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GEOPAX 23.42.0リリースしました。

BricsCADとAutoCADでCSVまたはSIMA形式の座標ファイルの入出力を可能にするGEOPAXの9月アップデートです。
今回はフリーツールとして提供している上記機能と、それを更に活用するためのPOINT PACKにて大幅に改良を加えています。
詳細はリリースノートを御覧ください。

POINT PACKに関しては、年内の開発はこれにて一旦締める予定です。X(Twitter)にて呟いてますが、これからの開発は斜長での三斜求積、線形計算に集中する予定です。

TINサーフェスから横断図/縦断図を作図する機能と2つのTINサーフェス上の1点での高さ比較機能は現場での実地検証も終えているんですが、製品としてブラッシュアップしていくのは2024年になる予定です。というのも、やはり線形計算を先に詰めておかないと多大な手戻りが発生するなと思いまして。

BricsCAD Proはクロソイド曲線を含めた線形を作図することができるのですが、GEOPAXの立ち位置である「施工」サイドからすると仕様的、機能的に足りない部分が多い為、GEOPAXに線形計算機能を持たせる事にしました。おかげで三角関数やらアフィン変換やらゴリゴリの座標計算に狂いそうです(´・ω・`)

現状のBricsCADの線形はTINサーフェスとコリドー機能のためのものであり、例えばクロソイド曲線の座標の計算ピッチを指定できなかったり(現状50cmくらいの間隔で計算してる)、線形の各要素(クロソイドのパラメータAとか特定位置での曲率Rとか)を取得する関数が無かったりと中の人目線からは物足りないのです。

BricsCAD V24のリリースイベントが10月16日にあるんですが、土木に関してどのような開発がなされているのか非常に気になります。線形周りの関数もっと充実してくれぇ(´ε` )