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#7 出口で響かす〜顔上半分 編〜


#5出口でしっかり鳴らす で「軟口蓋」を開けましょうというお話をしましたが、
もう一つ空洞を作る上で

・大切なのが「鼻腔」になります。 

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横から見た図で分かるように広い空洞口腔内と鼻腔の二つ
空洞は共鳴部分になるので、広く使った方が「よく響く声」になります

では鼻腔を広げるには「引き上げましょう」
軟口蓋の時もそうでしたが、鼻腔を内側から意識して引き上げろ!と言われて出来たら苦労はしない。

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そこで 目を開き眉毛を引き上げ、小鼻を広げ鼻で息を吸ってみてください。
ほら何か…鼻の奥(鼻腔)が引き上げられた感覚ありませんか

軟口蓋はあくびでしたね。
口を開けたままのあくびでは鼻も眉間も開けれないので、軽く口を閉じましょう

さぁー!口の中での欠伸と同時にしっかり眉毛と目を引き上げた状態鼻から息を吸ってみましょう

空洞に空気が充満しましたね。充満したままだと辛いので
充満している空気を唇を閉じたまま『んー』っと音にして鼻から外へ出してみましょう。
唇や歯茎など振動してくすぐったくなりましたか?

はい!これは『ハミング』です。

・ハミングとは?


唇を閉じて鼻の共鳴を通じて歌うことです。わかりやすく言うと、「鼻歌」のことです。

・ハミングのいい所

・音程をコントロールしやすくなる。
(歌詞がない分音程に集中できるます。又、ハニングで出せる音は口を開いたら絶対に出ますwもし鼻歌では出るけど、歌うと出ない人は力んでます。まず力を抜きしょう。)

・声の通りが良くなります。
(発音しない分、喉にムダな力が入らず、舌の形に影響されない発声をすることが出来るようになります。)

・響き所を認識しやすい
(きちんと響きが当たるとリアルに振動するので響き所が解り易いです)

・口が乾きずらい
(風邪ひいた .調子が悪い時はハミング練習にしましょう。口を閉じているので乾燥を防げます。)


・それではハミングをしてみましょう。

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1.口を軽く閉じます。(きつくムーってしない)
2.鼻歌を歌っているときのように、「ん~」と声を出します。(鼻から暖かい空気が出てるのを感じましょう)
3.鼻の頭を指で触ってみて、響きが伝わってきているかどうか確認します。(口の中がびりびりと震えていれば尚良い。まずその場所を探しましょう。ハミングすると口の中で響き過ぎてと私は唇かゆくなりますw)

4.慣れてきたら、その状態をキープしながら色々な音の高さでハミングしてみます。
(高さによって、音も響かせるところも変化します。
・出しやすい音の場合は1番(鼻の先)
・高音になると2番(眉間辺り)

5.音階をつけながらハミングを行います。
(口の中の響きを意識しながらドレミファソラシド)

6.ハミングで一曲アカペラで歌ってみましょう。(まずは、カエルのうたやドレミの歌などアカペラで歌えるものでチャレンジしてみてください)

・鼻腔も口腔内も顔の半分より上にある

顔の上半分 を使うとは?
上唇、頬より上 鼻、目、眉毛などをしっかり意識的に引き上げる事でしっかりとした空洞を維持できます。

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・目と眉毛を引き上げるには

・鏡を見ながら行います

鼻呼吸で息を吸うタイミングで小鼻を張り、同時に自分の目を一回り大きるするイメージで上に挙げてみましょう。

・息を吐くタイミングでゆっくり元に戻していきます。

この時は全て腹式呼吸でトライください!肩上げない!胸張らない!

・上唇や頬の引き上げの筋肉を鍛えるには

何個かあるのですが今回は余り他では紹介されていないエクササイズにしたいとおもいます。

1歯を上下しっかり合わせます
(鏡を使って上下がずれていないか確認してください)

2歯茎が上下見えるほど唇を開けてます。
(なるべく唇は横に開けるのではなく上下に四角い形になるのが理想です)

3口の四角い形をそのままに
(歯茎出したまま)口をゆっくり開けます。

4全開になったら開けたまま一呼吸し、ゆっくり同じ形に閉じていきます。
(歯が上下ずれないように気を付けてください)

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歯茎を見せた状態で唇を開こうとすると普段使わない顔の筋肉を使うと思います。
そここそが歌の中で引き上げてほしい筋肉となるのです

・出ッ歯の方や受け口の方は歯を上下揃えるだけでも筋トレになるので、まずはそろえて唇を開けるまでやりましょう
・噛み合わせで中心がずれていることが多いので、中心を上下揃えると顎矯正にもなり小顔効果があるらしいです。



#給付金をきっかけに  より生徒さんがLessonがしやすい環境作りをしていきたいと思っています。

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