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知らないうちに口にしている?「意外に失礼な言葉」ベスト10

仕事も恋愛も、大切なのは人間関係。相手から「また会いたい」と思われてこそ、目標を達成し、夢をかなえることができます。では、どうすれば「また会いたい」と思われる人になれるのか? それを教えてくれるのが、吉原珠央さんの『「また会いたい」と思われる人の38のルール』。著者のデビュー作でもある本書から、今すぐ試せるメソッドをいくつかご紹介します。

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何げなく私たちが使っている言葉の中には、相手に対して「よく考えると非常に失礼」だったり、「よく考えなくてもかなり失礼」だと思われるものが、実はたくさんあります。一度それらを整理して、見直してみましょう。もしかしたら、あなたが多用している言葉があるかもしれません。

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(1)「暇なときに電話するね」「暇だからその日は大丈夫」「暇があったらまた会おうね」

「暇」なときにしか、その相手には時間を取る価値がないという意味にも取れてしまいます。たとえば、「ぜひ時間を見つけて連絡させていただくね」「ぜひまた時間を合わせて会いましょう」などという言い方のほうがスマートです。

(2)「わざわざ」

気持ちをこめて言えれば問題はありませんが、大して気持ちをこめずにあっさりと言ってしまうと、恩着せがましく聞こえたり、嫌味に取られたりすることもあります。

したがって、言い方に抑揚をつけて「わざわざ+お忙しい中、お足元の悪い中」など、状況に合わせた気遣いの言葉をプラスすると、一層心のこもった表現となります。

(3)「コーヒーでいいです」

「~でいいです」という言い方は、「ほかに選びたいものがないから仕方なく妥協する」というような横柄なニュアンスが感じられます。ですから、「~をお願いします」という言い方にしてみると、自然で品もあります。言い方をほんの少し変えるだけでニュアンスはガラッと変わるのです。

(4)「っていうか」

たとえ相手の意見に賛成できなかったり、内容が間違っていたとしても、極力使いたくない、品のない言葉です。「っていうか」を使うと甘えん坊、稚拙、言葉知らず、利己的で感情的な印象を与えてしまいますから要注意。

まずは「なるほど」「そういうご意見をお持ちなんですね」などといった肯定の言葉を伝えてから、自分の意見を言うようにすると余裕が感じられます。さらに、否定されるよりも肯定されたほうが、そのあとのコミュニケーションの空気がクリアになります。

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(5)「こだわりはないので、どちらでもいいです(何でもいいです)」

たとえば友人や同僚、上司からの旅行や出張などのお土産、2種類の中からどちらかを選ぶケースはよくあるでしょう。「どちらでもいいです」という回答は、言っている本人からしたら気を遣っているつもりでも、買ってきた側からすると「どちらにも特別な興味はない」と受け取られかねません。

こういうときは「うわ~、どちらも素敵で迷ってしまいます」「この選択は贅沢ですね」というふうに、2つのものが「すばらしすぎて決められない」というニュアンスを伝えると喜ばれます。

(6)「雰囲気が変わりましたね」

聞いたほうとしては、「どう変わったの?」ということが気になって仕方がありません。

ですから、「雰囲気が変わりましたね」というのは、具体的にどこが変わったのかポジティブに伝えられるとき(人についてであれば若々しい、はつらつとしている、エレガントなど。インテリアについてであれば、広く感じる、明るくなった、開放感があるなど)に限るのが無難です。

たとえば、髪を短く切った人がいたら、「雰囲気がより明るくなりましたね」などと伝えてあげるといいでしょう。単に「雰囲気が変わりましたね」だけだと、聞いたほうは「似合っていないのかな?」と不安になってしまいます。

もし、全体の雰囲気がマイナス方向に変わったのなら(疲れて見える、老けて見えるなど)、「最近はお忙しかったですか?」「お変わりはございませんでしたか?」など、相手が自由に答えられるような質問に切り替えたほうが親切です。

(7)「今日はきれいですね」「昔は美しかったんですね」

「今日は」「昔は」に限定してしまうと、「いつも、または、今はきれいではなかったのか?」と受け取られてしまいます。

ですから「今日はいつにも増してきれいですね」「昔から美しいんですね」と、ほめているその瞬間がベストだけれども、「あなたはこれまでも(または現在も)『きれいの高レベル』に位置していることを認めていますよ」という意味を出してあげられるとスマートです。

(続きは本書にて!)


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