今、何かくすぶっている学生に見て欲しい
げるです。
大学4年で就活も終わり、単位も取り終わって三ヶ月セブで英語とデザインを学びながら生活しています。
なぜデザインを学んでいるのかはこちらに書いてあります。
今日は僕のこれまでの大学生活についてお話しして、同じような経験をしている人の何か参考になればなと思います。
大学生活について話すと行っておいてあれなんですが、ちょっと高校時代の話をします。
僕は高校から大学の付属校に通っていて、大学には受験をせずに入りました。中学の時に死ぬほど勉強して、高校ではもっぱら6歳の頃からやってるテニスに打ち込んでいました。
僕の高校のテニス部は当時すごく体育会系で県でもまあまあの成績を誇る学校でした。
やがて部活を引退し、高校も卒業した僕は今までずっと打ち込んでいたテニスと離れて一旦何をしようか探し始めました。
しかし、なんか別のことに打ち込みたいんだけどやりたいことが見つからないし、結局先輩や友達の流れに乗ってテニスサークルに入りました。また大学生活もテニスに打ち込むのはちょっともったいないし、せっかくだから別のこともしたいと思って国際交流サークルにも入ってみました。
そして大学で初めての授業が始まり、サークル活動も始まると自分の思い描いていたものとは違った大学生活がそこにはありました。
授業は週5、テニスは週1。そして国際交流サークルは大体帰国子女の学生が外国人留学生としゃべり、純ジャパの学生は学生同士でしゃべっているだけ。
何もかも中途半端。
テニスと学校と自分のやりたいこと(見つかったとしたら)を両立するという理想を思い描いていた一方で、すごく中途半端な生活になってました。テニスサークルは高校で一緒にテニスをしていた友達もいて楽しかったのですが、国際交流サークルは名ばかりの居心地の悪いサークルでした。
「なんか、ちがう、、」
「でも、自分が本当にやりたいことが何かわからない、、」
漠然と、したいなと思っていた留学も結局は、留学説明会に行って難しそうだなって思って簡単に諦めちゃいました。
そうして自分でやりたいことがわからないまま時間は過ぎていって、気がつけば僕はテニスサークル一色に染まっていました。
そしてサークルの代表になったりなんかしちゃってました。
一旦テニスとは距離を置こうと思っていた僕ですが、結局テニスの道に戻ってきちゃったんです。それもサークルで、部活ほど打ち込みはしないので、中途半端に。
当時はもう、自分は思考を停止させていました。やりたいことが見つからないから、今は交友関係を深めていく時期なんだと。せっかく社会人になる前最後の学生生活なんだからいろんなことして楽しまないと。
と、自分に言い聞かせていました。
それでも自分の中にあった、何かくすぶるものは決して消えませんでした。
やがてサークル運営も終わり、全て後輩に引き継いで自分は就職活動に入りました。
夏のインターンシップは全て面接で落ちました。
でも、そこから自分を見つめ直して自分の納得いく形で就活を終えることができました。
就活をしているとき、面接では一切サークルに関して話さず、バイトとしてやっていた高校のテニス部のコーチについてずっと話していました。
たしかに就活が始まるまでの3年間、テニスコーチのバイトよりもサークルに時間を費やしていた。しかし、サークルのことを言わなかったんです。
面接官にテニスサークルについて話してもウケないという事実はあります。
でも多分僕は就活が始まるまでの3年弱、そこまで本気で取り組んでこなかった、結局は遊びの延長でしかなかったんです。
サークル生活を悪く言うつもりはありません。僕だってサークルで過ごした時間はかけがえのない思い出になっていると思っています。
でも、自分が本当にやりたいことはそうじゃなかった。
自分がやりたいことを見つけられなかったせいで、就活で言えるほど自信を持って取り組んだと言えないものに全ての時間を注いでしまった。
もっと上手い付き合い方があったんじゃないかと。
もしかしたら、本当はやりたいことがあったけど、周りからの視線が怖くて一歩前へ踏み出せなかったのかもしれません。
だから中途半端な大学生活を送ってしまっていました。
でも、そんな僕にも就活で自己分析を徹底的にやったおかげで、やっと自分がやりたいことが見つかりました。
やっとです。本当にやっと。
そして今、大学卒業前最後の時間を削ってセブに来てデザイン(とついでに英語)を学んでいます。これは自分が本当にやりたいと思えたことです。
デザインに時間を費やすことができるのは本当に幸せです。大学生活過ごしてきた中で、今まで感じたことのないような満足感を味わっています。
自分に疑問を持ちながら、ただ怠惰な時間を過ごしているんじゃない
夢中になって打ち込んでいる感じ。
もしこれを見ている学生で何かやりたい、でも新しいことを始めるのはちょっと怖い。周りの冷めた目で見られるのが嫌だ。自分に自身がないと言う人がいたら
いますぐ一歩前に踏み出すべきだと思います。
ただ、それが本当に自分の興味があること。もしくは好きなことであるなら。
本当に自分がやりたいって思いがないと、新しいことを始めたとしても結局周りの反応に怯えたり、飽きたりしてやめてしまいます。
でも本当にそれが、自分が力を入れたいことなのだとしたら、新しいことを始めることは、きっと自分を充実させてくれるものになると思います。
僕の親友が座右の銘として言っていましたが、
「努力は夢中には勝てない」
この言葉の意味を、最近初めて実感しました。夢中になっている状態は努力を努力と思わないから無限に続けられる。だからただ努力を続ける人よりも、それに夢中になっている人の方がはるかに強い。
何かを始めるのに遅すぎるってことはないと思います。3月から就活が始まるからとか、サークルがあるからとか、お金がないからとか、親がダメって言うからとか
全部言い訳です。
そして僕も今まで言い訳をしてきました。
でも本当にやりたかったから、普段は全然頼み事とかしない僕が、親に頼み込んで高いお金を出してもらって今セブで勉強させてもらってます。
僕が今通ってる学校には、
休学してデザインを学びに来てる大学生、日本での仕事を辞め、家も解約して学びに飛び込んできた女性、育児休暇中にデザインを学んで起業しようとしている女性。
いろんな人がいます。
別に休学をしてとか何かを捨てて、したいことに全労力を注げと言いたいわけではありません。むしろ休学すると時間的余裕が生まれすぎて逆に集中できなかったりします。
休学が難しいなら別の方法なんていくらでもあります。前期に進級に必要な単位全部とっちゃって後期はそれに費やすとか。僕みたいに卒業単位全部3年間で取り終えて、1年間自由にやりたいことに時間を費やすとか。
やりようはいくらでもあります。
周りにとらわれないで、自分が本当にやりたいことならきっと周りも応援してくれます。
大事なのは、今の自分が納得して生活しているか。燻っているのであれば、
自信を持って、一歩前へ。
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