年末(2023)

考え過ぎで無数の言葉が浮かぶ真夜中と
何一つ言葉が言えなくなってしまった朝を
何度も繰り返しながら僕は生きている
コーヒーを飲んで
酒を呑んで

後何万回上手くいかない日々を繰り返したら
僕は素直に生きていけるのだろうか
思い出したのは昔笑っていた友達だったり
あの日のあの娘の話だったり

今日が始まる
日が昇る
頑張ろうとか嫌だなとかって思ったりする
コンビニでコーヒーを買う
また今日もこうして一日が始まる

通勤電車では無料で読める漫画を読んだり
どうでもいい記事を眺めたりしている
例えばこれらは全てが無駄な営みなのだろうか
そんな事を考えていたら会社に着いた

会社に着いて机に座りログインをしていく
「ログインする事が生きている証みたいだね」って
あの日君が言ったあの言葉は最高だったな
今でも時々思い出してしまうよ

今日が終わる
日が暮れる
溜息とか「疲れた」とかばかりが口に出る
帰り道で缶ビールを買うのさ
また今日もこうして一日が終わる

いつもの駅で多分いつも同じ改札を通る
ディズニー帰りの子どもが笑っている
追い抜いていったサラリーマンは残高不足
こうして日々を繰り返している

あー今年もまた1年が終わる