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医師が断言、「健康情報」を知れば知るほど病気になる!

『人は死なない』『おかげさまで生きる』などのベストセラーで知られる、元東大教授で医師の矢作直樹さん。臨死体験や「あの世」の存在、日本の伝統文化の大切さなどを積極的に発信してきた方ですが、最新刊『「ねばならない」を捨てて生きる』は「ウィズコロナ時代をどう生きるか」がテーマ。あふれかえるモノ、人間関係、健康情報、虚礼などを捨て、よりシンプルに生きるヒントが満載の本書より、一部を抜粋してお届けします。

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コロナを怖がるあまりに……

新型コロナウイルスの影響もあり、大勢の方ができるだけ多くの健康情報を欲しがりますが、多くの健康情報は私たちに必要ありません。

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誤解を怖れずにいえば、健康情報というのは知れば知るほど、その手の情報に関心を寄せて探せば探すほど、病気を引き寄せるかもしれません。

なぜか? 今の自分を否定するからです。今に感謝せず、今を否定し、別の自分(もっといい自分)に執着することで、ネガティブな思い、澱んだ気分、不安や心配といった否定的な感情ばかりを引き寄せるからです。

とくに都市部に住んでいる方々に、強く見られる傾向でしょう。

田舎に比べると便利で快適でハイテクな生活を堪能する一方、自分が病気になるのではないかと怯え、様々な健康情報(食品やサプリや健康法を含む)をあれやこれやと探し求める。その根底にあるのは「不安」です

田舎(過疎地)に行って住民とふれ合う番組がありますが、あれを見ているとわかります。いかに田舎の人が元気かを。彼らは健康とか健康情報なんていうものに関心がないのかもしれません。あれこそ天然の元気です。

東京都の西部に檜原村という都内唯一の村があります。ここの村民を取材したドキュメンタリーを前に見ましたが、「病気になったらどうしますか」と尋ねられて「考えたこともない」と屈託なく笑う高齢者たちが印象的でした。

自分の中にないもの(考えないイメージ)は実現しようもないし、そういうエネルギーは引き寄せません。新型コロナウイルスに関しても、自分ができるだけのことをやれば、あとはいちいち関心を寄せないこと

情報にはよくないもの、捏造されたものが混じります。健康情報を必死に探る時間があるなら、家庭菜園や草むしりでもやりませんか?

「恐怖の伝染」に加担しない

健康情報に執着する人ほど、病気になる可能性が上がると先述しました。

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病気になることが不幸だというわけではありません。そこで初めて、自分の体に感謝することもあるからです。命の大切さを知ることにつながります。

とはいうものの、病気にならないほうが快適でしょう。

そう考えると健康だの不健康だのと執着するのは、やめたほうがいいというのが私の結論です。執着からは不安や恐怖しか生まれません

以前、ある獣医がこんなことを話していました。

「心配性の飼い主のペットほど病気になる」

犬や猫などのペットはいつも飼い主の身近にいます。だから飼い主のエネルギーを正面から受けてしまうのでしょう。ペットに限りません。むしろ人間同士はもっと強くエネルギーを受けます

乱れた粗いエネルギーは広く伝染します。

ウイルス同様に人から人へ軽々と伝播します。ポジティブなこともネガティブなこともイメージが実現するのは、個人が描くイメージがエネルギーの塊だからです。

ちなみにネガティブなイメージのほうが、実現しやすいのも事実です。

エネルギーの伝染、イメージの実現ですが、健康にも影響します。

病気を怖れる余りに健康情報を探そうとすればするほど、その怖れるエネルギーが周囲へと伝染し、大勢の人がその不安なエネルギーに同調します。大勢が同調するとネガティブなイメージが実現しやすくなり、世の中が変化します。

今や生活には欠かせないSNSですが、SNSには「恐怖を伝染させる温床」という一面もあり、十分な注意が必要です。

だからこそ、健康とか不健康とかいう意識を消せばいい

年齢なんてどうでもいいと先述しましたが、体に異変でも起きない限り(そのときは医療機関に相談)、自分オリジナルの生活リズムで好きに生きればいい。

たとえ不安な気持ちを煽るような情報が自分の元に、それこそ洪水のように流れてこようとも「そうですか」と受け流せばいい。そこに同調しないことです。

明日も今日と同じというあたりまえの考えを捨て、今この瞬間を大事にする。嫌なエネルギーを遮断し、気持ちいいエネルギーを取り入れる。

この世で起きることはエネルギーの交換の結果です。もちろんどのエネルギーと交流するかは自分次第です。

どう考え、どう生きるか? すべては自分に決定権があるのです。


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