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土下座要求!?必要以上に被害者ぶって過剰要求するテイカーに負けないギバーになる!

こんにちは。ギバー型経営者のためのカルチャースクール!どっしり塾のこうめいです。

最近災害が続き、ただただ生きていくのがなかなかに大変だということを思い知らされることが増えてきていますよね。

ところで残念なことなんですが、こういう非常事態の時に程、その人の本性が表に出てきやすいなんてよく言われます。

例えば、今年の元旦に発生した石川県の能登の地震では、能登の人たちを助けようとする人たちがたくさんいる中で自分の承認欲求を満たすために自分が被害者のふりをしてTwitterに投稿している人もいました。

人の不幸をチャンスととらえる人も残念ながら多く、大変な時に自分の売名のために石川に乗り込む人たちもいて問題になりましたよね。

さて、私は皆さんに人生を考えるうえで一つ参考にしてほしい本として、GIVE&TAKEという本を推薦しています。

この本の中で人というのは3つのタイプに分けられると書かれています。

  1. 自分より相手の利益を優先するギバー

  2. 相手より自分の利益を優先するテイカー

  3. 両方のバランスを取ろうとするマッチャー

世の中で最も損をするのはギバーといわれていました。それは、テイカーに奪われて利用されて人生を終えてしまう人が多かったからです。

それがおかしいと、怒りの声を上げてテイカーを懲らしめる人たちがマッチャーと呼ばれるWIN‐WINを大事にする人たちでした。

でも面白いことにこの本によると、一番成功して幸せになっているのはある条件を満たしたギバーだったということが書いてある本なんですね。

その条件というのが、『自分の周りの近しい人を大事にできる?』かどうかなんです。

例えば、ギバー型のお父ちゃんが高校のそれほど仲も良くなかった友人に「連帯保証人になってくれ」と頼まれたとしましょう。

普通のギバーだったら悩んだ結果受けてしまうことが多いです。その一方『自分の周りの近しい人も大事にできる』ギバーは、これを断る可能性もあります。

違いは、普通のギバーは、目の前の人に喜んでほしい。苦しんでいるのから解放してあげたい。という自分と連帯保証を申し込んできた友人?しか見えていない状態で判断をしてしまっています。

もう一方の『自分の周りの近しい人も大事にできる』ギバーは、自分が連帯保証人になることで家族やもっと仲の良い友人、仕事仲間など傷ついたり苦しめるかもしれない人の顔まで思い浮かべてから判断をしているんですね。

だから前者は騙され、後者は成功する可能性が高いんです。

ギバーは自分の痛みに鈍感ですが、それを自分の身近な人にも押し付ける悪い癖があります。教育機関や介護施設など、塾長や所長さんがギバーだからといって利益にならない無理難題を外部に頼まれて、それを現場の職員に押し付けるということよくあるんですよね。

そういう自己犠牲型のギバーになってしまうと、結果としていろんな人を不幸にするのでそこから抜け出さなければならないんです。

一方の自分の身近な人の幸せを優先して考えられるギバーは、他者志向型といって『家族を不幸にしない』『従業員を不幸にしない』というのを一番に考えている生き方なので味方がどんどん増えていくので、成功していくことが多いんです。

だから実際は、

  1. 自己犠牲型のギバー(相手最優先)

  2. テイカー(自分が何よりも大事)

  3. マッチャー(損はしないしさせたくない)

  4. 他者志向型のギバー(相手の中でも自分の大切な人を特に優先)

という4タイプに分かれるわけなんです。そして私たちがあなたに目指してほしいのは、この4番目のタイプのギバー。だからそういう生き方を目指すうえでのアドバイスをこれからしていければと思ってます。

前置きが長くなりましたが、人は追い込まれると本性が出やすくなるとよく言いますが、先ほど話した通り災害にもテイカーがわんさか現れます。

そしてテイカーは、人の善意に付け込んでくるのであなたが自己犠牲型のギバーのままであれば、災害に加えてテイカーからの人災までくらうことになってしまうんです。

その被害は被災した人もそれを救おうとしている人も同じ。最近は善意に付け込んだ募金詐欺などもありますからね。

私たちは、こういう時にこそ他者志向のギバーとしてテイカー行為をする人にNO!としっかり主張し、困っている人に何か自分のできる範囲の協力をさせてもらえるように動かなければですよね。

もちろん自己犠牲はダメ!自分が生活ができないのに、善意でほかの人に全財産寄付したとかそういうことはしたらダメですよ。

ともに幸せになる。というのが正しい考え方で、自己犠牲の上で他者の幸せを願うのは間違った親切心ですので、そこは忘れないようにしましょう。

さてさて、それでは今日の本題に入ります(笑)

ここまでのは何だったのとか、突っ込みはなしでお願いします。

先ほど古い話でしたが、宅配業の方が配達に遅れたことに腹を立て土下座をさせた事件。というのを目にしました。

これの情報の出所が確かではないのであくまでも仮にそんなことがあったと想定して話をし進めますが、テイカーのお客さんと自己犠牲型ギバーの配達員さんだったのかなって想像がつきます。

今回の件に限らずですが、テイカー化している人は基本自分の損得で動きます。

だからよく聞く、デートとかで相手の女性には丁寧に接しているのに、店員さんには横柄な態度をとる……おっと、暴言が出そうだった(笑)テイカーがいますよね。

なんでテイカーってわかるかっていうと、『デートの相手からは親切にすると見返りがある』『店員は自分からお金を奪うやつら』とみているのがわかるからです。

これも店のオーナーが自分の取引先の社長だと、いっぺんに態度を変えるのがテイカー(笑)

もちろんテイカーの全員がこんな態度をとるわけでありません。『店員さんに親切にした方が印象がいい』と学んだテイカーは得になるので店員さんに親切にします。

今回の配達員さんへの土下座要求も、『自分が被害者だという強い立場を手に入れたことで加害者である配達員さんに土下座をさせ支配下に置こう』としているわけです。

もちろん私も法律家でしたので、損害が生じたことには正当な手段で損害の賠償を求められることは知ってますが、土下座はただのいやがらせです。

あなたももしかすると、こういうテイカーなお客さんに過剰な要求をされることがあるかもしれません。

でも、そんな時は、正当な部分は謝罪しながらも過剰な部分は毅然とNO!と跳ねのけましょう。

彼らの大半はあなたがカンタンに屈しないとわかると、これ以上ごねるのは自分の損になると判断し下がることが多いです。

もちろん中にはプライドが高く、引くに引けずに暴走する人もいますが、言いなりになることはプラスにはなりません。

とはいえ、頭ごなしに相手のプライドをつぶすのだとテイカーはより怒り出すので、相手の意見を尊重しているよという姿勢を見せながら「そこは受け入れられない」という毅然とした態度をとる。

そういう難しいことを求められるかと思います。もし時間が許すのであれば一呼吸おいて、慌てずに私にでもいいのでメッセージを送ってきて相談していただければ嬉しいなと思います。

noteで可能な限りアドバイスさせていただきますよ。

ということで今日はここまで。

玄徳庵(こうめいのコンサル会社)では、あなたの夢を実現する目標達成コンサルを開講しています。もちろんここで目指すのも『幸せになれるギバー』ですので、よかったら会員登録して相談に来てくださいね


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