毎朝1つの雑穀パンが「やせる身体」をつくる #1 キレイぐせがつく体と暮らしのプチおなおし術
ダイエットが続かない、慢性的な肌のトラブル、部屋が片づかない、料理がめんどう……。誰もが抱える、日々の悩み。『キレイぐせがつく体と暮らしのプチおなおし術』は、「雑穀パンを食べる」「咬筋マッサージをする」「大きな声で朗読する」など、悩みを解消するための、小さな習慣が詰まった一冊です。その中から、すぐに試せる習慣をいくつかご紹介しましょう。
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朝こそ炭水化物をとろう
太っていた頃、私はほとんど毎日、朝食抜きの生活をしていました。でも、朝食を食べる日もたまにありました。そんな時の定番は、チョコクロワッサンとかピーチやアプリコットのこんもりのったデニッシュでした。今思えば、そんなバターたっぷり、砂糖ふんだんの菓子パンを朝から食べていたら永遠に痩せられません。
ダイエットがおもしろいように進み始めたのは、私が毎朝、ある食べ物を欠かさなくなったことが要因だと思っています。その“ある食べ物”とは、精白していない一枚の食パンです。例えば、ライ麦、小麦胚芽、玄米、五穀などの入ったもの。
なぜこれらの食パンがダイエットに効くかというと、理由は3つあります。腹持ちがいい、ビタミン、ミネラル分が多いので代謝が上がる、食物繊維が多いのでお腹がすっきり引き締まる、という3点。
でも、食パンは食べるのが面倒くさい！ トーストしなくちゃおいしくないし、バターやマーガリンをつけたらカロリーが高くなってしまうでしょ、とおっしゃる方もいるかもしれませんね。そんな悩みを解決するいい方法があります。
食パンの代わりに丸形パンを買ってくるのです。今はちょっとした雑穀ブームなので、発芽玄米入り、十穀入りなど、さまざまの丸形パンを売っています。ポリ袋に5個くらい入ったものを買ってきたらそのまま冷凍庫に保存。
毎朝、起きてすぐに冷凍庫からパンを一個取り出す習慣をつけます。その後、顔を洗ったり、支度をしているうちにパンはほぼ室温に戻ります。
さてこれから朝食という時に、そのパンをラップして電子レンジで10秒から20秒加熱するとふわふわになります。これに砂糖不使用のジャムをつけると強力なダイエット向き朝食の出来上がり！
朝、パンなどの炭水化物を食べておくと一日が活発に過ごせます。ダイエットには、この「活発に過ごす」ということが不可欠です。筋肉が活発に動くたびにあの憎き体脂肪が少しずつ減っていくのですから。
冷凍パン朝食の習慣は、簡単でおいしいダイエットの近道なのです。
「ピスタチオ」も効果大！
私は何年も前に、ダイエットしてはリバウンドをくり返していたのですが、これは間食の誘惑に負けたからだ、と自分ではっきりわかっています。
ガマンにガマンを続けてやっと1キロ痩せても、たった一個のドーナツで体重はあっさり元どおり。やけになって、お腹いっぱいになるまでドーナツを食べたら、予想以上の体重増で過去最高の数字を記録したことも。
間食にまつわる暗いエピソードを思い出したらキリがありません。
間食大好きの私だから、間食についての研究はかなりまじめに続けてきました。
そんな中、今、おすすめの間食は、実は、ピスタチオなのです。
えーっ！ あのナッツのピスタチオ？ まさか！ ナッツは脂肪が多いから食べちゃいけないんじゃないの？ と詰め寄られそうですが……。
私もそう思っていました。ナッツを食べたら絶対にダイエットできない……と。
けれど、ナッツ類には美容効果の高いビタミンEがずば抜けて多いのは事実。肌の調子が悪い日に、私は、間食でおそるおそるピスタチオを10粒食べてみたのです。すると次の日、体重が増えることはなく、肌がなんとなくいい感じになってきたのでホッとひと安心。
そこで、また、おそるおそるピスタチオを食べてしまいました。しかも20粒も。次の日、またまた体重に悪影響はなく、肌がかなりいい感じになっていたのですっかりピスタチオのとりこになってしまいました。
よい影響は他にもありました。ナッツ類は胃の中でごつごつした感じが残るので、しばらく満腹感が続き、空腹知らずでいられるのです。
というわけで、食べ過ぎなければダイエット中でもピスタチオは大丈夫です。
なぜ、ピスタチオなのかというと、堅い殻をむかなければ食べられないのでパクパク口に放り込めないから。当然、食べる速度がゆっくりになります。少し食べただけで幸せな満腹感に満たされるのです。
ただし、食べる時間は午後4時まで、限度は30粒。それ以上食べるとダイエットの保証はできません。ちなみに、アーモンド、カシューナッツなら12粒まで。
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