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加賀楓の卒業にいま想うこと。

突然の卒業発表

9月3日。加賀楓の卒業が発表されました。
一報を見たのは、味の素スタジアムのスタンド。
頭は東京の敗戦を処理していたので実感するキャパがなかったのが本音でした。
℃-uteの卒業はたまたま朝4時に目覚めてベッドでネットニュースでみて
尾形春水の卒業は最寄りのホームで師匠から教えてもらい知って呆然と電車に乗った記憶。
案外卒業発表の瞬間って覚えているものなのできっと今回もずっと覚えている気がします。

卒業の理由は納得できたものの、
研修生生活が長かったというのもあり、モーニング娘。やハロプロにもっと長くいるもんだと勝手に思い込んでいた節もあり、「え?もう卒業するの?ハロプロで先頭走ってやり切らなくていいの?」という気持ちもありました。
ただ様々な媒体でやりきった感じも見え隠れしたので何となく私も卒業への覚悟も決まった気がします。


貫いたバースデーイベント

卒業は簡単には受け入れられるものではないものの、
それでも発表後に迎えたバースデーイベントに対して
「これが最後のバースデーイベントだ」と分かって目に焼き付けられたことは良かったと思っています。
これは特に尾形春水の最後のバースデーイベントがそうでなかったことに起因するのですが…。

そんなバースデーイベントですが、
ある意味最後を感じさせない、加賀楓のバースデーイベントを貫いたイベントでした。
ライブが多いという点も然り
ファンを驚かせようとするかわいめの曲
リスペクトする℃-uteの曲
クールな曲、高度な歌唱を求められる曲。
そして映像収録されないことも覚悟しての「楓」と
色んな角度から「自分がファンに魅せたい曲」を披露していました。
最後のイベントという雰囲気を感じさせない、
いつも通りのパフォーマンスを突き詰めたバースデーイベントでした。
そして毎年進化する姿を見せてくれるというのも変わりがなかったです。
5回バースデーイベントを見させていただいたからこそ、パフォーマンスの進化をビシっと感じられました。
そしてみなさんの薔薇。とっても素敵な光景でした。


加賀楓の想いが詰まった卒コン

まずは卒コンの前段階のお話になります。
これまでの愚直な取り組み、ハロプロへの貢献を讃えるかのように
自身の振り付けで焼き直した3曲の動画など
卒コンまでの間にも様々なコンテンツが供給されました。

そして、少しでも卒コンでのパフォーマンス時間を長くしたいという想いを、お手紙の内容をブログで伝えるという方法で時間を作り出し、それを実現したことに
これも、これまでのかえでぃーが果たした貢献へのリスペクトを感じました。

卒コン自体に話を移していこうと思いますが、
まずこの秋ツアーがめちゃめちゃ素晴らしいセットリストでした。
歴代の中でもテンションが上がるライブ映えする曲が並び
各期のデビュー曲をかっこよくメドレーでつなぎ、
モーニング娘。の真骨頂を見せつけるユニット曲もつづく…。
さすが25th ANNIVERSARYツアーだなと感じました。

私は尾形春水卒業時の「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。」が本当に大好きで、思い入れも強くありましたが、そのツアーに匹敵するほど最高のツアーでした。
きっとこのツアーの楽曲は今後も思い入れが深くなると思います。
そんな素晴らしいツアーで卒業できるというのは、かえでぃーオタクにとっても、メンバーにとっても最高のラストランだったのではないかと思いました。
ただでさえ最高のセットリストなのに、卒コンに追加された曲も憎いほど最高のチョイスでした。
あっという間にすぎてしまった楽しすぎるコンサートになりました。
とはいえ、13期のBNM、よこやんのメッセージは胸を打たれましたし
この状況にシンクロしすぎるビビのセリフを用いた、まりあのメッセージには泣いていました。

「Give me 愛」
加賀楓らしい衣装に身を包み、1人で力強くパフォーマンスをする姿。
それを囲む鮮やかすぎるイタリアンレッド。
パフォーマンスを見なきゃと思いつつも、この一面の景色を目に焼き付けていました。
重すぎるとも思えた赤色の継承。それを自分色に染め、
今、まさに最後の瞬間を迎えている中での、この真っ赤な景色は
映像では見られない、今焼き付けなきゃいけない景色に思えました。
そして、パフォーマンスしているかえでぃーを見ながら、かえでぃーを推してきた4年間が走馬灯のように駆け巡り、私は目を潤ませていました。

そして最後に全員と縁のあるポーズをとり
最後にふくちゃんと手を握りあった光景に
今まで一緒に戦った絆を感じずにはいられませんでした。

こんなに素敵な卒コンを用意してもらえるなんて本当に幸せだなと思えました。


私の備忘録

※ここからは完全に私の記録的な要素が高くなりますのでご容赦ください。

この記事の延長線のお話になるかもですが、

今回の卒業にあたっての備忘録を記すにあたっても
自分がかえでぃーオタクの当事者という観点では書けないかなぁと思いました。
とはいえ、まったく現場に行っていない状態ではないので今の心境は記録しておきたいという気持ちにはなりました。
まだ卒業がなければ、この先、何かのきっかけでかえでぃーに会いに行く数が増えたかもしれないです。
ただ、もしかしたら全く行かなくなる可能性もあったかもしれないと思うと、少しでも現場に行っている今の時期だったことに胸を撫でおろした感覚もありました。

それに関連するようにかえでぃーオタクとしてのここ数年は葛藤が多かったように思います。
平井美葉と福田真琳というさらに心を掴んできた人が登場し、
サッカーと含めて、スケジュールを組むのが難易度の高いパズルゲームをしている感覚になりました。
まあ自業自得といえばそうなのですが、予定を埋めることは好きですが、スケジュールを確定するまでのやりくりは今でも毎月苦しんでいます(苦笑)

そして、個人的には
モーニング娘。よりもBEYOOOOONDSやつばきファクトリーの方が観たい、楽しいという気持ちがどうしても大きかった。
するとどうしてもスケジュールの優先度は後回しになっていく。
観たい気持ちはあるけど、行かないという選択が増えていきました。

そして友達が多くなったが故に、色んな考えやスタンスに触れすぎたことで
自分がどうしたいか、ブレてフラフラする期間も長かった気がします。
行かない選択をしているのは自分なのに、その選択がどう見えているか考えてしまうという全く無駄なことを悩んでいたように思います。

そういう葛藤から離れられる。
そして全ての現場に行かないという選択をする前だった。
そういった中での卒業。
ある種ホッとしてしまった自分もいました。

とはいえ、尾形春水卒業から加賀楓を推し始めて、おおよそ4年。
楽しいこといっぱいありましたし、色んな事を知ることができました。
様々なコンサートや現場にも行きました。
ダンスを観ることの楽しさを知りました。
公演後に感想を共有できることの嬉しさを知りました。
どんどんパフォーマンス力を上げる過程を一緒に見守ることができる尊さを感じられました。
そしてどんなに現場の数が少なくなっても、会った時には笑顔で話してくれて、時にイジってくれた友達には感謝ですし、今後とも縁があればうれしいなと思う次第です。
卒コンの「Give me 愛」で、色んな想い出が駆け巡ったこと。赤い景色に心打たれたこと。私の4年はそこに詰まっていた気がします。

さて卒コンからは少しだけ時間が経ちました。
けどふとした瞬間に
脳の中ではあの真っ赤な光景が浮かび、
「Give me 愛」を口ずさんでいる自分がいます。
どんなに色んなコンテンツに飛び回っていたとしても私にとってのかえでぃーは唯一無二だったのだなと改めて感じています。

モーニング娘。を観に行かなくなるかもなぁと思いつつ
30周年の記念ツアーは観たいな。
きっとその時もバチバチにパフォーマンスを突き詰めるモーニング娘。はそこにいるんだろうな。
そしてかえでぃーが残したものもきっと受け継がれていくんだろうな。そんなことを感じています。

そして新たな道に進むかえでぃーの未来が明るいものであり、いつかまた会えることを祈っています。

かえでぃーありがとう。
楽しかったよ!
それでは!(・Д・)ノ