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西宮市の事務事業評価シートを深堀り

はじめに、、、
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  note第2弾は

・西宮市の事務事業評価について深堀りしてみたいと思います。

目次
1 事務事業評価シートって何なのか?
2 関西エリアではどの自治体の事務事業評価シートがよいのだろう?
3 西宮市の事務事業評価を詳しく調べてみよう!

1 事務事業評価シートって何なのか?

国際政治アナリスト「渡瀬裕哉氏」が事務事業評価について動画の中で分かりやすく説明しています。

ナイス減税チャンネルより


2 関西エリアではどの自治体の事務事業評価シートがよいのだろう?

以前渡瀬さんがTwitterで評価シートを5段階にレベル分けしていました

事務事業評価レベル分けをホワイトボードに転記したもの

この渡瀬さんとぶぶさんとのツイートをきっかけに西宮市の評価シートの凄さ(もちろんレベル5)が広がりTwitter上では全国の減税派や減税会が住んでる街の事務事業評価と比較するお手本の様なシートとして浸透していきました。

参議院議員の浜田聡議員の予算委員会での質疑の中で事務事業評価について言及されており、その中でも西宮市の評価シートが優れていると発言しています。上記の資料から西宮市の事務事業評価シートのレベルが高い事が伺えます。

3 西宮市の事務事業評価を詳しく調べてみよう!

目次
1 事務事業評価の目的
 
 2 事務事業評価の活用
 3 コストの考え方
 4「活動指標」と「成果指標」の考え     
 5 事業の見直し
 

HP より抜粋

1 事務事業評価の目的(西宮市HPより)
事務事業評価の目的は、次の3点です。

市民満足度の高い行政サービスの提供  
市の事務事業を予算の執行率や事業の進捗度という観点からだけでなく、目的に対する成果や達成度の観点からも評価し、その結果を行政運営の改善につなげることにより、市民満足度の高い行政サービスを効率的に提供します。 

行政の透明性と説明責任 
市の事務事業について、市民の皆さんにもわかりやすい客観的な指標を用いて評価し、その結果を公表することにより、行政の透明性の向上を図るとともに市民への説明責任を果たします。 

職員の意識改革  
個々の職員が評価にかかわる過程で、事業の目的やコストを意識することにより、職員の意識改革を図ります

2 事務事業評価の活用

施策体系への位置づけ

事務事業の基礎情報

政策・施策・事務事業は、それぞれが目的と手段の関係で体系づけられて います。事務事業を上位の施策を実現するための具体的な手段として捉えることにより、総合計画の体系における当該事業の目的を明確にします。

予算科目:地方自治体予算科目及び設定に従う
事業分類:事業分類と事業分類の定義が紐付けられている
法的根拠:法令・条例に基づき行うので記載しているはず

3 コストの考え方 (PLAN DO)

事務事業の概要
事業(コストの推移)

・予算への反映  PLAN(計画)-DO(実行)-CHECK(評価)-ACTION(改善)というマネジメントサイクルPDCAサイクルに事務事業評価を活用することで、予算の編成から執行及び決算に至る一連の過程に、事務事業評価の結果を反映させていきます。

・事務事業の効率性を評価するためには、正確なコスト(費用)を把握しなければなりません。そのためには、実際に支出した直接事業費だけでなく、その事業に要した人件費のほか、企業等で一般に採用されている発生主義会計の考え方に基づき、退職給与引当金繰入額等減価償却費を算入する必要があります。さらに、各事務事業の現況を把握し、「今後の方針」を検討するためには、このコストを経年比較することも必要です。このため、当該評価年度を含む過去3か年の決算額及び評価実施年度の予算額を記入することとしています。

4「活動指標」と「成果指標」の考え方(CHECK)

活動指標と成果指標

 「活動指標」や「成果指標」を設定し、その目標を掲げて実績を検証するという作業は、この事務事業評価の根幹を成すものです。活動指標とは、どのような行政サービスをどれだけ提供したかを示すもので、「アウトプット指標」とも呼ばれます。また、成果指標とは、事務事業の目的がどの程度達成されたかを測定する指標として位置づけられ、「アウトカム指標」とも呼ばれるものです。成果指標は、目的の達成度を測るとともに、事務事業が目指す正しい方向性の指針ともなります。言い換えれば、事業の実施により「何をしたか」を示すものが活動指標であり、それにより「どのような状態に導いたか」を表すものが成果指標であると言えます。

5 事業の見直し(ACTION)

今後の改善点

今後の改善策(ACTION)・事務事業評価は、実績や成果等を客観的な基準を用いて評価するほか、事務事業に費やす人件費や減価償却費を含む総コストを把握し、成果との費用対効果を年次毎に検証。また、事業の「必要性」「達成度」「執行方法の妥当性」を検討し、今後の事業の取組方針を決定するための根拠として用います。    

西宮市の事務事業評価シートの評価

深堀りした結果


・フォーマットとしては良くできていると思う
・評価シートの形式のレベルは高いが一枚ずつ詳細に見ていくとこの事業は本当に必要なのか?活動指標・成果指標の設定の根拠はどこから来てるのか?など多くの事業があり
・今後議員さんを通して改善してもらう様アプローチが必要だと実感した

最後に納税者として自治体に求めること

1市民満足度の高い行政サービスの提供 
2行政の透明性と説明責任
3職員の意識改革 

西宮市HPより

あとがき

事務事業評価シートを公開していない自治体は納税者への税金の使い道を説明する責任があるはずです。市民の想いがいつか行政に届く事を願います。


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