独身偏屈おじさんルートを回避する方法を見つけた気がする2022

2022年お疲れ様でした。関わってくれた人のおかげで大変実りある一年となりました。重ね重ね御礼申し上げます‼️💦

特に今年はエデン、モジャ界隈に帰ってきて色んな人と交流させてもらって嬉しかったです。人とのつながりを感じた一年でした。来年も独身の変わったおじさんを、みんなかまってね!

で問題の『独身偏屈おじさんを回避する方法』なんですが…

『結婚すること』ではないと思うんですね。

こういう目的を達成すれば幸せになるし、達成できなければ幸せになれない、という考え方、非常に神経症的だと思うんですね。

古典的な神経症の定義の一つとして『ある目的に固執する。それが達成されるまでは自分は不完全でありと捉え、それゆえ慢性的なストレスを感じている』というのがありますが、まさにそれだと思うので、なかなか幸せな方向には向かっているとは思えない。学歴コンプレックスとか、年収コンプレックスとか、こういったものはここに分類されうる。

『結婚をすれば自分はまともになれるんだ。なれないのは結婚をしていないせいだ。まともになるために結婚をしなくては!』

結婚を、年収、学歴、見た目、何に置き換えていただいても、現代社会の不幸、病理の原因であることがわかっていただけると思います。

客観的に見ればこの異常性は非常に当たり前のことだと思うのですが、しかし『独身はおかしくなる』という言説はインターネットにおいてまだ支配的です。

この言説の異常性に気づけない人は、大体の場合、全てのコンプレックスにさいなまれ続けます。

ではどうすればいいかという話ですが『シンプルに人間としてまともであろうとする』ということに尽きると思います。

人としていい人間であろうとする。人の役に立つ。物事の調整役になる。物事を進める。場を作る。そういう人間として良い状態を目指していくこと、これを私は『おじさん力』と呼んでいますが、それを高めていく。それが幸せに生きることにつながっていきます。

非常に当たり前のことを言っていると思われるかもしれませんが、案外こういうことを人は忘れてしまい、恋愛、金、名声に支配されていきます(するなという話では全くないです。それが世界の全てだと、認知が歪んでいくという意味です)

お金がなくても、異性に興味を持たれなくても、無名でも、しっかりと生きていくことができるし、そのために努力できること、向上できること。それがたくさんあるなあ。

と気づけた2022年でした。

そもそも論としては6年前に書いた『いいおじさんになる三つの方法』という論文があります。かなり前から、どうやっていいおじさんになるのか、ということを考えてきました。

その時はまだ、地位とか名声にこだわっていたので、仕事を頑張って、会社を作って、若者に仕事を与えることが一つの目標だと考えていました。

しかし、よくよく考えてみると、全てのおじさんがそういった能力に恵まれているわけではないので、それができない人がたくさんいるし、それができないから『良いおじさんとは言えない』と考えるのは、あまりに了見が狭いのではないか、と考えるようになりました。一部のスーパーエリートだけが、良い人間なわけはありません。

今年の頭に気づいたことの一つは『おじさんはおじさんのことが嫌い。つまりそれって、自分のことが嫌い、ということにつながってしまっている』ということです。

人間、自分のことを好きになれば、幸せになります。逆にこれができない限りは、全てを持っていても幸福にはなれないと思います。

おじさんは、おじさんのことが嫌いで、それゆえ自分のことが嫌い。これがおじさんの不幸の理由だと思いました。

なので『おじさんをロフトプラスワンに百人集めて楽しく飲むイベントをやる』これを2022年の目標としました。

達成はできなかったのですが、日々、江古田モジャに集まって、フゥム(風夢)さんと社会の悪口を言って盛り上がるという生活を送り、おじさん同士で仲良く生きることができました。おじさんって面白いな。俺たちって面白いな。自分いいな、と思えるようになりました。

こういう生き方を『ホモジーニアス』と批判する人がいるのはわかります。ホモジーニアス、つまり似たような人間のコミュニティに閉じていることを指しますが『同質の人間を愛すこと』と『閉じていること』は、完全に別なのです。

ホモジーニアス=同質性の極みであるところの『自分』を愛することが幸せのスタート地点であるとすれば、自分と同質の人間を愛することも、幸せにつながります。

よく周りを見てもらえれば、自分と似たような人が嫌い、という人があまり幸せそうではないことに気づくと思います。

常に自分には何かが欠けていて、それを他人に求めている。それはなかなか幸せになるのは難しいといっていいでしょう。

もちろん、そこに閉じているだけではいけないとは思うのですが、自分を愛し、自分と同質のものを愛することによって育まれた『自尊心』は、自然と他者、外との交流を促します。

むしろ『同質性への閉じこもり』は『同質性への阻害』が原因なのです。

ということで『偏屈な独身』を避ける、もっと大きく言えば『幸せに生きていく』ために必要なのは、非常にシンプルなのですが『自分を好きになる』ことにつきます。そしてその延長線上に『自分と同質のものを好きになる』ということがあります。これをおじさん論に展開すれば『おじさんを愛する』ということになります。そして、自分を愛することによって育まれた自尊心は、他者との交流の土台となり、良い社会性を育てていくスタート地点となります。

以上‼️

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