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【ネタバレ含】SING ネクストステージ 感想

はじめに

最初に、この記事は上記映画および前作のネタバレを多分に含みます。
未視聴の方は是非観てから読んでください。
オタクの感想というか雑記です。
それでは、以下本文。

全体的な所感

まず今作の何が良いかを一言で表すなら、「ミュージカルドラマ(アニメ)をこれでもかと言うくらい突き詰めていること」じゃないかしら。
ミュージカル系のドラマやら映画やらって、基本的にいきなり歌って踊り出すからたまにノリと勢いについていけないことがあるんだけど、この映画は前作同様動物たちが普通に生活をしている中に音楽が入り込んでいるおかげで違和感なく最後まで見ることができる。
前作ではそれぞれの動物に関する背景がすごく濃かった分、短編集的な感じでストーリーは薄めだった印象だけど、今作では前作を踏まえて活かしつつ一本のストーリーがより強まってる感じがしてめちゃくちゃに良くなってた。
前作のストーリーが今作に活きすぎてて前作ファンとしてはぐぅたまらん。
また、割とミュージカル系の映画では珍しいと思う(不勉強なだけかも)んだけど、SINGの主役って一人じゃなくて、声がしっかりついてる動物全員が主役になり得るのもすごく好きな点の一つ。
そりゃメインの7人を差し置いて他の動物を主役と言うのは違うかなとも思うけど、動物たちが普通に生活している世界が舞台だからこそ、普通にそれぞれがそれぞれの人生(動物生)の主役になれていると思う。
まぁでも色々ベタベタ触れてもしょうがないんで話すのはやっぱりメインの動物たちについて。

素敵な動物たち

ムーンさん、今作も相当頼りなかったね〜。
強い意見に負けてあっちへふらふらこっちへふらふら。
行動力も暴走したり動かなかったり。
こんなに頼りない主人公なかなかいないんじゃないかな。
でもやっぱり大事なときには芯がしっかりして、みんなを引っ張ってくれる大事なリーダー。
ただ今作では引き立て役というか、他の動物たちの良いところを出していくきっかけを作るだけに留まってる感じがした。
無鉄砲なところも好きですよ。
あと、「コアラ・ジ・エンド」はうっちゃんがやりました?最高か?

ミス・クローリーはやっぱり天才なのでは?
キャロウェイの住所って公開されてなかったよね?
現場の統率力もピカイチ。
そういえば前作でピアノも教えてたよね。
いろいろとやらかす女性だしキャラ濃すぎだけどムーンの秘書はこうじゃなきゃねってくらいハマってる。
なんでこんなところで秘書してるのか不思議なくらい有能さが見えた。
運転荒いのもギャップ萌えですよね〜。プシュプシュ〜。

ミーナはやっぱり歌い始めると一気に雰囲気変わってめちゃくちゃ美人でかわいくてど迫力の女神に変わるのが最高。
とうとう恋しちゃいましたね。照れるミーナかわいい。
内気な性格がラブシーンでこういう活用されるんか〜って思いながらニヤニヤしてました。

アッシュはマジ...!!おまっ...!!
尊かったですね〜相当。
憧れのキャロウェイに出会えたってのにそんな冷静なんか...!!ロックすぎんか...!!
元カレの相手から「ダサっ」って言われてた彼女がクラブハウスで大盛況で、それでも権力に対して屈さない、町唯一のクラブハウスだって平気で捨てる。そんな彼女は最高にロックです。
はちみつ入りの紅茶ってなにか設定があるんだろうか。

グンターは相変わらずの暴走ぶりですねー。
彼が今作の大黒柱でした。
アイデアがどんどん湧いて止まらない!ピギーパワー万歳!!
パワフルすぎるところもあるけど今作はその明るさなんかがあんまり輝いてなかったことだけが少し寂しい。
うざったいけどいないと寂しくなるやつね。

ロジータさん、あんたはよくやったよ!
主役を降ろされてるときのあの悲しさ、舞台に立ったことのある人間としては辛すぎて本気でしんどかった...
またポーシャが無邪気で歌も歌えるし上手すぎてなんも言えないんだよね...
大人として、母親として自分の感情を飲み込んでるところも相当堪えました。
というか夫婦関係めちゃくちゃ好転してません?
一日どころか何日か子供任せることができて、旦那さんも仕事急に3週間休んでくれて、前作からの好転ぶりすごすぎません?
前作で相当旦那さんからの評価というか、意識が変わっていったんだなと。
夢、叶えられてよかったよロジータ。

ジョニー最高かよ

はい、これが書きたくてこのノート書いてるんです。
ジョニー大好きマンなんで。
彼相当すごくないですか?
前作ではゼロベースからピアノ弾き語りできるようになって、今作ではブレイクダンスまでできちゃうんですよ?しかも歌いながら。長物までもって。
天才すぎん?
しかも中身もめちゃくちゃよくて、あんなに酷い扱いされても必死で頑張って、先生に認められようと努力する。えぐい。
「えっ負けちゃうの!」ってなってからのノーシィの鼓舞でまた立ち上がったその瞬間が鳥肌もん。
好きすぎるので前作から語ります。

まずそもそも前作では、「父親から認められたい自分」がいて、ジョニーは泥棒行為に対して消極的ながらもそのために頑張ってる動物だった。
自分が好きな歌でお金を稼いで父親に認めてもらおうとしてオーディションに応募してたんだよね。
父親が捕まってからは、認めてもらえないことを寂しく思いながらも「I'm still standing」で父親の幻影に打ち勝ったところで、脱獄した父親と出会って実際に父親からも認められる。
「俺の息子だ!」でギャン泣きしましたね。
彼の曲って日本語だとニュアンス変わるけど英語だと父親に対して「俺はここにいるぞ!お前と離れてもちゃんと自分の足で歩いていけるんだぞ!!」って宣言してるような曲だと思うんですよね。

で、今作ですよ。
父親とは離れて暮らしてるみたいだけど、「俺の息子だ!」からわかるように関係は良好。
ジョニー報われてよかった...!!
今作の試練はダンス。
しかも先生は超絶意地悪。でも投げ出さずに頑張る。
最高の努力家だし、それを他のダンサーから認められたからこそのラストシーンなんだと思います。
ジョニーがいいやつすぎて辛い。
歌って弾けて踊れる心優しいゴリラ最高すぎません?
父親に用心棒依頼するときの、「それ以上言うな、用心棒だな?」に犯罪行為だとしても息子の力になろうとする父親の強い意志を感じたしまじで裏に流れてるストーリーが濃すぎるえぐい。
ジョニーのスケボーになりたい。折られたくないけど
スケボー折っちゃったジョニー可愛かったですね。


結論:ジョニーが最高

というわけでSINGネクストステージ、字幕版も観に行きたい。
地方は映画館少なすぎて字幕やってないんだよなぁきちぃ。
まだまだ書ききれてないくらい魅力沢山なんですが、既にオタクが書いた支離滅裂な文章が3000字に到達しそうなのでここらへんで。
超絶豪華キャストが吹き替え字幕共に揃ってるので、片方しか観てない人は是非どちらも観てみてください。
歌もすごいし雰囲気もちょっと違ってまた面白いです。
オリジナルの曲なんかも全然感覚違うよね。
今作、ジョニーの所作を逃さず観るためにネトフリとか出たら20回は観ようと思います。

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