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なぜ2つの文章の型をマスターすべきなの?

こんにちは。どっしり文章力アップ講座の担当のこうめいです。

どっしり塾ではいろんな能力を発揮するために必要な力は「国語力」だと考えています。

そのため、大人の国語塾をはじめとした授業を開講しているわけですが、その中の一つが文章力アップ講座という授業になります。

この授業では、文章を書く訓練を通じてコミュニケーション力を上げていくという授業で、私が小中学生の作文が苦手な子やコミュニケーションが苦手な子たちにやっていた授業の「大人向けバージョン」です。

文章力のアップは商売などにも生きてきますので一緒に学んでいただけたら嬉しいです。

それでは今日の本題です。

文章には2タイプの文章の作り方があります。

一つは、伝えたいことを論理的にわかりやすく伝えるための「小論文型文章」、そしてもう一つは感情を伝えるための「物語文型の文章」です。

他にもいろんな文章の書き方あるんですが、それは文章を書くのが得意な人のためのもので、苦手な人は基本この型にはめて書くことからマスターしていくのがおすすめです。

何事も守破離というものがあって、最初は苦手なら型にはめるところから始めるのがセオリーになります。

そして普段からサラッと基本形の文章が書けるようになったら、遊び心やオリジナリティーを入れて文章を書いていけばいいんですね。

料理なんかでも、初心者はレシピ通りに作るところから始めませんか?そうしてだんだん上手になってくるわけなんです。

ところがなぜか料理が苦手な人ほど、レシピを無視してアレンジを加えます(笑)カレーにコーヒーとか入れちゃうんですよね。ガッツリと(汗)

だからまずは自分の文章としては楽しくないかもしれませんが、一定の型にはめて書く練習をして、マスターしてみましょう。

ところで先ほどの文章の型の2つですが、先ほどもサラッと書きましたが、その目的によって型を正しく選ぶ必要があります。

例えば、会社の書類などで何かを伝えたいときは「小論文型」の文章の作り方を参考に作ればいいです。

そうすることで、しっかりあなたが何を伝えたいか?ということが相手に伝わるので、文章が役割をきちんと果たしてくれます。

その一方、お客さんや会社の上司に物語型で文章を書いてしまうと、「イライライラ!!」とされてしまいます。

物語型は感情を高ぶらせて、相手に興味を持たせることはできますが、結論や伝えたいことは見つけにくくなってしまう。つまり伝わりにくくなる特徴があるんですね。

だから、上司などからすれば知りたい結末がどこにあるかわからない。ということで、伝わらない文章になってしまうんです。

では、実際に書いて比べてみますね。

どっしり塾では現在「売上アップ」のための文章力アップ講座を開講しています。なぜなら、文章力というのはお客さんに伝える力であり、伝える力が強い人ほどお客さんの心に言葉を正確に届けることができると考えるからです。

小論文型文章 事例

私は学習塾で働いているときに子供たちに毎日「今日は学校どうだった?」と聞くようにしていました。ところがそんな日々を過ごしているとあることに気が付きます。成績がいい子ほどしっかり文章で会話し、成績が伸び悩んでいる子ほど単語だけで会話をしていることに気が付いたんです。これは衝撃的でした。なぜなら……

物語型文章 事例

どうですか?

一瞬、違うことを書こうとしているように見えるかもしれませんが、実は同じく「文章力アップ講座をやるよ」ということを伝えようとして文章を作っています。

小論文型文章は、伝えたいことから「感情」や「事例」をなるべく省き、伝えたい事実を的確に伝えながら書いていくのでシンプルかつ短く収まります。

ただ、そこに感情やイメージは沸きにくく読み手の感情は動きにくいんです。

一方の物語型の文章というのは「事例」や「感情」などを多く入れるので、文章は長くなりがちです。

その一方、状況のイメージは沸きやすくなります。

そういう特徴があるので、ビジネスの社会では「小論文型の文章」が求められる開講になっているんですね。

ならばビジネスの世界では、ほぼ「小論文型文章」を書けばいいことになるのでこれだけをマスターすればいいじゃん。と思っちゃうかもしれません。

でも、会社や仕事で物語文を求められる時があるんですよ。

それがプレゼンです。

資料はわかりやすくシンプルにが大事ですが、それを使って商品を買いたくなったり、実際にその資料に書いてあることにチャレンジしたくはなりません。

なぜなら小論文型文章はわかりやすいだけで、聞き手・読み手の心に何も響かない形になっているからです。

みなさんも典型的な小論文型の文章である教科書を読んで「心めっちゃ打たれたわ」って記憶あまりないんじゃないですか?

国語や道徳の教科者はダメですよ。

社会の教科書とか、理科や家庭科や技術なんかの教科書です。感動しませんよね?

でも、そこに先生がするプレゼン。つまり授業で、物語型文章を発動することで心が動かされて記憶に残りやすくなっているんです。

「ナポレオンは実はロバに乗って白馬にまたがっている絵をかいてもらったらしいよ」といった物語型の文章を加えると、それまでのただの文字の一つでしかなかったナポレオンの存在が急に身近な存在になるわけです。

つまり私たちは、わかりやすく伝えるための「小論文型文章」と、読み手の心を動かし行動させる「物語型文章」の両方を上手に組み合わせ使い分けなければ、ビジネスがうまくいかないわけなんですね。

私の『どっしり文章力アップ講座』は、この2つの型をかけるようにするだけでなく、その使い方も学ぶことでしっかりと伝える力を鍛え上げていく授業になってます。

これからnoteでも、授業を行っていきますのでよかったらご覧ください。

文章で文章力アップ講座をやるのは、恥ずかしい面もあるんですが、そこは私も頑張って乗り越えて授業をしますのでよろしくお願いします。

ということで今日はここまで


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