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【第5回】なぜ「信じれば夢は叶う」は実現しないのか?

こんばんは。どっしり塾のこうめいです。

さて、久しぶりになってしまいましたが、メルマガ配信やっていきますね。よろしくお願いします。

お盆の時期が無事終わり私もちょっとだけ時間のゆとりができてきました。ありがたいことに、私もしっかりお坊さんとして覚えてもらえ、ちょっとそちらに時間をとられることが増えてきていました。

そんな環境に甘えてどっしり塾の配信などが、どうしても後回しになってしまいがちでしたが、とりあえず今日無事に「どっしり文章力アップ講座」の授業テキストをnoteに公開し終わりました。

これから開催していく授業それぞれのテキストを、ドンドンnoteにて公開して、それを見て興味を持ってくれた人たちが、授業に参加して実践練習をしてくれる。

そんな流れを作っていければと思ってます。

ちなみに文章力アップ講座は、毎月15日(ただし、お盆と月・木は休講)に開催します。

ここで文章の書き方を訓練して、ブログやHPなどを中心に発信することが楽しくなる。そんな未来を手に入れてもらえると嬉しいなと思います。

ということで文章力アップ講座の記事をまとめ目次記事を、今回は皆さんにお届けしておきますね。

よかったら感想・アドバイスなどもいただければ嬉しいです。

さて、ということで今日はいきなり本題に入りましょう。「なぜ「信じれば夢は叶う」は実現しないのか?」という話をしますね。

先に一つ説明すると、

今回のタイトル最初は「なぜ神仏はあなたの願いを叶えないのか?」にしようと思ったんですが、なんか過激すぎる気がしたので(笑)タイトルを今回のに変えました。

なんで、最初の方はそのタイトルをもとに書いていたので、いきなり神社参りの話から始まってますが、これはその影響なのでその点ご了承ください。

では、まいります。

勘違いを恐れずに言うのであれば、神社参りをしました。お寺参りをしました。だけで、何か願いが叶うことはありませんよね?

もしそれだけで願いが叶うというのであれば、極論、どれだけ多く神社にお参りに行ったのかとか、どれだけ多くお賽銭をあげたのかとかいうことで、神様や仏さんが人に成果を与えることになります。

これはちょっとおかしいなと感じるんじゃないでしょうか?

一つ昔話を話します。

東晋の僧に慧遠という方がいらっしゃいました。

この方のところにある将軍が訪れ、祈祷をお願いしたそうです。「戦争の指揮を執ることになったので勝利の祈願をしてほしい」と。

そこで東晋の僧の慧遠は、祈祷が終わってからこう将軍に告げたそうです。「今の祈祷はあなたの勝利を願った。と同時に、相手の将軍の武運長久の祈った。あなたはこれを忘れないでください」と

もちろん祈祷のお金を払ったのは自分なのに、相手の将軍の無事も祈るなんてと将軍は怒ったそうですが、しばらくして何かを感じたのか?合掌して帰っていったそうです。

あなたはこの話を聞いてどう感じますか?

我々はつい何かを目指すときに、相手が不幸になってくれれば自分が幸せになれるという思いで、神仏に何かを願ってしまいがちです。

でも、そんな独りよがりの願いに、神仏が答えることは基本ありません。

ではなぜ祈るのかというと、そうすることで自分の心から不安などの感情が取り払われ、全力でその問題解決に向き合うことができるから。

相手の不幸や相手の失敗を願っている時点で、心の奥底には「自分への不信感」が眠っていると言えます。

だから相手の不幸を願ったところで、自分の不安は払しょくされないので願いが叶いにくくなるわけです。

あるいは祈祷をしたことで自分はすごい力が手に入ったと、傲慢になって失敗をする未来が見えてきます。

そう考えていけば、お互いに全力を尽くして戦い、そのうえで自分がいい結果をつかみとるんだ。と覚悟を決めた方がいい結果に恵まれやすいと思いませんか?

都合のいい時にだけ都合よく何かを利用する。これでは私はいい結果は、なかなか出ないと思っています。

普段からいろんなものに感謝しながら、そのうえで戦わなければならない時は相手がベストを出せたとしてもそれに勝つんだ!という心を持った人だけが、背中を押してもらえるのかもしれませんね。

私の好きな漫画の『3月のライオン』という将棋マンガにこんな言葉があります。

「信じれば夢は叶う」それは多分本当だ。
但し 一文が抜けている「信じて努力を続ければ夢を叶う」これが正解だ。
さらに言えば 信じて「他のライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければ 
ある程度迄の夢は、かなりの確率で」叶うだ

『3月のライオン』7巻より

何でも信じることや願うことは大事です。でも、その願った先に自分を信じて努力や工夫を重ねて、行動しなければどんなものも引き寄せられません。

人生はみんなそうです。自分はいずれ大物になるんだ。と、占いを信じて行動しない。そういう人が大物になれますか?

私はなれないと思います。

信じるというのは自分が全力でがむしゃらに取り組める。そんな状況を長いこと維持することができる原動力になります。でも、信じているだけでは傲慢な人間にしかなれません。

だけれども信じる心を失っては、何かに祈る心を忘れてしまっては、それは前に進む原動力を失うことにもなります。

だから両方がしっかりバランスが取れた状態を、しっかり維持できるように自分を律していくことが大事になるわけですね。

私はその先にこそ「信じれば夢は叶う」があると思うんですが、あなたはどう思いますか?

ということで今日はここまで。

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