見出し画像

小さな組織にチャンスを与えて可能性を広げる

鳥取県でNPOを経営しているゲンヨウです。昨日まで東京で全国の仲間と研修や議論などをする時間を過ごしていました。全国からいろんな規模の組織が集まって”地域のチャレンジの循環”について話していました。

1.小さな組織にチャンスを与えてもらった15年前

僕の組織も17年になり、いろんなお声をかけてもらえるようになりました。鳥取県内の自治体さんや企業さんだけでなく、近県の自治体のお仕事だったり、講師ということでは、北は北海道から、南は熊本までいろいろ呼んでいただけるようになりました。

これのキッカケも15年前に、農村ボランティアの事務局をチャレンジさせていただいた部分が大きかったです。当時はNPOが少なかったというのもありますが、大学生あがりの組織にチャレンジの場を作らせてもらったことは本当にありがたかったです。

一つ流れができると、他の仕事が取れるようになったりするので、小さい一歩でも大事な一歩でした。

2.チャレンジ枠があった方が良い

僕らが立ち上げたころはNPOや若手がチャレンジする組織に足しても、いくらかの予算額のある仕事だったり、プロポーザル案件があったりしました。

10年が経ち僕らも大きくなりましたが、他の組織も大きくなりました。そうなったときに、既存の仕事やコンペに大きくなった組織も出すようになってきました。もちろん、やるべき効果の大きい事業を取ってきている団体もあるので、継続で出すことが悪いとは思いません。

うちも、農村ボランティアのジャンルに限っては、自分たちが可能性を持っていると思うので継続して実施しています。

コンペになるとどうしても、団体の受託経験などが重視されたりします。そうなると、新しい団体のチャレンジの場はできにくくなります。特にNPOだと、ある程度の規模間の予算については、なかなかビジネスとしてやれない部分もあったりします。

そうなってくると、鳥取では僕らの少ししたの活動年数の団体が少ないと感じます。幅広く、いろんな組織が出てくると良いのですが、なかなかそれも難しいかと。

3.地域に出てき始めている小さな組織

僕がよく関わる地域おこし協力隊などが、地域で小さな組織を作ってきたりしています。若手の経営者がそういう流れを作ったりしています。

そういう団体や組織にチャレンジしてもらえるような、そういう仕組みや仕掛けが生まれてくると良いと思います。既存団体も刺激が増えますし、新しい組織の視点が良い動きにつながることもあります。

15年前に、僕らへ与えてもらったチャンスのような仕組みを意図的に各地で創りましょう。よい若手団体が出てきています。

実績も大事ですが、育てる仕組みも欲しいじゃないですか。

4.ベテランの余裕を持つ

クラウドファンディングなど、いろんな企画の種を芽吹かせる方法もあるとは思いますし、活用している人もいると思いますが、地域のベテランNPOから、チャレンジするような仕組みが欲しいし、そういう場として活用してもらう、事業を見定めていく、そういう動きや声が上がってくるようになって欲しいと感じています。

ちなみに、弊社は自分たち向けの事業でない限りは、100万以下のコンペは出さないようにしています。それは、自分たちは育ててもらったという気持ちがあるので、次の挑戦者への道だと思って。もっとちゃんと稼いで、そういう金額を増やしていったり、ファンドみたいなこともやりたいなと思ったりしています。


応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。