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ご遺族との面談は、継続するかもしれないし、今回限りかもしれないし、いつか又かもしれない。 その場で発した言葉に後で後悔する事もしばしばですが、決して取り繕いや嘘や誤魔化しは無いのです。 "私"なのです。
「ガロ」というグループが昔から好きでした！ グループは解散し、今でいう"推し"だったマーク(堀内護)も亡くなりました。 彼がソロになって出したアルバムの中の「僕は死なないだろう」という曲の歌詞に「死にたいと思う時もあるよ すべてはそれで終わるよ」と有ります。 でも遺族にとって、すべてはそこから始まり、 なくした人との対話が始まると思うのです。
夫が亡くなってから間もなく17年… 夫について思い出したり考えたりすることが、少なくなって来ました。 胸をえぐられるような痛みも薄まりました。 いわゆる"時薬"だとすれば、少し寂しくも有りますが、今は心や体の奥底にへばりついている感覚でいます。
ご遺族のお話を聴かせて頂いていると、本当に人それぞれだと感じます。 ただ「人それぞれ」というのは、無責任なような、逃げているような気がしてしまいます。 それでも、その「人それぞれ」の語りに私なりに向き合っていくしか無いと思っています。
大切な人をなくすということ… 本当は、無かった方が良かったかもしれないけれど、なくした人のお陰で、出会いが有り、考え方や、自分の世界が広がったことは確かです。 お陰だなんて、考えられない方も勿論おられるでしょう。 正解は有りません。
16年間で、初めてかもしれません… しんどさから「お父さん(亡夫)助けて」と口にしていました。 そういえば、お子さんをなくされた方に「○○ちゃんが、守ってくれる」と言った時「子どもはね、死んでも守ってくれる存在じゃ無くて、守る存在」と話して下さいました。 なくした人との繋がり方は、ひとりひとり違うことを改めて教えられました。
もうすぐ夫の誕生日🎂 生きていれば68歳…どんな感じになっていたか想像するしかないのですが、浮かんで来ません。 命日とは違った想いがあります。 今日大切な人をなくされた方と、少しお話しが出来ました。 涙され「お話しが出来て良かった」と言って下さいました。 こちらこそ聴かせて頂き有難うございます… です。
兵庫県の【R4年度民間団体による自殺予防活動支援補助事業】の補助金をお陰様で頂ける事になりました。 今年度も続けていけそうです。 「自殺予防」という文字は、自死遺族としては、胸が痛いです。 予防出来なかったのですから… でも遺族サポートという活動としては、ご遺族が追い詰められる事の無いように、少しは関わらせて頂けていると思っています。
会の個別面談に来て下さるご遺族は、継続して参加されたり、一回限りだったり、間を空けてだったりと様々です。 遺族会への参加がどんなに勇気がいる事なのか、経験した私は知っています。 パンフレットを大事に持ち続け、やっとの思いで出かけたあの日を忘れません。 だから"良く来て下さいました"とお迎えします。 「虹玉の会」は大切な人をなくしたあなたを お待ちしています。
