子猫について

夕食を食べていると外で子猫の叫び声。恋人がえらく気にしている様子だった。それに子猫をそのまま回収したいと言い出した。僕はいいんだけれど動物を飼うには唐突すぎると思った。でも近くで死なれるよりずっといいのかもしれない。
実際に鳴き声のする方へ子猫を探しに行った。でも見つからない。近くにいるはずなのだがどこにいるかわからない。一度家に戻った。けれども鳴き声があまりに止まないので再び家を出た。そうするとちょうどお隣さんが猫を捕まえようと出てきた。真白いタオルを手にしている。隣人の家へ不法侵入して、それから猫を見つけたが、少し高い位置にいる。手が届かない。脚立をお隣さんが撮りに行く。その間に猫を回収できまいかと手を伸ばすがやはり高い。しょうがない。
結局猫はお隣さんが捕まえた。生まれて数週間ぐらいの子猫のようだ。可愛かった。声がつんざくようだった。猫飼いたいなって思う。

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