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同人誌は即売会でしか買えないことに価値があった

 昨年末に2年ぶりのコミケ『コミックマーケット99』が開催された。ワクチンやPCR検査の証明、建屋毎の入館制限などなど、かなり厳しい制約があった。しかし、開催できたことは喜ばしいことである。

 もう、しばらく前からだが、同人誌の買い取り業者やネット販売のサイトが隆盛である。コミケ会場では有力な作家を見つけると契約を持ちかける姿がチラホラ見かけた。

 多くの人に本を読んでもらいたい作者からすれば、チャネルが増えることは喜ばしいことだろう。しかし、これは作品の価値を下げることにつながっていないだろうか?

 先日、『書店離れを防ぐ』と題した小さな記事を投稿した。紙の本に価値を持たせるために、販売箇所を絞ることを書いた。現物はリアル店舗で希少価値を持たせては?知られなければ売れない。宣伝はネットを使えばよい。

 書けば昔から皆がやっていたことのようでもあるが、改めて販売戦略を考えなおしても良いのではないだろうか。


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