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手クセ、足クセに本性が表れる! 人前でこんなしぐさをしていませんか?

仕事も恋愛も、大切なのは人間関係。相手から「また会いたい」と思われてこそ、目標を達成し、夢をかなえることができます。では、どうすれば「また会いたい」と思われる人になれるのか? それを教えてくれるのが、吉原珠央さんの『「また会いたい」と思われる人の38のルール』。著者のデビュー作でもある本書から、今すぐ試せるメソッドをいくつかご紹介します。

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ノーマークだからこそ要注意!

「印象をよくしたい!」ということは、誰もが願っていることです。そしてその際に、顔や姿勢に関しては、わりと強い意識を持っている人が多いです。

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けれども、実は普段あまり意識がいかず、ノーマーク状態の「手癖」「足癖」にこそ、その人の本当の品性が表れるのです。

量販店でカメラを購入しようと思い、販売員の男性と話をしたときのことです。その男性は、私の質問を聞いているときも、また彼が話をしているときも、常にペンをカチャカチャといじっているのです。落ち着きがなく、プロフェッショナルな感じとはほど遠いイメージとなってしまいました。

あるビジネス系講演会のあとの懇親会では、社員に対する自分のマネジメント力の高さを自信満々に語っている経営者の男性の方がいましたが、貧乏ゆすりが止まらないのです。貧乏ゆすりは、心理的に不安定だったり、何かに不安を感じていたりするときに起こる、体からの信号です。

結局、マネジメント力が高いと言っている話の信憑性には疑問を抱きましたし、どこか痛々しい印象さえ持ってしまいました(そもそも自分の力を誇示したがる部分にも問題はあります。能ある鷹は爪を隠すといいますし……)。

それでは、手癖と足癖のNG例を挙げてみましょう。

【手癖のNG例】

ささくれをいじる(不健康で不潔な印象)

爪をかむ(精神的に不安定な印象)

テーブルに肘をつく(無気力、子どもっぽい印象)

ペンやメモなどを常に触る(自信や集中力がない印象)

テーブルでエアピアノを弾く(落ち着きや集中力がない、頭が軽そうな印象)

腕を組む(欲求不満・ストレスを抱え込む体質、器が小さい印象)

手をもむ(古くさく、陰険な印象)

頬杖をつく(依存心が強く、無関心な印象)

【足癖のNG例】

足を大きく開いて座る(威圧的、頑固、知性が低い印象)

貧乏ゆすりをする(精神的に不安定、知性が低い、現状に不満足な印象)

バランスを崩して立つ(不健康、不摂生な印象)

靴を引きずって歩く(横柄で、いい加減な印象)

極端な蟹股、または内股(精神的に不安定、頑固だったり極端に内気な印象)

まずは自分のクセに気づくこと

このようなNG例を挙げてみましたが、あなたは思いあたる癖がありましたか?

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少しの隙もないように爪の先まで神経をいきわたらせるほどの緊張感で生活をすることをすすめているのではありませんから、安心してくださいね。

まずは、自分の体で人から見えている部分が常にどこなのかを感じることです。感じていれば、最低限、NG例になることは防げるからです。「もしかしたら、見えているかもしれない」と疑念を持って人と接していれば、大きな失態を起こさずにすむでしょう。

私の仕事は、プレゼンテーションのコンサルティングがメインですので、プロの講演者や教師、講師の方へもアドバイスをさせていただくことがあります。すると、プロとして活躍されていたり、キャリアが長い人にでも、5つくらいは、改善すべき点が見つかるものです。

それだけ、自分のことは自分ではなかなか見えていないのです。改善する前に、まず自分の癖を分析してみましょう。そして、改善すべき癖があったら、「あ~、今日気がついてよかった。これから恥をかくことはなくなってラッキーだ」と思えばいいのです。

10個見つかった人は、いきなり10個を改善しようとするのでなく、10個のうち、まず1個の癖に気をつけるところからスタートします。1個に対する意識が深まれば、自然とそれに付随するほかの癖も見えてきますから。

自分に不要と思う印象を与えてしまう癖は、もう追い払ってしまいましょう!