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【Z/X】「爆臨!超新星」収録ヴェスパローゼカード+1枚レビュー

この記事では3/26に公開された下記2枚のレビューを行います。


刺し貫く魔針 ヴェスパローゼ


右の台詞がきさらのものだと気づくのにちょっと時間かかった

総合評価:普通~強い
理由:
・アーク再展開で2~3回プレイヤーを攻撃できる。
・レイドやATを展開することで手札補充できる点もグッド。
・ただしプレイ時限定で且つコスト3な点が評価を下げる。

”あなたのリソースが10枚以上ある場合、手札かリソースにある、あなたのカード名に「ヴェスパローゼ」を含むコスト8以下のゼクスを1枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。ターン終了時、そのゼクスをリソースにスリーブで置く。”

カードテキストより引用

やはり注目すべきはこの効果、待望の低コスト(?)展開札ですね。
既存の高コストヴェスパローゼを採用してアドを稼ぐのも強いとは思いますが、新たにコンボ要員を採用せずとも盲執でリソースに押し込んだアークヴェスパローゼを再び戦場に出してこのカード含めて2回攻撃するだけでも充分強そうです。
このカード自身は3コストなのでイデアドライブに引っかかってしまいますが……ライフから出てきたアイコンを殴りましょう。オーバードライブ? 知らない子ですね……。

地味にスタリソを戦場に出せる点も見逃せません。2枚コンボになってしまいますがウェアチップマンクのコストにすると起動効果が再度起動できるようになります。

某緑デッキの相棒の博士の同期

スタリソをリソースに押し込む手段としては、他には刺し貫く魔針 ヴェスパローゼ+スタリソ+緑1体でネムレを出す手もあります。

最近ザワンを起こすために世話になってます

”あなたのデッキの1番上をリソースにスリーブで置き、あなたのリソースにあるゼクスを1枚選び、手札に戻す”

カードテキストより引用

また、もう一つのモードであるこの効果はクリスマス☆ワンダフルケーキの二つ目と同じ効果です。

ユナイトゼクスサイクルは
キャラクター外のデッキにも採用できるから好き

8約束採用型を使っていた時に採用していたのですが、リソース置き後回収なので使用感は意外と良く、1~2t目に出すのも普通に視野に入る性能です。なのでこのヴェスパローゼも3~4枚採用しても腐りづらいと思います。

一方、このカードの欠点としては以下が挙げられます。

  1. コスト3でコスト軽減能力を持たない。

  2. 登場時能力の条件がプレイ時限定なので、ネムレ等の登場能力で踏み倒せない。

  3. アイコンが無いのでイグニッションヒットでコストを踏み倒せない。

  4. 展開能力の条件がリソース10枚以上と要求値高め。

特に痛いのが1.と4.を併せ持つ点です。理由は一番強いタイミングであろう3t目に展開能力を使用するための要求値が高くなるためです。3リソース浮かせた状態で10リソースに到達するためには3t目にリソースを3残した状態でスタリソ起動できる状況を作る必要があり、そのためには下記のいずれかの手段が必要です。

  • 慈哀リソリン

  • 2t目レイド→3t目AP

  • イグニッションで保護者ヒット

  • 2t目緑約束→ウェアキャット和修吉シフト

いずれの手段も特定のカードが2枚必要であったり運が必要であり、緑約束についても2t目に狙って裏目にならない状況を迎える必要があるため、多少の上振れに計上されるかと思います。

とはいえ待望の展開札であること自体は変わりないので採用の価値は充分あると思います。「ヴェスパローゼ」カードなので最悪腐っても非名称のカードと比べると取り回しよいですしね。

ちなみに抜くカードですが、個人的にはお茶会だと考えてます。

テキスト及び名前に蜂兵との混合構築が主流だった頃の名残が見える

理由は役割が被るためです。お茶会はコスト5でイデアドライブを回避しながら殴れ、且つ1ドローできる点が強みでしたが刺し貫く魔針もほぼ同様のことができます。お茶会より1コスト重い欠点はありますが攻撃回数が2回以上伸びる可能性があるため、リスクに見合ったリターンはあるものと考えます。

綺麗だね舞い散る桜きぃとまみ

いい話

総合評価:普通
理由:
・自分相手問わず計3枚墓地戻しorスリープでのリソブ。
・3t目以降なら0コスで唱えられる可能性有。
・約束等を削って入れる程のカードかは分からない。

俳句。メガサイクルの1枚らしい。
自他問わず墓地触る能力付き。

性質上3t目以降でないとほぼ腐るカードですが、条件が揃えば0コスでリソブできる点は中々強そうな気がします。前述した魔針ヴェスパローゼの展開能力の要求値の高さを引き下げるのに一役買ってくれますしね。

ただし、「ヴェスパローゼ」デッキにおいて採用の優先度はそこまで高くないと思います。
なぜなら3t目以降にしか機能せず且つ攻撃回数の増加に貢献しないカードなので、既に入っているカードを抜いてまで入るかは怪しいためです。
とはいえ、イグニッションの実質的な当たり枠を増やすことで安定性の向上に貢献する点は評価できるので、流行のデッキやデッキコンセプト次第では採用も視野だとは思います。例えばSSDや魔眼や異海村のような4t目があるか怪しい黒入りデッキが多いことを予想して採用するプランですね。結局何抜くか悩む問題は付きまといますが……。

まとめ

刺し貫く魔針ヴェスパローゼは採用の価値有の1枚だと思いますが、舞い散る桜の方は採用有無や枚数の検討が難しい1枚だと思います。
ちなみに筆者は現在ザワン型を使用しており、既にお茶会不採用のため刺し貫く魔針ヴェスパローゼを採用する余裕があるか怪しく感じています。1枚なら入るかもというレベルです。
ただ、ヴェスパローゼデッキ自体の強化としては今回の2枚以外にも爆萌の千年姫 紅姫という和修吉シフトを最大限活かせるカードも存在するため、相性が良い型のデッキであれば強化と考えられると思います。まあ相性が抜群に良い訳ではない上に他の緑デッキも採用するだろうから相対的に恩恵薄そうですが。

イグニッションで登場した場合、2枚もリソースからゼクスを回収できる
和修吉シフトを実質0コスで貼れ、ゼクス破壊できると計4枚もゼクスが手札に入る
等々強い点盛り盛りの1枚
ただし、アークで面空けできない点と
盲執でデッキに戻して終盤のイグニッションヒットでの捲り戦略に組み込めない点等
デッキコンセプトと合わない点があるので、相対的な強化という点では薄め

紅姫込みで新たなデッキを考えて発売日を楽しみにしましょう。

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