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旅する建築家の「人生は旅、旅は人生」

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建築家として、これまでの旅についてまとめました。私の建築論でもあります。
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#音楽

キューバ!ハバナ!究極の観光案内「ブエナビスタなんちゃらが聞こえたら逃げろ!」

【序説】 私が初めてキューバはハバナを訪れたのは、もうかれこれ4年ほど前になる。 さらに…

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人生は旅、旅は人生。「キューバ~理想の旅とは?」

「人生は旅」と言ったのは、我が敬愛する中田英寿先生であった。 そんな意味で、色んな旅をし…

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昭和の子供の夢が叶う。「メキシコとルチャ・リブレ」

まずは「ルチャ・リブレ」の話から始めたい。 思い起こせば十代前半、メキシコの覆面レスラー…

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世界最高のサウンドとは?「ジャマイカ~ロックステディ編~」

時は1994年、長年憧れの聖地であり、ダンスホール・レゲエのムーヴメントの頂点にあったジャマ…

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【タイで考えてみた】 現代消費シャブ社会を生きる。

前回タイに来たのが1990年代。 そこには「1960年代の日本の風景」があった。 それは「ノスタ…

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【理想の住まい論】 沖縄~米軍住宅。

「理想の住宅」というものについて考えていると、必ず沖縄の米軍住宅にたどり着く。 「戦後の…

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旅と建築とJAZZ。「瀬戸内~香川・広島編」

あくまで個人的な嗜好の問題であるが、 何故、モダニズム建築までは許容出来て、モダニズム以降の現代建築は許容できないのか考えてみた。 いわゆる現代建築以降の建築デザインは、「風景」とか「自然」とか「共同体」とか「人間」とか「アルゴリズム」とか「現代思想」とかをモチーフにして「造形」をしている。 それは、モダニズム建築が「建築」をモチーフにしてきたことからの極めて安易な離脱ともいえる。 モダニズム建築は、そもそも日本古典建築に端を発しており、それがアメリカでフランク・ロイド

【不思議体験記】アメリカの高校の同窓会に行ってみた。

「アメリカの高校の同窓会」という不思議なイベントに参加した。 黄金の1980年代半ばに留学し…

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恐怖建築体験記。「イタリア~コモ・後編」

※「前編」 https://note.com/jorge_jorge/n/na02cdcba2593?fbclid=IwAR0jOcAbB9ZnKOuUGvoVJJB

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【街殺し、建築殺し】 沖縄と建築と人類の終わり。

歴史に残る「人類文化の破壊」である沖縄は那覇の「牧志公設市場の再開発」について述べておき…

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旅する建築家。「アメリカ~NY編~」

1975年のニューヨークに憑りつかれている。 映画『タクシードライバー』の撮影が行われ、TVシ…

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旅する建築家。 「イギリス1~ロンドン編~

私には代々「お世話係」の女性が居る。 初代は美術大学時代の「コミヤマ」さんだ。 大学に行…

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旅とロックと映画と。 「イギリス~ブライトン編~」

「トラウマ映画」や「建築映画」など、映画のジャンルは無限にあるが、私が定義した新たなジャ…

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【私的No.1映画】 川島雄三『青べか物語』。

川島雄三監督『青べか物語』。 漁業権を放棄する前の美しい水路と近海漁師の街、浦安を舞台にした珠玉の名作映画。 そこに暮らす人々は、底抜けに明るく、底なしに暗く、夢と絶望に生きている。 そして埋め立てられる前の白日夢の如き輝きを放つ浦安の遠浅の海、生命のエネルギーに満ちた浦安の街並み、街の真ん中を流れる平和な水路、そして「結界」となって街を護る旧江戸川、、、 こんな魔法のような「夢の国」が本当に日本にあったのだな。 喪ってしまったものの余りのデカさを実感しながら現代の