G喰らっても2ドローで2~3妨害立てられる!? 氷水ティアラメンツの紹介

お久しぶりです。
今回は私目線での氷水の強みを活かして組んだ【氷水ティアラメンツ】を紹介します。

Twitter等を見ると【氷水ティアラメンツ】を組む人を時折見かけます。
やはり「氷水」も「ティアラメンツ」も11期出身のテーマな上に、「ティアラメンツ」融合モンスターの素材素材に水族が指定されているのでこの組み合わせに注目する人が多いのでしょうか。

前置きが長くなってしまいましたが、早速レシピを公開します。

デッキレシピ

サイドデッキのカードは適当に用意したので、各自調整してください

デッキレシピはこのようになります。
「氷水」モンスターの採用数がエジル2、トレモラ2、エーギロカシス1と少ないですが、《氷水揺籃》3積みなので状況に応じた「氷水」モンスターをサーチして活用することができます。

このデッキの強み

①2種類のテーマ名称持ち永続罠

妨害効果持ちの永続罠として《氷水浸蝕》と《壱世壊に奏でる哀唱》の2種類を採用しており、両カード共にテーマモンスターでサーチできるため安定して妨害を用意することができます。

②高い継戦維持能力

《氷水のエジル》が攻撃や効果の対象になった際に《絶海のマーレ》や《ティアラメンツ・レイノハート》を特殊召喚して融合召喚に繋げられるため、戦線維持が行いやすくなっています。

③多様な盤面捲り手段

【ティアラメンツ】系のデッキが総じてが持つ強みですが、「ティアラメンツ」モンスターの共通効果と《壱世壊=ペルレイノ》の組み合わせによる盤面除去や《ティアラメンツ・カレイドハート》によるデッキバウンスにより、盤面解決手段を多く持つことができます。

キーカードの紹介

氷水のエジル

幸せになってほしい

実は中々優秀な効果を持つカードです。
①は昨今のテーマでよく見かけるサーチ効果なのですが、注目すべきは②の効果。なんと攻撃や効果の対象になった時に手札・墓地から水属性モンスターを対象を取らずに特殊召喚できます。
《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》は対象を取るため、①を防ぐためにこれらのカードを使うと②の効果で手札や墓地から水属性モンスターを特殊召喚できるため、相手にこれらのカードの使用を躊躇させることができるでしょう。
《灰流うらら》を使われた? それは無理。

②の効果で特殊召喚したモンスターはターン終了時に手札に戻ってしまうのですが、このデッキで採用している水属性モンスターは手札に戻ると嬉しいモンスターが多いので大してデメリットにならないように感じます。

ティアラメンツ・レイノハート

氷水シナジーを受けられるモンスターその1。
【ティアラメンツ】は大会で多数の結果を残しているのでこのカードの説明は必要無いでしょう。このデッキにおいても一枚初動となるカードです。

絶海のマーレ

氷水シナジーを受けられるモンスターその2。
役割としては《ティアラメンツ・レイノハート》と同じく「ティアラメンツ」モンスターを墓地に落として共通効果での融合召喚を狙うことですが、このカードの場合は水族全般を墓地に落とせるので《氷水のトレモラ》を墓地に落として《氷水のエジル》蘇生の足掛かりにしたり、《氷水艇エーギロカシス》を墓地に落として次のターン以降のシンクロの布石にしたりすることもできます。

また、このカードと《ティアラメンツ・レイノハート》は共に水属性レベル4であるため、以下のように展開することができます。

《氷水のトレモラ》の効果で《絶海のマーレ》or《ティアラメンツ・レイノハート》SS→効果で「ティアラメンツ」モンスター墓地→「ティアラメンツ」共通効果でトレモラと自身を戻して《ティアラメンツ・キトカロス》FS→《壱世壊に奏でる哀唱》or《壱世壊に軋む爪音》をサーチ→《絶海のマーレ》+《ティアラメンツ・レイノハート》で《バハムートシャーク》ES→効果で《餅カエル》SS

これで2~3妨害(※)の盤面の完成です。
恐らく《餅カエル》は次回のリミットレギュレーション(2022/07)で禁止になるので、禁止になった後は《深海に潜む者》等を出しましょう。
《猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》は……エクシーズ素材を墓地に落ちないので採用は難しそうだと感じます。

※《壱世壊に軋む爪音》をサーチした場合は《ティアラメンツ・キトカロス》を(妨害が無ければ)確定で《捕食植物ドラゴスタペリア》にできるため合計3妨害となり、《壱世壊に奏でる哀唱》をサーチした場合は《ティアラメンツ・キトカロス》による墓地送りの運が良ければ3妨害となります。

氷水のトレモラ

地味に強い枠。
効果の性質上、最上級モンスターに使いたくなるカードではあるのですが、今回は下級モンスターの特殊召喚に使用します。
場に《氷水のエジル》&《氷水浸蝕》+墓地に《氷水のトレモラ》が揃うと表側表示のカード1妨害&エジル蘇生により1サーチの状況が実現します。

氷水浸蝕

氷水を採用する最大の理由がこのカードにあります。
このカードが優秀な点は実質通常魔法・罠も無効にできる点です。このカード含めて複数枚伏せた状況で《ハーピィの羽根帚》や《ライトニングストーム》を撃たれた場合に無効にできるので相性が良いです。
《氷水浸蝕》の効果を使うなら墓地に《氷水のトレモラ》が墓地に存在する状況を狙いたいですが、《氷水のトレモラ》は2積みなのであまり狙えないかもしれません。このコンボに拘りすぎないことが大切です。

簡易融合

1枚で《ティアラメンツ・キトカロス》を呼んでカードサーチを行ったり、《沼地のドロゴン》を呼んでランク4に繋げられたりと柔軟性が高い動きをできるため採用しました。

幽鬼うさぎ

【スプライト】が環境に多数存在しているので、1戦目から対抗するために採用します。
シングル戦しか遊ばない方はこれらの枠を魔法・罠を除去するカード(《ハーピィの羽根帚》、《コズミック・サイクロン》等)にすると戦いやすくなるかもしれません。

(予想)有利なデッキ・不利なデッキ

恐らく有利に戦えるであろうデッキと不利であるだろうデッキに触れます。

有利なデッキ

フィールド上で効果を発動して展開するタイプのデッキ
(【セフィラ】、【鉄獣戦線】等)
サーチが効く2種類の永続罠のおかげで最低でも1妨害は用意できるため、1~2妨害の貫通を前提として展開し、且つフィールドで効果を発動するモンスターを主軸としたデッキ相手には優位に立てると思われます。

不利なデッキ

盤面で効果を発動させずに展開するデッキ(【セリオンズ】、【電脳堺】等)
このデッキで軸とする永続罠2種はフィールド上のカードにしか触れないため、手札で発動する効果には無力です。

最後に

以上、【氷水ティアラメンツ】の紹介でした。
「氷水」はまだまだ新規カードが期待できるテーマであり、《氷水艇エーギロカシス》の登場を見るに《氷水帝エジル》(仮称)の登場はほぼ間違いないのではないでしょうか(登場しなかったらごめんなさい)。
今の内に「氷水」と相性が良さそうなテーマを探してみるのもいいかもしれませんね。

(カード画像及びテキストは遊戯王OCGカードデータベース(https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/?request_locale=ja)より引用しました)


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