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こうして私はKONGになりました。

どうも。

KONGです。

誰しも一度は、あだ名を付けられた事、付けた事ってあると思います。

親しい人に付けられたあだ名。

名字や名前をいじられ付けられたあだ名。

ちなみに、
言われて『ムッ』としたら、それはあだ名ではなく悪口なので、そん時は

「ぼかぁーーーーそんなの嫌だ!!!」

としっかり言いましょうね。

これは十数年前の話。

KONGがまだ周りから『貝ちゃん』と可愛く呼ばれていた頃。

あまり仲良くはないが、まぁまぁ知り合いといったレベルで、
別に何かをされたわけではないが、どちらかといえば苦手……そんな、ある先輩がいました。

緑色のズボンと坊主頭がトレードマークのその先輩は、
誰にでも一歩『グイッ』と踏み込んで行くタイプで、
独自の『あだ名』を勝手に作って話しかける事を趣味にしていました。

ある日のこと。


「お!パンツちゃん!」


と、誰かが自分に向かって声を掛けてきました。
振り返ると、そこにはいつものコスチュームの、あの先輩が。


先輩は近くに寄ってきて、KONGを指差したかと思うと


「知ってる?
貝吹の『吹』って『スイ』って読むから、

『貝スイ』

『海水』

……で、パンツ!!」


なんだそれ。

いきなり人を大きな声でパンツ呼ばわりしやがって。

KONGとしても非常に腹立たしい気持ちになりましたが、
その場の空気が悪くなりそうだったので、

そこで咄嗟に


「今日も元気っすね、天津飯さん!!」

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と言ったら、


「……はあ?……なんで俺が天津飯なんだよ!?」

と、まさかの激怒。


どうやら、人にあだ名を付けるのが好きなくせに、
自分があだ名を付けられるのは嫌だったようで。

怒ってKONGを指差してくるもんだから


「うわぁ『どどん波』!」


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と畳み掛けたら、一同爆笑。

その日から、見事に彼の『天津飯』が定着してしまい、
それ以降『天津飯』は人にあだ名を付ける事をやめました。


そして、数年が経ち、風貌が変わった今でも一部の人達から『天さん』と呼ばれております。


めでたしめでたし。


さてさて。

昔自分がいたバンドで、事務所の偉い人達と
個々のプロフィールを作っている時、

「裕一郎はドラマーだから、村上ポンタ秀一さんみたいに、
ミドルネームみたいなの入れたらいいじゃん!」

「プロレスラーっぽいから、『マックス』とか『ハンセン』とか!いいんじゃないか?」

という声が上がりました。


「……マックスっすか?」

と自分が返したのも束の間、誰かが

「コング!!」


(いや!アジャさんいるから!)

その瞬間当時のマネージャーがパソコンでパチパチ…

「コングってドラマーは……

存在しません!!」


(だろうよ!もっと親しみやすそうなヤツにしようよ…)


「よし!!今日からKONGだ!!!」


(え!!もう?!)


と、私の意思とは関係なく…

こうして私はKONGになりました。

今となっては、KONG、KONGさん、KONGちゃん等、親しみ込めて呼んでくれる人達が多く、これからもKONGらしく、KONGしていこうと思います。

それでは、また!!

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