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PornhubとSNSの連携による収益化事例 - データで見るPornhub

前回に引き続き日本人Pornhubモデルの一週間を追っていきます。今回はPornhub参入たった3カ月で急成長中のカップルEさんを紹介します。

カップルEさん

・一週間の総再生数の伸びは243万回以上
・一週間で2本の動画を投稿
・トータルの動画数は29本
・3本の100万再生越え動画
・ほぼすべての動画が10万再生越えで、最近の動画も人気がある
Twitter/YouTubeなどのSNSを積極的に使っており、そこからの流入が多そう

このカップルは今一番注目すべき日本人Pornhuberだと思います。複数のSNSを駆使して集客とマネタイズの流れをうまく設計しています。

前回のモデルMさんのように、Pornhub単体で再生数を稼ぎ収益に繋げるには一定の困難がありました。サイト側に"特集"としてピックアップされないと再生数が伸びにくい点です。結果としてMさん場合は、"人気のある動画の再生数は高いが、そうでないものはあまり見てもらえていません"。一方でカップルEさんの動画はほぼすべて10万再生越えで、投稿されてすぐのものでも勢いよく視聴数が伸びています。彼らは、アダルトコンテンツを扱わない複数のSNSで集客した視聴者をPornhubまで導くことで動画の再生数を稼いでいます。

具体的には、YouTube/Instagramでファンを集めTwitterへ誘導。そこからPornhubの動画へつなげることで視聴者を集めています。さらにファンサイトもあるので、このカップルを気に入った視聴者はお金を払って限定コンテンツにアクセスできる仕組みになっています。

YouTubeやInstagramのような多くの人が使うSNSはアダルトコンテンツを規制しています。これらのプラットフォームに直接ヌード写真を投稿したり、Pornhub動画へのリンクを貼ることはできません。Twitterだけは少し特殊で、ルールの下であればアダルトコンテンツを載せることが許容されています。このカップルは、非アダルトとアダルトをつなぐパイプとしてTwitterを活用しています。

うまく考えられています。Pornhuberを目指す人はみな真似すればいい。とはいえこの方法は海外のPornhubモデルさんたちの間ではすでに常識になっています。背景には昨年末の事件があります。

この件でPornhubは信用を失い、クレジットカード会社との取引ができなくなりました。クレカが使えなければユーザーからの課金を受け付けることができません。必然的にPornhubモデルの動画販売やファン登録などのユーザーのお金がモデルさんに還元される仕組みも止まり、今まで得られていた収入の一部が消えてしまいました。代替策としてOnlyFansなど外部のファンサイトを作り収益化する流れが加速したわけです。

事件後Pornhubはサイトの健全化に注力しており、クレジットカード会社との再契約を目指しています。また、動画視聴回数に応じた広告収益は依然として受け取ることができます。モデルさんへの還元を少しでも増やすためにその広告収入を上げる対策をしているので、再生数が増えればより稼げる環境になっています。


今回はPornhubとSNS・ファンサイトを利用した収益方法を紹介しました。日本人のモデルでこの方法をうまく取り入れている方はほとんどいません。みんな真似しよう!

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