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【遊園地】将棋を趣味にしている人は面倒くさい

以前、某有名遊園地(遊園地というよりテーマパーク?)の方が「当〇〇のリピート率は98%を超えております!」という主旨のことをおっしゃっていた。こんな時、私は「ああ、私は残り2%の人に入っているんだ」と誇らしい?気持ちになるw
もちろんその場所に行ったことはある。行って知ったうえで「二度と行かない」と思っているのである。

将棋を趣味にしていると何かにつけ論理にうるさい。私は基本的に高所恐怖症でありジェットコースターが何しろ苦手。長男もしっかりジェットコースターはダメな人間に育ってくれた。
ところが妻と次男は結構、ジェットコースターが好きなようだ。
子供たちが小さい頃、遊園地に連れて行ったりしたが見事に二手に分かれて行動することになる。
妻と次男は絶叫系の乗り物やアトラクションを好んで長蛇の列に笑顔満点で並び始める。私と長男は玉の守り重視で安全な乗り物しかのらない。人気があまりないのか比較的列も短いほうだ。
将棋風に言うと、駒の損得も玉の固さも差はないが効率の良さが我々の方が断然優っているので我々の作戦勝ちであろう。
また、ジェットコースターの長蛇の列に並ぶ妻と次男にいつも同じことを言う。
「そもそも、お金を払って怖い思いをするというのは論理的におかしい」
妻は「あー面倒くさっ!」という反応をいつもみせる。そりゃあ当人たちは心から楽しめているわけで、こんな面倒くさいオヤジの話を聞く気にもならないことであろう。
こと遊園地においては我々夫婦は図鑑上、違うページに属しているようである。怒られないために明るい場所に住んでいるのが妻で私はさしずめ深海魚のページあたりだろうか?

そんな感じで二手に分かれてそれぞれ楽しむことになるが遊園地の帰りに車に乗ると残りの3人は秒速で眠り始める。こんな時、運転手としては辛いと感じるかもしれないが、この瞬間が私は好きである。
疲れ果てるほど遊んで、帰りは私に託してくれたと思えばよい。
今は子供たちも大きくなって遊園地には行かなくなった。いつの間にか家族で行動する時、運転する役も長男に代わるようになった。
少しずつではあるが親としての役目も終盤戦を迎えているのかなと思う。
自分の価値はこれからどうなるのかと思うこともあるが、これはこれで一局の将棋と思っている。

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