『少年少女のための文学全集があったころ』には村岡花子訳『赤毛のアン』が完訳でなかったことが書いてある。この理由について著者松村由利子は、村岡花子の孫である美枝、恵理の二人に取材をしている。あくまで推測に過ぎないが、これには第二次世界大戦後の出版事情があるという。ここを読んで納得。