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星歴13夜 "NyxNocturne"

書いておきたい物語(記しておきたい)は沢山あって、今までであれば、その時のメンバーがいないなとか、もしも誰かが傷ついてしまったら嫌だなとか、そーゆー理由で書けなかったことは多々あります。そもそも、そんな理由がなくとも記しておきたいともあまり思わなかった所もありますが。新しい曲と向き合う時、また古い曲と旅に出ることもあります。どんな事を表現したかったのか、自分で書いたとしても今とその当時では感じ方などが違う為です。

今回は星歴13夜 1st Full Album " Hugdreamy Horoscope "よりM12、そして再新録Album " Twilight Noise "よりM12 " NyxNocturne "について。

今まで沢山の音楽を、歌詞を書いてきたけれど、楽曲の力とか、メンバーさんやアーティストの力とか、タイミングとか、書きたいものとか、そういうものが稀に、稀に自分の中で全てしっくり来る時があります。何度もあることではないけれど、今まで何度かそんな経験をしたことがあります。その中でもいつもは聴いてくれる人たちのことをちゃんと考えています。ただ、この楽曲" NyxNocturne "という楽曲においては、そのすべてのことを考えずに創作したような気がします。商業作品としてはダメでしょうし、職業作家としては大失格だと思います。けれど、そうせざるを得なかった。こう言うと大袈裟ですかね。

あれはいつ頃だったか、上述しているようにこの楽曲が初めて制作されて盤に収録されたのは1stアルバムの時です。1stアルバムのタイトル、何度見ても、好きすぎて胸がきゅっとなりますね。私は曲順などを決めたりしませんが、絶対に最後の楽曲だろうなーと思っていましたら、そうでした。グループが立ち上がってワンマンLIVEが出来るようになってから、今の今まで、体制が変わろうともずっとやってもらっていたように思います。この楽曲ももしかしたら夜僕さんの中で賛否がわかれるものかもしれません。沸けたりしませんしね。じっとステージを見るような楽曲になってしまいます。

でも私にとっては、断言出来る、星歴13夜の楽曲群の中で、1番作れてよかった楽曲はなんですか?と聞かれたら間違いなくこの楽曲だと言える。そんな今も、再新録盤である" Twilight Noise "を聴いて苦しくなっていたところです(笑)。メンバーたちは本当に素敵な歌唱をしてくれました。それをsyva氏が最高のMIXマスタリングをしてくれました。この先もずっと聴いていくだろう楽曲になっています。それはきっと歌詞も楽曲もメンバーの歌唱も何もかも、この物語に沿うものだったからなんじゃないかなと、そんな風に思いたいのです。

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