がある。そういう意味でも電子決済はとても有用だ。だからこの変化はコロナ渦によるとてもいい変化だなと思っている。

ポジションの変化

業務的な観点で言うと、今年はエンジニアからプロダクトマネージャー、チームリーダーへとポジションが変化し、多くの新しいことに触れた一年になった。多くのことが初めての挑戦で、学びも多かったし、失敗も後悔も多かった。今年の初めの頃は不安も多く、日々やっていることの多くのことに自信が持てない日々だった。振り返ってみるとこの一年で自分の考え方や気にかけているところ、価値観などが大きく変化したなと感じる。

僕はマネージャーのミッションは「いかにチームの成果を最大化するか」だと思っている。自分が手を動かすのではなく、チームとして多くの成果を出せるようにしなければならない。この、「いかにチームの成果を最大化するか」の方法をこの一年は模索し続けていた。この一年で導き出したマネージャーとしての役割と現在実践していることについては以下の通りた

1. チームのメンバーの力をうまく連携させる

チームとしての成果でこれは必須だ。チームを組む意味とは何だろうかと考えたことがある。僕は個人で発揮する以上の力をチームであれば生み出すことができるからだと思っている。逆にチームを作っているのにチームで出せている成果がチームメンバー個人の能力の総和以下であるならば、チームを組んでいる意味はないし、マネージャーとしては力不足だと僕は考える。

つまり、チームの力はメンバー個人の力とチームの連携力の向上によって力が大きくなっていく。マネージャーとしてこのメンバー個人の成長の支援と連携力の強化を目指した。

このチームとしての力を強めるために、以下のような本を読み漁っていた。

2. チームの行先を示す

マネージャーの二つ目の役割は、プロダクトの戦略やチームの成果の定義、目標を定めることだと思う。これができなけばチームもプロダクトも方向性が不当目になり、本来獲得しえた成果も得ることができなくなったり、潜在的に得られていた成果を見逃すことにつながる。僕は一つ目に書いた役割と二つ目に書いた役割は実質同じことだと思っている。

僕の尊敬している人に市谷聡啓さんという方がいる。以前市谷さんが以下のようなツイートをしていた。

プロダクトづくりとはまさにこういうことだと僕も思っていて、だからこそマネージャーはチームづくりとプロダクトづくりの舵取りを行い、プロダクトの戦略、方向性、目標というもの作り、それ正しくチーム内外に発信することに多くの時間を使わないといけないと考えている。今年の後半はこれらのことを毎日考え、学ぶことに使った。この力を身につけるため、以下のような本を読んでいた

来年の抱負

今年は正月には想像できない世界に変化した一年だった。そんな一年を通して、来年は以下のことに力を入れていこうと思っている。

1. 英語力の強化

今年は海外にいくことができず、新たな文化や体験に触れることができなくなった。だからこそ英語を用いたコミュニケーションというのは今後より重要になっていくと思っている。なぜなら実体験として新たな発見をすることができないため、海外の情報はテキストや音声でしかインプットすることができないからだ。来年も海外に行くことは難しいと思う。また海外に行けるようになるときのため、また日本にいてもたくさんの発見をし続けるためにも英語力は鍛えていきたい。

2. 他の分野の力の強化

この一年でも感じたことだが、エンジニアリングやIT業界以外の知識が圧倒的に弱い。業界が違くとも汎用的に使える知識やスキルは多くあると思う。来年はそういうものも習得していくようにしていきたい。

3. 人との関わり方を変える

僕は元来内向的な人間だ。自分から人に関わることは避け、自分に興味を持ってくれる人との関わりを続けてきた。コロナ渦を通してこの性格はとても相性が悪かった。在宅になってから関わる人は圧倒的に少なくなり、日々寂しさで心を痛めた。来年からは人との関わりというものを自分から作っていこうと思っている(すでに挑戦し始めているが)

まとめ

今年も色々なことがあったが、振り返ってみるとなんだかんだいい一年だったような気がしてきた。来年も、少なくとも僕に関わってくれる人は幸せにできるような人間であれるよう、日々を過ごしていきたい。

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